WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/11/26
公開日: 2021/06/07
最新のシマノのフロントクランクで採用されている規格が「ホローテック2」。上位グレードのフロントクランクへのアップグレードでは避けて通れない「ホローテック2」の取り付け・整備に必要な専用工具をまとめました。
この記事の目次
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シマノのホローテック2は、BBとフロントクランクに関する規格です。
BBとフロントクランクは同じ規格でないと組み込めないため、フロントクランク、BBのどちらかがホローテック2規格であるということなく、どちらかがホローテック2なら、片方も必ずホローテック2規格になります。
ホローテック2は特殊な規格なので、一般用の工具で作業できるのはクランクボルトくらいで、それ以外の箇所は専用工具がないと作業ができません。
ホローテック2の専用工具には2種類あります。
それぞれ使う箇所が違います。
クランクだけを外す作業であれば、(1)の「クランクキャップの専用工具」だけで問題ありません。クランクキャップが外せれば、アーレンキーとゴムハンマーでクランクを外せます。
クランクの取り外しは、チェーンリングの交換やクランクの清掃など意外と機会があるので、通販で300円くらいで売られているシマノの専用工具を一つ持っておいても損はないでしょう。
SHIMANO (シマノ) ホローテックII クランク取付工具 TL-FC16
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | クランク |
材質 | 樹脂 |
また、ホローテック2のクランクからホローテック2のクランクへの交換をする場合も、BBは同じ規格なのでそのまま使える可能性が高いので、クランクキャップの専用工具だけでフロントクランクの交換ができます。
ちなみに、もしクランクキャップがついていなければ、通常のアーレンキーだけで取り外し・取り付けが可能ですが、製品の耐久性に問題が生じる可能性もあるので、対応するクランクキャップを購入するようにしましょう。
BBを外す・取り付ける場合は、
というステップをどうしても踏む必要があるため、(1)クランクキャップの専用工具と、(2)BBの専用工具の両方が必要です(取り付ける際も同じです)。BBを交換する、もしくはクランクの交換に際して互換性の問題でBBも同時に交換する必要があるのであれば、両方の工具を用意しましょう。
SHIMANO (シマノ) ホローテックII BBユニット取付工具 TL-FC32
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | BB |
材質 | スチール |
値段は高くなりますが、両方に対応した2 in 1の工具も便利です。
SHIMANO (シマノ) ホローテックII BBユニット取付工具 TL-FC33
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | クランク、BB |
材質 | スチール |
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同じシマノ・ホローテック2のBBでも、製品によっては同じ口径ではないケースがあり、その場合はアダプタを噛ませて使うことになります。
シマノの純正ホローテック2工具を使えば問題ありませんが、サードパーティの互換品だとアダプタが工具にハマらないというケースもあるので注意が必要です。
SHIMANO (シマノ) ホローテックII BB取付工具アダプター TL-FC25
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | BB |
備考 | SM-BBR60用 |
現在のロードバイク・クロスバイクのBBがホローテック2ではない規格の場合は、「まずはいま装着されているクランク・BBを外す」必要があります。つまり、現状のクランク・BBを外す工具と、ホローテック2専用工具の両方が必要になります。
ホローテック2が取り付けできるフレームについているBBは、ミドルグレード以下ではスクエアタイプが多く稀にオクタリンクがありますが、その場合は8mmのアーレンキー、コッタレス抜きとBBリムーバーの3つが必要です。
SHIMANO (シマノ) コッタレスクランク専用工具 TL-FC10
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | コッタレスクランク |
対応パーツ | クランク |
備考 | オクタリンクの場合はTL-FC15が必要 |
8mmのアーレンキーは一般向け工具セットだと入っていないことが多いので、追加で購入する必要があります。
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先ほど見た通り、ホローテック2以外のクランク・BBからホローテック2へと交換する際、両方の工具が必要になるため、シマノの純正工具で揃えようとすると、工具の費用だけでも5,000円くらいかかります。
クランク・BBの清掃・整備を普段からしっかりやろうと思っている方は買っても問題ないですが、クランク・BBは他のパーツよりも交換頻度が低いパーツなので、数回しか使わないのであれば、専門店で工賃を払ったほうが安上がりになる場合もあります。
どちらにするかは、工具の料金とお近くの専門店の工賃を比較して決めると良いでしょう。
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ホローテックII規格に合っている工具であれば、シマノ純正で使うことができます。
ただし、工具はメーカーによって精度が異なり、シマノと同等、それ以上の工具もあれば、精度が低い工具もあります。
精度が低い工具の場合、BBの溝を舐めてしまうこともあり、なるべき精度が高い、信頼ができるメーカーの工具を使うべきです。
シマノ・ホローテック2の規格はかなり特殊なため、一般的な工具で代用することはできません。仮に似たような規格の工具だったとしても、シマノ・ホローテック2規格に対応した工具でない場合はネジ山を舐めてしまうリスクもあります。
特にBBは、しっかりと噛み合わない工具を使うと簡単にネジ山を舐めてしまうため、専用工具を使うべきです。
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | クランク |
材質 | 樹脂 |
メーカー | シマノ |
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規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | BB |
材質 | スチール |
メーカー | シマノ |
---|---|
規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | クランク、BB |
材質 | スチール |
メーカー | シマノ |
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規格 | ホローテック2 |
対応パーツ | BB |
備考 | SM-BBR60用 |
メーカー | シマノ |
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規格 | コッタレスクランク |
対応パーツ | クランク |
備考 | オクタリンクの場合はTL-FC15が必要 |
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