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ロードバイクでの事故時に背中を守る!背面プロテクターまとめ
公開日: 2020/10/19
ロードバイクでの事故時に背中を守る、背面プロテクターのメリットとロードバイクで使えるプロテクターの種類をまとめました。
この記事の目次
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なぜ背中を守るのか
背骨の損傷はそのまま重大な後遺症に繋がる
人間の身体のうち、背骨には重要な神経が多く通っています。特に、背骨には下半身をコントロールする神経が多いので、損傷すると下半身不随になったり、重大な後遺症を残すことになります。
ロードバイクに限らず、公道を走る二輪車は、四輪車と違って車体に囲まれていませんので、事故の衝撃を細い車体とライダーの身体で受け止めることになります。
ロードバイクでの転倒で、背骨を痛めるケースは多くないのかもしれませんが、
- 転倒した時に背中で自動車にぶつかった
- 自動車に飛ばされて背中から地面に落ちた
- 転んで電柱や縁石、ガードレールなどに背骨からぶつかった
など、ちょっと考えただけでも背骨を痛める事故がイメージできます。
ロードバイクではない自転車なら安全なのか?
自転車ではロードバイクでの事故がピックアップされることが多いですが、リスクとしては車道を走ればママチャリでも電動アシスト自転車でも同じです。
日本では長い間「自転車は車道ではなく歩道を走る」という風習があり、さらに日本での自転車と言えばスピードのあまり出ないシティサイクルがほとんどだったため、車道よりも物理的に守られている歩道を走ることが多い自転車での事故をあまり目にしないのかもしれません。
現在では自転車が歩道で歩行者に対する事故を起こすケースも増えてきており、徐々に「自転車は車道と」いう流れになっています。しかし、車道側には自転車専用レーンなどの「自転車のためのスペース」はないため、巻き込み事故などが発生しやすい状況になっています。
車道を走る際にどれくらいのグレードのプロテクターが必要か?
ロードバイクで走る場所によって異なりますが、都市部の幹線道路の車道を走るようであれば、ロードバイクで交通事故に巻き込まれた際の衝撃は、オートバイと同じレベルと思っておいた方が良いでしょう。
- 自動車が速度を落とさず左折して巻き込まれた
- 対向車速度を落とさず右折してきた
- 前の自動車が急停止して後ろに突っ込んで前転飛ばされた
など、自動車を巻き込んだ事故は大怪我に繋がります。
たとえ、こちらが20km/hほどしか出してなくても、自動車が60km/hで突っ込んでくれば同じです。
一方で、地方の山道やサイクリングロードを走る場合は、自動車などからのもらい事故よりも、落車などの自損事故のが多いため、レースでなければオートバイグレードのものは不要かもしれません。
ロードバイクで使える背面プロテクター
プロテクター付きリュック
ロードバイク専用のものはほとんどありませんが、最近バイクライダーの間では「胸プロテクター」や「背面プロテクター」が普及いていることもあって、様々なタイプの耐衝撃リュックが発売されています。
有名なところでは、Point65のBoblbeeシリーズなどがあります。Boblbeeシリーズなら、重量はありますが、専用プロテクター並みの耐衝撃性があり、しかも普通のリュックの同じ感覚で手軽に使えます。
専用プロテクター
ロードバイク専用というよりは、バイク用やスキー用などのものを流用することになります。オートバイ用のプロテクターは、60km/hでぶつかられても背骨は大丈夫だったいうレビューもあるくらいですので安心感が違います。
クルマ通りの多い道路を自転車通勤で走る際などは、事故に巻き込まれる可能性が高くなりますので、オートバイ用の背面プロテクターを装着しておくと安心です。
ロードバイクでの事故時に背中を守る背面プロテクターのメリットと種類を見てきました。
ロードバイクでは、
- 背中に汗をかきたくない
- 見た目がダサい
- 肩が疲れる
などの理由で、背中に何も背負わない風潮がありますが、道路が封鎖されるレースでは良いですが、公道を走る際には、そういったデメリットよりも、後遺症が残る大怪我を防げるメリットの方が大きくなります。
事故にあって後悔する前に、背中を守る方法をしっかりと考えておきましょう。