WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2022/11/01
自転車ホイールの規格の一つである「ASTM規格」とは何か。ホイールを選ぶ際に注意すべきポイントをまとめました。
この記事の目次
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ホイールのASTM規格とは、世界最大の国際標準化・規格設定機関「ASTM(America Society for Testing and Materials)」が定めた規格のことを指します。
日本ではあまり馴染みがないホイールのASTM規格ですが、エクストリームスポーツが盛んな海外では、ホイール選びの際に重要視される規格です。
ホイールのASTM規格は「使用する状態・道(Condition)」に合わせて、5つのコンディション分けがされています。
ASTMコンディション | 走行路 | メモ |
---|---|---|
CONDITION1 | 舗装路 | ほとんどのロード用ホイール |
CONDITION2 | 舗装路+綺麗な砂利道 | 一部のロード用ホイールとグラベルホイール |
CONDITION3 | 荒れた未舗装路や小さな障害物 | MTBホイール |
CONDITION4 | 非常に荒れた未舗装路を高速走行 | MTBダウンヒルホイール |
CONDITION5 | ダウンヒルやジャンプ | エクストリームライド用 |
ロードバイクホイールの場合は、ほとんどがコンディション1になります。一部「ロードでもグラベルでも使える」としているホイールはコンディション2のものもあります。
グラベルロード向けのホイールはコンディション2とコンディション1に該当するものがあります。ここは製品によって違うため、メーカーに問い合わせて確認するのがベストです。
意外なのがコンディション2は「綺麗な砂利道」を想定していること。つまり、グラベル用ホイールは、MTBコースなどを想定していないということになります。
コンディション3以降については、MTBからダウンヒルやジャンプなどのエクストリームスポーツまで、ライドの危険性に合わせて3段階あります。この辺りのライドを行う方は、すでにASTM規格に合わせてホイールを購入しているかもしれません。
ホイールのASTM規格はあくまで「メーカーが性能・品質を保証できる走行条件」ですので、それ以外の用途で使っても問題ありません。ただ、コンディションレベルが低いホイールを、MTBコースなどのコンディションの高い用途で使うと破損するリスクが高まります。
「ロードホイールでもグラベルを問題なく走行出来た」という報告もよく見かけますが、たまたま何も起こらなかっただけの可能性もあります。実際、コンディション1のロード用カーボンホイールでグラベルを走ったらカーボンリムが破断したというケースもあります。
そう考えると、なるべく想定コンディションに合わせて使う方が良いでしょう。
特に、MTBコースやトレイルなどのライド自体が事故の危険性がある場合は、しっかりとホイールが想定する用途に合わせましょう。
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