WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
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公開日: 2022/05/26
オーストリア発の磁力を使った斬新なビンディングペダル・Magped(マグペド)。Magpedのビンディングペダルのラインアップとモデルの比較、選び方をまとめました。
この記事の目次
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これまでのスポーツバイクのビンディングシステムは、クリートとペダルを物理的に噛み合わせて固着する方法が取られてきました。
物理的に噛み合わせるため、しっかりと固着させることが出来る反面、クリップインに手間取ったり、逆にペダルから外れなくて立ちゴケをしてしまったりと、ホビーユーザーが使うにはデメリットもありました。
そうした従来のビンディングシステムのデメリットを克服したのがMagped(マグペド)のビンディングシステム。Magpeは物理的な噛み合わせをするのではなく、マグネットの磁力でシューズとペダルと固定します。
そのため、ペダルとシューズを噛み合わせる必要もなく、ペダルの上に足を置くだけで自然と固着してくれる仕組みになっています。
また、磁力でくっついているだけなので、シューズを左右に自由に動かすことが出来るため、無理のないペダリングが出来るようになります。(Roadはビスで可動域を調整可能)
Magpedのペダルのうち、メイングレードが「Enduro」。両面キャッチでシマノSPDのシューズに対応します。マグネット強度は150Nと200Nをラインアップ。本体は重量は490gとMTBペダルとしてもかなり重くなっています。
マグネットは片面だけにすることも可能で、ペダルボディのピンはカスタマイズが可能です。
シマノのSPD-SLやLOOK、TIMEなどの3つ穴ビンディングシューズに対応するMagpedペダルが「Road」。脱着システムはMagpedのオリジナルのもののまま、ペダルボディのデザインと専用の3つ穴プレートで、ロード向けシューズにも対応します。
チタンシャフトを採用し、重量は258gと、他社のロードバイク向けのビンディングシューズと比較しても軽量な部類です。マグネット強度は強めの200Nで、片面キャッチとなっています。
Magpedのペダルの中で唯一、シューズの可動域を調整可能なモデルです。
MagpedのペダルのうちエントリーモデルにあたるのがSport2。シマノSPDタイプのシューズに対応する片面マグネットタイプで、Magpedのペダルの中では唯一100Nのマグネット強度をラインアップしています。
重量は420gからと重めのペダルですが、1.5万円ほどの手頃な価格と、多彩なカラーバリエーションで、選びやすいペダルになっています。
チタンシャフトにマグネシウム合金のプレートを採用と、Magpedのペダルの中でも高額なパーツを使ったモデル。対応するシューズはシマノSPDタイプ。マグネット強度は150Nと200Nの二つをラインアップし、片面キャッチとなっています。
系統的にはEnduroと同型ですが、こちらは重量が320gからとEnduroと比べて30%以上も軽量なペダルになっています。
Roadのデザインをベースに、ペダルボディに溝を施すことでグリップ感を高めたモデル。Roadに似たデザインですが、こちらはシマノのSPDタイプシューズに対応します。片面マグネットでマグネット強度は200Nのみのラインアップ。
カーボンコンポジットボディ、チタンシャフトを採用することで212gとMagpedのペダルで最軽量を実現しています。
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Magped(マグペド)のペダルを重量や使用、価格などで比較してみます。
モデル | 定価 | 重量 | シューズ | 強度 | キャッチ | シャフト | ボディ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Enduro | ¥21,340〜 | 490g〜 | SPD | 150N, 200N | 両面 | クロモリ | アルミ |
Road | ¥27,060 | 258g | SPD-SL | 200N | 片面 | チタン | アルミ |
Sport2 | ¥14,850〜 | 420g〜 | SPD | 100N, 150N, 200N | 片面 | クロモリ | アルミ |
Ultra2 | ¥25,630〜 | 320g〜 | SPD | 150N, 200N | 片面 | チタン | マグネシウム合金 |
Gravel | ¥27,060 | 212g〜 | SPD | 200N | 片面 | チタン | カーボンコンポジット |
ベースはアルミボディにクロモリシャフトで、上位モデルになるとボディをマグネシウム合金やカーボンコンポジットに、シャフトをチタンにすることで、軽量化を実現しています。
Magped(マグペド)のペダルは基本的にはMTBなどで主流のSPDシューズ(2つ穴)に対応するペダルです。唯一、SPD-SLなどの3つ穴に対応するのがRoadで、SPD-SLシューズで使うならRoadを選びましょう。
シューズタイプで絞り込みができたら、マグネット強度でモデルを絞り込みます。Magpedのペダルは、100N、150N、200Nの3つの磁力がラインアップされていて、数字が大きいほどペダルとの固着力が高くなります。150Nが標準です。
体重が軽い人やライトなユーザーは100Nがベストですが、100NのラインアップがあるのはSport2のみ。もしくは、オプションのマグネットでカスタマイズする形になります。
200Nはメーカーが「競技などで使う前提」と記述するほどの固着力となっています。
ここまでかなり絞り込みができてきたところで、最後の選択ポイントが重量。Magpedのペダルは400gオーバーのモデルが多いですが、軽量化にこだわるならGravelやRoadなどの軽量モデルを選択肢に入れたいところです。
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