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愛車を守る!自転車ロックの選び方・使い方ガイド
公開日: 2022/06/01
ロードバイクやMTB、クロスバイクなどのスポーツバイクだけでなく、eバイクなど高額なモデルが増えてきたことで盗難も増えています。今回は、愛車を守るための自転車ロックの選び方・使い方を、「窃盗犯が嫌がる」という視点でガイドします。
この記事の目次
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ほとんどの自転車ロックは破壊可能と思っておこう
自転車ロックというと、100円均一の安いものから1万円を超えるような高額なものまで色々な種類がありますが、数千円のものが定番でしょう。
しかし、注意したいのはほとんどの自転車ロックは工具を使えば破壊が可能だということ。
特にワイヤー系のロックは鍵を破壊しなくても、ワイヤー部分をホームセンターで売っているような工具で切断が可能なので、盗難から守るという意味では防御力は低いのです。
自転車の窃盗はほぼロックを破壊することが手口ですので、よほど高価なロックでない限り、破壊されると思っておいた方が良いでしょう。
自転車はいつでも狙われていると知ろう
自転車の窃盗は意外と身近な犯罪です。
都市部の繁華街では、組織化した窃盗犯が、車で巡回してロードバイクやMTBなどの高価なスポーツバイクに狙いをつけて、どれくらい離れているかなどを観察して、獲物を見定めていると言われます。
最近はスポーツ自転車以外でも、電動アシスト自転車やeバイクなど高価な自転車も増えているため、窃盗犯から見れば獲物が増えている状況です。
こうした組織化された窃盗犯は、特殊な工具を持っていることも多いですし、盗む技術もあるため狙われると厄介です。
窃盗犯の嫌がることをしよう
愛車を守る上で自転車ロックは有効な手段の一つではありますが、万全な対策ではありません。自転車を守るためには、ロックも含めて「窃盗犯の嫌がることをする」のが大事です。
窃盗犯の嫌がることは、
- 目立つこと(盗難がバレる)
- 時間がかかること(不審に思われる、持ち主が返ってくる)
の二つ。
ここを意識して自転車ロックを使うだけで、防御力を高めることができます。
ロックの防御力を高めよう
自転車ロックは「鍵を破壊する = 目立つ、時間がかかる」という二つの要素を兼ね備えるため友好的な方法でしたが、近年は窃盗犯の知識が上がっている、組織化していることもあり、防御力が低いロックはほぼ無力です。
そこで大事なのが「ロックを破壊しづらくする」ことです。
方法としては、
- 破壊できない高額なロックを使う
- 工具が入らないところでロックをする
という二つ。
まず、ABUSのような1万円を超えるようなロックは、相当特殊な工具でない限り切断ができないため有効です。ただ、値段が高いため購入に躊躇してしまいます。
そこで導入したいのが「工具が入らないところでロックをする」という方法。例えば、シティサイクルで定番の馬蹄鍵は、ホイールのリムに密接しているため、工具で切断がしづらい仕組みになっています(その代わり、鍵部分が壊されやすいという弱点があります)。
同じ考えで、例えばジョイントワイヤー錠などを形を変えやすいロックで、ホイールとフレームにぐるぐる巻きにしてロックしたり、とにかく工具が入る隙間を無くしましょう。
複数のロックで時間を稼ごう
窃盗犯が嫌がることに「時間がかかること」があります。時間がかかると不審者に見られますし、持ち主が帰ってくる可能性があります。
そこで、鍵を複数つけて破壊する時間がかかるようにしましょう。1個3分で破壊できたとしても、3個あれば9分、10個あれば30分も時間を稼げます。
考え方としては、「ロックの破壊にかかる時間 > 自転車から離れる時間」とするのが大事です。
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ロックと警報機をセットにしよう
窃盗犯が嫌がるものとして「音と光」があるとされます。音は自分に注目され、光は自分が見れると感じます。
そこで、自転車の車体に取り付けができる、振動警報機をロックとセットで使うと有効です。振動警報機は大きな音がするので、音がなった時点で窃盗犯は逃げる可能性が高くなります。
Garminなどの高価なサイコンには振動検知アラーム機能があるので、トイレに行くくらいならそうした機能を使うのも良いでしょう。
「地球ロック」で持ち去り対策をしよう
ここまで厳重な対策をしても、パッと来て車に乗せて盗難されたら対策も意味がありません。
そのための対策が、ガードレールなどと自転車をロックでつなぐ「地球ロック」。これで持ち去り対策ができます。
注意点としては、地球ロックをするとワイヤーがたるんでカットしやすくなるので、「地球ロックしたから大丈夫」と安心せず、二重・三重ロックをして念には念を入れましょう。