WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2024/03/27
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
この記事の目次
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自転車の油圧ブレーキは、メーカーごとに使っているオイルが異なりますが、
の2種類が採用されています。
仕組み的には、極端に言えば水でも使えるのですが、水は沸点が低いためブレーキの放熱や気温によってブレーキシステム中の水が空気になってしまい、適切な圧力を生み出せなくなってしまいます。
そこで沸点が高く、揮発性が低い油が選ばれるわけですが、油圧オイルは種類によってブレーキの品質やメンテナンス性に関わる沸点や吸湿性などの特性が異なります。
項目 | DOTオイル | ミネラルオイル |
---|---|---|
主な採用メーカー | SRAM、HAYESなど | シマノ、カンパニョーロなど |
主成分 | グリコール シリコン |
鉱物油 |
沸点 | 200℃以上 | 200℃以上 |
粘度 | 低い | 低い |
吸湿性 | 高い | 低い |
腐食性 | 高い | 低い |
現在の自転車の油圧ブレーキシステムの主流がミネラルオイル。シマノの油圧ブレーキもミネラルオイルを採用しています。
ミネラルオイルは吸湿性が低いため長期間使っていても性質を保持できるメリットがあります。DOTオイルよりも沸点は低めとされますが、シマノのミネラルオイルは200℃以上とされています1。
メリット | デメリット |
---|---|
吸湿性が低く、長期間使用可能 腐食性が低く、塗装や金属を腐食しない |
価格が高い |
オートバイや自動車の油圧ブレーキにも使われているのがDOTオイル。
吸湿性が高いため時間が経つと沸点が下がってしまう特性があります。また、オイルによってはあまりに長期間放置するとゼリー状に固まってしまうケースもあり、定期的な交換が必要です。
一言にDOTオイルと言っても「DOT3」「DOT4」「DOT5」「DOT5.1」など複数種類があります。自転車の油圧ブレーキで使われているのは、主に「DOT5.1」と「DOT4」です。
「DOT5.1」になるとドライ沸点(新品時)が260度以上となり、高温でも安定します。
メリット | デメリット |
---|---|
沸点が高い 価格が安い 入手性が良い |
吸湿性が高く、定期的な交換が必要 腐食性が高く、塗装や金属を腐食する可能性がある |
なお、オートバイや自動車用のDOTオイルを自転車の油圧ブレーキに使うこと自体はできると言われますが、成分や配合が異なるため、ほとんどのパーツメーカーは非推奨です。オイルの成分が異なると、正しい制動力が出なかったり、故障の原因になると言われています。
自転車用ブレーキ・メーカー各社の、油圧ブレーキの採用オイルの種類は下記の通りになります。
メーカー | ミネラルオイル | DOTオイル |
---|---|---|
シマノ | ⚪︎ | - |
SRAM | - | ⚪︎ |
カンパニョーロ | ⚪︎ | - |
TEKTRO | ⚪︎ | - |
MAGURA | ⚪︎ | - |
HOPE | - | ⚪︎ |
HAYES | - | ⚪︎ |
メーカー各社、自社の油圧ブレーキシステムがベストな状態になるように、ブレーキオイルを調合しているため、基本的にはメーカー純正の油圧ブレーキオイルを使うのがベストです。
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