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パワーメーターを使うメリット・デメリット
公開日: 2022/05/23
ロードバイクやMTBで本格的なライドをするユーザーに愛用されているのがパワーメーター。パワーメーターを使うメリット・デメリット、初心者にパワーメーターは必要かなどをまとめました。
この記事の目次
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パワーメーターを使うメリット
外的条件に関係なく負荷を測定できる
ロードバイクやMTBでの負荷を判断す指標としては、
- パワー
- 速度
- ケイデンス
- 心拍数
がありますが、パワーの意外は勾配や向かい風など、ロードバイクやMTBでは走行条件によって同じ負荷でも数値が変わってきまし、体調によっても変わります。
しかし、パワーは唯一定量的な数値として走行時の負荷を取得できるので、「トレーニングの負荷の高さ」や「調子の良し悪し」を絶対的な数値として判断できるのが最大のメリットでしょう。
トレーニングの質を高めることができる
ロードバイクやMTBでもっと速く上手に入りたいと思ったら、日々のトレーニングは必須です。
なんとなくのトレーニングでも一定のところまではレベルアップしますが、レベルアップが頭打ちになった時に効くのがパワートレーニング。
どれくらいの負荷をどれくらい長くかけているのかでトレーニング負荷を調整できますし、ローラー台とZwiftなどのトレーニングアプリを組みわせることで、より本格的なパワーアップ・ワークアウトに取り組むことも出来ます。
これまでの速度や距離、心拍数といったら安定しない数値から、絶対的な数値でトレーニングをすることで、トレーニングの効率化ができるのです。
パワーメーターを使うデメリット
機材にお金がかかる
パワーメーターの最大のデメリットはコストでしょう。
パワーメーター単体で、片足のシングルセンサーモデルでも3万円前後、両足のデュアルセンサーモデルだと10万円くらいが相場です。
さらに、パワーメーターは単体ではデータを送信し続けるだけなので、パワーメーターに対応したサイコンも必要になります。
また、複数台のバイクを所有している場合は、交換が簡単なペダル式のパワーメーター以外は、基本的にはバイクごとにパワーメーターが必要になるため、さらにコストがかかります。
パワー偏重になりがち
パワーメーターがなければ、楽しく長距離を走ったり、疲れるまで走ったりと意外とリミッターのないライドが出来ていたところが、パワーメーターという絶対的な数値があることで、トレーニングでパワーを押さえたり、逆にパワーをいっぱい出しているからと行ってトレーニング時間を短くしたりと、意外と弊害もあります。
また、パワーやFTPという数値はわかりやすく他人と比較できる数値なので、他人よりも自分が劣って見えてしまったり、自分の成長を感じられなかったり、他人にFTP自慢されて嫌な気分になったりと、見える化の嫌な部分もあります。
科学的考察を踏まえたパワートレーニングをしているプロロードレーサーでさえ、何も考えないただのゆるぽたロングライドを取り入れているくらいですので、パワー偏重にならないようにするのも意外と重要です。
ロードバイク・MTB初心者にパワーメーターは必要か?
ロードバイク・MTB初心者の方でも、本格的なトレーニングをしたいという方はパワーメーターを導入してもメリットはあるでしょう。
ただ、初心者の場合は、まずは普通の自転車とは違う「ロードバイク・MTBの走りの楽しさ」を体感するだけでも十分だったりするので、無理してパワーメーターを導入しなくても問題なく楽しめます。
もし、一緒にライドする友人や仲間がパワーメーターを導入していて、欲しくなったり勧められたとして、一度その方のパワーメーター搭載バイクを借りて使ってみるのがオススメです。