WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2021/08/18
メーカーによっては、自転車ホイールの商品名にC15やC18といった「C+番号」形式が入っていることがあります。今回は、ホイールの「C+番号」について解説します。
この記事の目次
スポンサーリンク
国内メーカーのホイールだとあまり見かけませんが、Fulcrum、Mavicなどの海外ホイールメーカーの場合、ホイールのリムサイズも商品名に記載する傾向にあります。
例えば、初心者の本格アップグレードホイールとして定番の「Zonda(ゾンダ)」は、海外サイトだと以下のように記載されています。
どれも、C17という数字が入っていますね。
実はホイールの商品名で使われる「C + 数字」はリムサイズの表記です。
ロードバイク界隈で言えば、かつては23Cタイヤが主流だったため、「ナローリム」と呼ばれるC15のリム幅のホイールが主流でした。現在では、少し太めの25Cが主流になってきているため、それに対応するホイール側も「ワイドリム」と呼ばれるC17が主流になっています。
ただし、リムサイズによって一つのサイズのタイヤしか装着できないのか?というと、そういうことではありません。
例えば、シマノのエントリーホイール「WH-RS010」は、リムサイズがC15(15mm)ですが、推奨タイヤサイズは「23C〜32C」となっています。
リムサイズに最適なタイヤサイズのタイヤを装備するメリットとしては、「空力が良くなる」と言われます。
リムサイズにマッチするタイヤの場合、リムとタイヤの段差が少なく自転車を進めた時の空気の流れが真っ直ぐになるため、空気抵抗が減ります。一方で、ナローリムに25Cなどのワイドなタイヤを装備すると、タイヤの方がリムよりも大きいため空気抵抗が生まれる、という理論です。
最適なリムとタイヤの組み合わせは下記の通りになります。
「リムサイズ + 8か9 = 最適なタイヤサイズ」と覚えておけば良いでしょう。
スポンサーリンク
もう一つ覚えておきたいのは、「推奨よりも小さい場合は装着できない」という点です。
例えば、本記事のトップ画像は、左がリム幅がC30(30mm)のホイールリムで、右がリム幅がC18(18mm)のホイールリムですが、明らかにリムの幅が違うので、C30のタイヤに23Cなどの細身のタイヤを装着できないのは簡単に想像できます。
ナローリムに32Cなどの太いタイヤを装備すると、明らかに太さが違うので見た目の違和感がありますが、ではエアロ効果の違いをホビーユーザーがわかるのか?と言われると、わかるユーザーは多くはないでしょう。
タイヤサイズに対して最適なリムサイズのホイールを選ぶことは大事ではありますが、タイヤサイズを変更する度にホイールを交換していたら、お金がどんどん出て行ってしまいます。
ですので、ホビーユーザーの方は、タイヤのサイズを変更するタイミングではなく、新しいホイールを買う時に「今の自分のメインのタイヤサイズに最適なホイールを買う」ということを意識するようにすれば良いでしょう。
よりエアロ効果を重要視する方は、タイヤサイズの変更と同時にホイールも最適なサイズのホイールに買い換えると良いでしょう。
スポンサーリンク
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの規格から、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
C17? C15? 自転車ホイールの商品名の「C+数字」の意味は?
メーカーによっては、自転車ホイールの商品名にC15やC18といった「C+番号」形式が入っていることがあります。今回は、ホイールの「C+番号」について解説します。
WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。