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ロードバイクの出先でのパンクは、パッチ修理でなくチューブ交換が良い4つの理由
最終更新日: 2024/03/01
公開日: 2021/06/24
ロードバイク・クロスバイクに限らず、自転車に乗る以上リスクがあるのが「パンク」。ロードバイクはパンク修理がしやすい構造の自転車ですが、それでもパッチ修理ではなくチューブ交換の方が良い理由をまとめました。
この記事の目次
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パンク箇所がわからない可能性がある
自転車のパンクの理由のほとんどは、チューブに穴が空いてしまうことです。ですので、パンク修理はほとんどがチューブに空いた穴を埋める、いわゆる「パッチ修理」になります。
そこで重要になるのが「どこに穴が空いているかを見つけること」ですが、リム打ちパンクで出来る「スネークバイト」などのわかりやすいパンクなら穴がわかりやすいですが、小さな穴の場合は目視では見つけられない、もしくは探せないことがあります。
そうした場合は、
- 水の中で空気漏れを探す
- 石鹸水を塗って、泡立つ場所を探す
というのが定番ですが、どちらも出先でやるのはほぼ不可能です。
時間がかかる
タイヤチューブのパッチ修理は、ゴムのりとパッチ、タイヤレバーがあればできるので修理キットを携行するのは全く負担にはなりません。修理キット自体も100円ショップでも売っているのでお財布的にも優しいのが良いところ。問題はパッチ修理は時間がかかることです。
チューブの穴を埋めるパッチ修理は、
- チューブを外す
- 穴を全て見つける
- ゴムのりをつける
- ゴムのりの乾燥を待つ
- パッチをつける
- パッチを圧迫する
- チューブを戻す
- 空気を入れる
という行程になります。慣れていて、穴がすぐに見つかったとしても20分くらいはかかるでしょう。また、パンクしたのが夜だと、明かりが少なくパンク箇所を探すのに時間がかかる可能性もあります。
一方で、パンク修理をチューブ交換で済ませると、
- チューブを外す
- 新しいチューブを戻す
- 空気を入れる
という3つの行程でおしまいです。作業時間は実質空気を入れる時間くらいですから、長くても10分もあればできます。
作業場所があるとは限らない
これは作業時間とも関係しますが、サイクリングロードなどの広いところを走っていれば作業場所には困りませんが、都市部を走っている場合、道路の路肩などの道の端っこで作業ができるとも限りません。
公園など公共の広い作業スペースがすぐに見つかればベストですが、お店や他人の家の前で長々とパンク修理をするとなると、周りが気になって作業ミスをしてしまうことも。
その意味では、都市部を走る人は特に、パンク修理がすぐに終わるチューブ交換の方がストレスが少なくなります。
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追いパンクのリスクが少ない
チューブの補修する形でパンク修理をすると、正しく修理ができていなかったり、穴あき箇所を見落としてたりすると、追いパンクに繋がります。
また時間に追われて急いでパンク修理をすると、チューブがねじれた状態で空気を入れてしまったり、リムにしっかりタイヤがハマってない状態で走り出してしまったりします。これらも追いパンクの原因になります。
追いパンクをすると、またパンク修理を一からやる必要があるので、追加で時間が取られます。外でのパンク修理は、夏場は暑く汗だくになりますし、冬場は日陰などは凍えながらの作業になります。
チューブ交換であれば、チューブを間違いなく入れることだけ注意すれば良いので、追いパンクのリスクはかなり減ります。
ロードバイクの出先でのパンクは、修理でなくチューブ交換が良い4つの理由を見てきました。
出先での自分でパンク修理ができるのはロードバイクのメリットの一つですが、それでもチューブ交換にすることでライドを快適にできます。
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交換した穴あきチューブは、家に帰ってからパッチ修理して予備チューブにしたり、チューブを無駄にしない方法もあるので、自分にあった運用を探してみてください。