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ロードバイク・クロスバイク用携帯ポンプの選び方まとめ
最終更新日: 2024/02/27
公開日: 2020/10/29
メーカーも種類も豊富なロードバイク・クロスバイク用携帯ポンプ。見た目は似ていますが、使ってみると意外と違いが大きい自転車アクセサリでもあります。携帯ポンプを買う際に気をつけたいポイントをまとめました。
この記事の目次
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携帯ポンプを買う際の絶対に外せないポイント
対応バルブに注意しよう
携帯ポンプは、ロードバイクでの使用が多いためか、仏式バルブに対応したものがほとんどです。ロードバイク用の携帯ポンプとして購入するなら問題ありませんが、クロスバイクには一部英式バルブのモデルもあるため、自分の自転車のバルブに対応しているかをチェックしましょう。
中には英式・仏式・米式の3タイプに対応する携帯ポンプもあります。
ハイプレッシャー版とハイボリューム版の違いに注意しよう
スポーツ自転車用の携帯ポンプにはハイプレッシャー(高圧)版とハイボリューム(高容量)版の2種類があります。
ハイプレッシャー版はその名の通り、高圧まで空気を入れることができる携帯ポンプで、ロードバイクやクロスバイクなどの細いタイヤを高圧にするケースで使います。高圧といってもフロアポンプと同じように100PSI以上にするのは大変ですが、走行可能な空気圧までは入れることが可能です。ハイプレッシャー版は送る空気量は少ないですが、小型・軽量かつ高圧になってもプッシュできるように設計されています。
ハイボリューム版はMTBなどの太いタイヤに対応した携帯ポンプです。ハイプレッシャー版よりも一回のプッシュで送る空気量が多いため、MTBタイヤのように空気圧を上げるのに大量の空気を入れる必要があるケースで重宝します。
MTBタイヤをハイプレッシャー版ポンプを使って空気を入れることも可能ですが、一回のプッシュあたりの空気量が数倍違うためプッシュ回数も数倍必要になります。ハイボリューム版でロードバイクなどの高圧タイヤの空気を入れることも可能ですが、サイズが大きく重いためあまり選ばれません。
MTB用の携帯ポンプの選び方については、下記の記事をどうぞ。
最高空気圧をチェックしよう
ロードバイクやクロスバイクのタイヤは、通常の自転車よりも空気圧が高いものを装備していることが多くなっています。
携帯ポンプを使うシーンは、出先でのパンク修理の際がメインになりますが、携帯ポンプでも「最高100psiまで」など、タイヤの規定の空気圧まで入れることができない携帯ポンプがあります。
パンク修理をしてそのまま走るなら130psiくらい、自転車屋さんまでのツナギなら100psiくらいに対応したものを選びましょう。
TOPEAK (トピーク) ミニフロアポンプ マイクロロケットCBマスターブラスター
メーカー | トピーク |
---|---|
対応バルブ | 仏式 |
最高気圧 | 11bar(160psi) |
重量 | 55g |
携帯ポンプは手押しなのでタイヤの規定の空気圧まで入れることは困難ですが、それでもなるべく高めの空気圧まで入れないと、再度パンクするリスクが出てきてしまいます。
押しやすさをチェックしよう
ロードバイク・クロスバイクで装備されている高圧タイヤの場合、自転車屋さんや家までの一時的なパンク修復だったとしても、100PSIくらいは入れておきたいところなので、高圧下でもしっかりプッシュできるタイプの携帯ポンプを選びましょう。
携帯ポンプは、一般的なフロアポンプと違って手で抑えながら空気を入れるため、高圧になってくるとプッシュするのが辛く(重く)なってきます。しかも、携帯ポンプは小さいので、1プッシュで入る空気量が少なく、高圧タイヤの場合は、数百プッシュする必要があるため、押しにくいポンプだと腕が相当疲れます。
Panaracer (パナレーサー) ミニフロアポンプ BFP-AMAS1
メーカー | パナレーサー |
---|---|
対応バルブ | 英式・米式・仏式 |
最高気圧 | 8bar(116psi) |
重量 | 200g |
最近は、通販サイトで携帯ポンプの購入者のレビューがたくさん上がっているので、購入前にレビューをしっかりみて、空気の入れやすさを必ずチェックしてください。
携帯ポンプでチェックすると良いポイント
バルブとの接続形状をチェックしよう
携帯ポンプは、ポンプとバルブをチューブで繋ぐタイプと、ポンプ自体をバルブに接続するタイプの2種類があります。
チューブタイプは、空気を入れる体勢をある程度自由にできるメリットがありますが、タイヤ内の空気圧が高圧になりプッシュが重くなった時に、壁当てなどでポンプを押しことが出来ないのがデメリットです。
その点、ポンプ自体をバルブに接続するタイプの場合、壁や地面などに当てながら空気を入れることができるので、プッシュが重くなっても力が入れやすくなります。ただし、入れる体勢が制限されるのと、道路など作業スペースが限られる場合は逆に空気が入れづらくなります。また、最悪誤ってバルブを破損させるリスクが高くなります。
空気圧計が付いていたら安心
通常メンテナンスで使うフロアポンプでは空気圧計付きのものが必須ですが、応急措置で使う携帯ポンプには空気圧計が付いていないことがほとんどです。
TOPEAK (トピーク) ミニフロアポンプ ローディー DAG
メーカー | トピーク |
---|---|
対応バルブ | 仏式 |
最高気圧 | 8.3bar(120psi) |
重量 | 116g |
パンクの後にすぐ帰宅するのであれば良いですが、そのままサイクリングを続けるのであれば、できれば空気圧計が付いた携帯ポンプを選ぶようにしましょう。
空気圧計のない携帯ポンプを使うときは、自宅等でそのポンプで実際に空気を入れてみて、どれくらいプッシュが重くなるとどれくらいの気圧なのかをチェックしておきましょう。
フレームに取り付けられるかをチェックしよう
ロードバイクは一般的な自転車よりも細いタイヤを装備することが通常なので、パンクする確率はやや高くなります。そうした点を考えると、特にロングライドをする場合は、携帯ポンプはロードバイクのフレームに取り付けておくと忘れないので便利です。
LEZYNE (レザイン) 携帯ポンプ Grip Drive HP
メーカー | レザイン |
---|---|
対応バルブ | 仏式・米式 |
最高気圧 | 8.3bar(120psi) |
重量 | 102g |
携帯ポンプをフレームに取り付ける場合は、ドリンクホルダー用のダボ穴に取り付けるタイプが多くなっています。ペダリングの邪魔にはならないように設計されていることがほとんどですし、重量も100gくらいしかないので、どうせ携帯ポンプを買うならフレームに取り付けできるものを選ぶと良いでしょう。
ホルダーが付属しない場合は、サドルバッグやツールボトルに収納することになるので、収納できるサイズの携帯ポンプを選ぶようにしましょう。
重さ・サイズもチェックしよう
携帯ポンプは、軽いものは80gほど、重いものでは180gまでと意外と重量にばらつきがあります。ロードバイクなどでは軽さが走行時の快適さにも繋がってくるので、重量には注意しましょう。
携帯ポンプは概ねロードバイクのフレームに取り付けても邪魔にならないサイズになっていますが、使っているロードバイクのフレームに合うサイズか、もしくはツール間やサドルバッグに入るのかは最低限チェックしてきましょう。
ロードバイク・クロスバイク用携帯ポンプを買う際に気をつけたいことをみてきました。
重要なのは、
- 対応バルブ
- 最高空気圧
- 押しやすさ
の3点です。ここはしっかりと形状やレビューをチェックして、購入するようにしてください。
この記事で紹介したアイテム
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ミニフロアポンプ マイクロロケットCBマスターブラスター
メーカー トピーク 対応バルブ 仏式 最高気圧 11bar(160psi) 重量 55g -
ミニフロアポンプ BFP-AMAS1
メーカー パナレーサー 対応バルブ 英式・米式・仏式 最高気圧 8bar(116psi) 重量 200g -
ミニフロアポンプ ローディー DAG
メーカー トピーク 対応バルブ 仏式 最高気圧 8.3bar(120psi) 重量 116g -
携帯ポンプ Grip Drive HP
メーカー レザイン 対応バルブ 仏式・米式 最高気圧 8.3bar(120psi) 重量 102g