ロードバイクのサイクルパンツの定番となっているビブショーツ。ビブなしショーツと何が違うのか、どちらを選ぶと良いのかを、それぞれの特徴、メリット・デメリット、用途から比較します。
ロードバイク・MTBの室内保管用スタンドまとめ
公開日: 2023/10/04
高価なロードバイクやMTBは、セキュリティや車体の保護を考えると外保管ではなく、室内保管がベスト。今回は、室内保管用バイクスタンドの種類とそれぞれの価格帯、特徴、メリット・デメリットをまとめ、どのスタンドを選ぶべきかをガイドします。
この記事の目次
スポンサーリンク
室内保管用バイクスタンドを使うメリット・デメリット
まず最初に、室内保管用バイクスタンドを使うメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリット
室内保管用バイクスタンドを使うメリットは、大きく分けて二つ。「バイクを傷つけるリスクを軽減出来る」「省スペースで保管できる」という点です。
室内保管をするようなロードバイク、MTBは10万円以上、人によっては数十万する様なものもあるでしょうから、傷つけたり壊したりするリスクは減らしたいものです。
スタンドにしっかり固定しておけば、室内で倒して傷をつけるリスクを軽減できます。誰かに傷つけられたり、盗まれるリスクもほぼ0にすることが出来ます。
また、自転車は室内に保管をすると意外とスペースを食うため、スタンドを使って壁側や部屋の上の空間をうまく使うと、省スペースにバイクを保管が可能です。
デメリット
室内保管用バイクスタンドを使うデメリットは価格です。
簡易スタンドであれば2,000円ほどで購入可能ですが、タワースタンドになると高いものでは数万円するものも。
効率良くスペースを使うという意味ではメリットの方が高いですが、価格によっては購入を躊躇してしまうこともあるでしょう。
室内保管用バイクスタンドの種類を把握しよう
室内保管用バイクスタンドを選ぶ前に、まずはバイクスタンドにどんな種類があるかを把握しましょう。
室内保管用バイクスタンドは大きく分けて、以下の4種類があります。
- 床置きスタンド
- 簡易スタンド
- タワースタンド
- 壁打ち込みタイプ
床置きスタンド
しっかりとロードバイク、MTBを保管したい人に最適なのが床置きスタンド。イメージとしては、「駐輪場の自転車ラックを1台分だけ取り出したような保管方法」で、製品によって、
- 前輪止め
- 後輪止め
- 縦おき
とスタイルが異なる点が特徴。自分が保管したいスペースに合わせて保管スタイルを選べば、狭いスペースでもしっかりとロードバイク・MTBを保管可能です。
普段使いのバイクなら「前輪止め」タイプを置いて、突っ込んで止めるのが便利ですし、横置きするのであれば必要となるスペースの幅が狭まく自由度が高い「後輪止め」がベスト。上の空間をうまく使いたいなら「縦おき」が便利です。
それぞれのタイプによって価格帯は違いますが、概ね3,000〜5,000円程度購入できるため、多少の出費を覚悟すれば、スペースを自由に使え、管理もしやすいというメリットが大きくなります。
簡易スタンド
自転車屋さんに置いてあるような、エンドを両側から挟んでロードバイクやMTBを自律させる簡易スタンド。
価格も1,000円台から入手可能で、使わないときは畳んでしまって置けるので、低価格でスタンド自体の収納スペースを取らないのが最大のメリットです。設置方法も「スタンドを開いて、エンドを挟むだけ」という簡単なものなので、初心者の方でも簡単に使うことが出来ます。
簡易スタンドは「車体分の保管スペース」が確実に必要というのがデメリット。また、スタンド自体に横幅があるため、スペースをやや多く必要とします。
タワータイプ
室内保管で複数台のロードバイク・MTBを保管するの最適なのがタワータイプのスタンド。上下に2台のバイクを保管することが出来るため、保管スペースを削減することが可能です。
また、製品によっては、ホイールを取り付けることもできるため、バイク、ホイールなどを複数台持っているなら効率良くバイク・パーツを保管出来ます。
タワータイプは「固定方法の違い」と「収納方法」が製品ごとの大きな違いです。
固定方法は、大きく分けて、
- 自立タイプ(スタンドの足で安定させる)
- 突っ張りタイプ(床と天井で突っ張り棒のように固定する)
- 倒立タイプ(壁に寄りかかるように設置する)
の3つのタイプがあります。
収納方法は、
- 横置きを上下に2台
- 縦置きを左右に2台
という二つの形式。「横置きを上下に2台」というのがメジャーですが、横にスペースを使うため、横幅を使いたくない人にとっては、縦置きを左右に2台というスタンドが人気です。
タワータイプのデメリットは価格。どの製品も概ね1〜3万円ほどと、ここまで見てきた自転車スタンドの中では圧倒的に高額です。ただし、複数台のバイクを効率よく保管したいなら、ベストチョイスです。
壁打ち込みタイプ
ロードバイクやMTBのホイールを引っ掛けるフックの壁に直接打ち込むタイプのスタンド。海外のロードバイクユーザーの部屋ではよく使われているのを見かけます。
フックだけなので価格は安く、省スペース性はタワースタンドと同等。しかも壁の好きなところに打ち込めるためレイアウトの自由度も非常に高くなります。
メリットだらけのように思えますが、最大のデメリットを壁に穴を開ける必要があること。賃貸住宅ではオーナーに相談する必要がありますし、持ち家だとしても壁に穴が開くのを家族が嫌うケースもあるでしょう。
壁に打ち込みができないのであれば、選択肢からまず外れるタイプです。
それぞれのメリット・デメリット、設置方法、価格帯を比較
ここまで見てきた、ロードバイク・MTBの室内保管用スタンドの特徴を比較してみましょう。
スタンド種類 | 価格帯 | 固定方法 | 収納台数 | 使うスペース |
---|---|---|---|---|
床置きスタンド(前輪・横置き) | 2〜3,000円程度 | 前輪止め | 1台 | やや広い |
床置きスタンド(後輪・横置き) | 2〜3,000円程度 | 後輪止め | 1台 | やや広い |
床置きスタンド(前後輪・縦型) | 3〜5,000円程度 | 前後輪輪止め | 1台 | 省スペース |
簡易スタンド | 2,000円程度 | 後輪止め | 1台 | 広い |
タワースタンド(自立) | 1〜3万円 | フック | 2台 | 省スペース |
タワースタンド(突っ張り) | 1〜3万円 | フック | 2台 | 省スペース |
タワースタンド(倒立) | 1〜3万円 | フック | 2台 | 省スペース |
タワースタンド(スタンド・縦置き) | 1〜3万円 | フック | 2台 | 超省スペース |
壁打ち込みタイプ | 2,000円程度 | フック | 1台 | 超省スペース |
続いて、メリット・デメリットも比較してみましょう。
スタンド種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
床置きスタンド(前輪・横置き) | 低価格で簡単 どこでも使うことが出来る 停めやすい |
使うスペースがやや広い |
床置きスタンド(後輪・横置き) | 低価格で簡単 どこでも使うことが出来る |
使うスペースがやや広い |
床置きスタンド(前後輪・縦型) | 上の空間を使うことが出来る 価格が高くない |
停めるのはやや手間 |
簡易スタンド | 簡単で安い | スペースを使う |
タワースタンド(自立) | 2台収納出来る 好きな場所に置くことが出来る |
価格が高い スタンドの足のスペースが広い 奥行きが無駄になりがち |
タワースタンド(突っ張り) | 2台収納出来る 壁ギリギリまで寄せることが出来る |
価格が高い 床と天井が傷つく可能性がある |
タワースタンド(倒立) | 2台収納出来る 室内を傷つけにくい |
価格が高い ややスペースを使う 壁際でしか設置出来ない |
タワースタンド(スタンド・縦置き) | 横幅を省スペースで2台収納出来る | 価格が高い 取り出しがやや手間 |
壁打ち込みタイプ | 価格が安くレイアウトが自由 | 室内の壁を傷つけてしまう 壁にしかレイアウト出来ない |
パッとみた感じではどの製品も似ている様に思えますが、詳細な部分まで比較してみると、それぞれのタイプごとに意外と違いが大きいことがわかります。
室内保管用バイクスタンドを購入する際のポイント
まずは何台保管するかを決めよう
ロードバイク・MTBの室内保管用スタンドを購入する際にまず決めたいのが「(将来も含めて)何台室内保管をするか?」というところ。ここで大きく選択肢が変わってきます。
今は一台だけど、「将来的にサイクリング用と普段乗りで分けたい」「家族のバイクも一緒の保管するかもしれない」という場合は、最初から複数台保管できるタイプを選ぶ方が、将来的にスタンドを買い直す無駄な出費が減ります。
「今は1台だけど、将来的にどこまでロードバイクにのめり込むかまだわからない」という場合は、敢えてスペースを犠牲にして簡易スタンドで済ませておくというのもアリ。
自分のバイクスタイルが決まってから、本格的なスタンドを買うようにしましょう。
保管スペースのレイアウトと照らし合わせよう
次に決めたいのが保管スペースのレイアウト。これは何台保管するのかも大きく影響します。
レイアウトを考える際は、
- スタンドに乗せたバイクが生活導線に被らないか?
- バイクを取り出すのは手間/無理ではないか?
- 部屋やバイクをぶつける可能性はないか?
という点で考えましょう。
基本的にはスタンドに乗せたバイクの周り50cmほどはスペースが空くようにレイアウトすると使いやすくなります。
各メーカーのバイクスタンドは展開時のサイズが記載されているので、購入前に必ず部屋でサイズを測ってみましょう。
コストの相談をしよう
最後にコストの相談しましょう。
コストは人によって異なりますが、概ねの目安を言うのであれば「車体価格の5%ほど」ではないでしょうか。10万円のロードバイクなら5,000円ほどというイメージです。
数万円のロードバイクなら2,000円くらいの簡易スタンドで保管して、傷つけてしまったら修理をしたり買い替えるのもありですが、数十万円のロードバイクを複数台「安全に保管する」と考えたら、2万円のタワー型は実はそこまで高い買い物ではありません。