WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/11/01
公開日: 2021/03/31
格安ロードバイクやクロスバイクに採用される7速。7速から8速・9速・10速・11速などの上位グレードの変速にアップグレードする方法をまとめました。
この記事の目次
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多段変速が可能な自転車のホイールのハブには、
の二つのタイプがあります。
7速の自転車の場合、安いモデルほどボスフリータイプのホイールを装備していることが多いため、まずはホイールのタイプをしっかりとチェックしましょう。
もし、ボスフリータイプのホイールだったなら、8速以上にアップグレードするためにはカセットフリータイプのホイールに交換することをオススメします。
今回は、カセットフリータイプのホイールを使っている前提で話を進めていきます。
現在使っているロードバイク・クロスバイク・MTBが7速なのであれば、ホイールの種類は2種類になります。
のどちらかです。
どちらかの判定方法は、ロー側にスペーサーがあるかで判定が出来ます。
と判断して問題ないでしょう。
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8速のスプロケットは、7速のスプロケットよりも高さが3.6mm高いため、7速ホイールの場合、そのまま8速のスプロケットを装着しようとすると、スプロケットを固定するロックリングが締まりません。ですので、8速以上のホイールに交換が必要です。
現在使っているホイールが10速(8・9・10速)ホイールなのであれば、7速スプロケットを合わせるためにロースペーサーが入っているはずなので、スペーサーを外すだけで8速のスプロケットが装着できます。
当然ですが、8速スプロケットも用意する必要があります。
9速のスプロケットは8速のスプロケットと同じ高さなので、8速の時と同じやり方で9速化可能です。9速スプロケットも用意する必要があります。
10速のスプロケットは7速のスプロケットよりも2.5mm高い設計なので、7速ホイールでは10速スプロケットを装着できません。
現在使っているホイールが10速(8・9・10速)ホイールなのであれば、1mmスペーサーをロー側に入れることで10速化が可能です。
SHIMANO (シマノ) ロースペーサー 1.0mm Y1Z807000
メーカー | シマノ |
---|---|
サイズ (高さ) | 1.0mm |
最後に全てのケースをまとめました。
スプロケット段数 | 8〜10速ホイール | 7速専用ホイール |
---|---|---|
8速化 | スペーサーを外して交換 | 不可 |
9速化 | スペーサーを外して交換 | 不可 |
10速化 | 1mmスペーサーを入れて交換 | 不可 |
7速専用ホイールだと8速以上にアップグレードはできないので、素直に新しいホイールを購入しましょう。スペーサーありの10速(8・9・10速)ホイールであれば、スペーサの有無と組み合わせで8速化・9速化・10速化が可能です。
変速数を変える場合は、
は確実に交換が必要です。場合にによっては、チェーンやクランクセットの交換も必要になります。
7速の自転車の場合、車体の価格がそこまで高くないので、パーツを揃えてショップでカスタマイズするよりも、7速の自転車を下取りして、新しく8速以上の自転車を買い直した方が安くなることがほとんどです。
メーカー | シマノ |
---|---|
サイズ (高さ) | 1.0mm |
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