ロードバイクのフレームセットを交換するメリット・デメリット

公開日: 2021/09/28

性能や見た目を一気に変えることができる、ロードバイクのフレームセット交換。今回は、フレームセットを交換すると何が変わるのか、交換するメリット・デメリットをまとめました。

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ロードバイクのフレームセット交換で変わるところはどこ?

ロードバイクのパーツのうち、フレームセットが影響するのは、

  1. 重量
  2. 乗り心地
  3. 見た目

の3点です。このどれかを大きく変えたい時に、フレームセットの交換をするのが多いでしょう。

重量は大きく変わるケースも

車体全体の重量への影響が大きいフレーム

フレームセットの交換で、大きく影響が出るのが重量。

ロードバイクを構成するパーツの重量のうち、フレームセットが占める割合は25〜30%ほどもあるので、フレームセットの重量が変わるとロードバイク全体の重量に大きく影響します。

軽量化の定番といえばホイールのアップグレードですが、前後2kgくらいのエントリークラスの完成車のホイールを500g以上軽量化するとなると、5万円以上のホイールを選択することになりますが、フレームセットなら500g以上軽量化することも可能です。

特に、アルミ・クロモリなどの金属系のフレームから、カーボンフレームにアップグレードするだけで1kg以上軽量化することも可能です。逆にカーボンフレームからアルミ・クロモリなどの金属系に変えると、重量が増えることがほとんどです。

乗り心地が変わる

フレームが変わると乗り心地も変わります。

一番大きいのは素材の違い。ロードバイクのフレームに使われる素材は主に、

  1. クロモリ
  2. アルミ
  3. カーボン
  4. チタン

の4種類ですが、それぞれ独特な乗り心地があるため、素材を変えると乗り心地が一新します。現在の主流はカーボンフレームですが、乗り心地を求めて敢えてクロモリフレームに交換する人もいるくらいです。

また、ロードバイクはフレームセットごとに形状やサイズ感も違うので、同じメーカーの同じサイズでも、フレームが違えば乗り心地は変わります。

実は「見た目」は重要な要素

ロードバイクの性能には影響はありませんが、交換理由で多いのが「見た目」。当たり前ですが、フレームセットを変えるとほとんど別のロードバイクに出来ます。

「見た目を変えるためだけに交換するのも・・・」と思ってしまいますが、見た目は重要です。好きな形、好きな色のロードバイクであれば愛着も湧きますし、もっと乗りたい、もっと大事にしたいと思うようになります。

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ロードバイクのフレームセット交換のメリット

完成車を買うよりも安くできる

ロードバイクを新調したいと思ったら、完成車を買うのが一般的です。買ったその場で新しいロードバイクになるのですから簡単ですが、どうしてもお金がかかってしまいます。

一方で、フレームセットの交換なら、フレームセットだけを買えば良いので、コストはグッと下がります。フレームセットを選ぶ際に、現在の使っているコンポを使いまわせるように選べば、フレームセットの値段だけで新しいロードバイクに乗ることが出来ます。

違い規格のコンポーネントを搭載できる

ロードバイクのフレームは、搭載するパーツやコンポの規格を決定づけます。

例えば、現在のフレームがキャリパーブレーキ用のフレームだったとしたら、現在主流になりつつあるディスクブレーキは搭載できません。ディスクブレーキ対応フレームに交換すれば、他のコンポはそのままに、ディスクブレーキ化が出来ます(ディスク専用パーツの交換は必要)。

フレームによって規格が変わるのは、

  1. ブレーキ(キャリパー、ダイレクトマウント、ディスクなど)
  2. シフト(STIレバー、Wレバーなど)
  3. BB(JIS、イタリアンなど)

がメインでしょう。

ロードバイクのフレームセット交換のデメリット

コスパが高くないことがある

フレームセット交換は、コンポが使いまわせるため、基本的にはコスパが高いアップグレードですが、選ぶフレームセットによってはコスパが高くないことがあります。

まず、新車のフレームセット単体販売は値段が高いことがあります。工賃を入れたら完成車のと同じくらいでは?というケースもあるので、しっかり交換コストと新車コストを計算して選ぶようにしましょう。

また、キャリパーブレーキからディスクブレーキへのアップグレードなど、使いまわせるパーツが少ないと、完成車を買った方が安く上がることもあるので注意が必要です。

交換コストがかかる

フレームセットを交換するということは現在のロードバイクをバラして、新しいフレームに取り付けるという作業が発生します。組み替えをまるッとショップにお願いすると、場合によってはエントリークラスの完成車が買えるくらいの値段になることもあります。

自分でやれば無料ですが、時間というコストがかかります。

その意味では、バラ完という作業を楽しめる人以外は、あまりメリットがないとも言えます。

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