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邪魔にならずに操作しやすい!ロードバイクのベルの位置まとめ
最終更新日: 2022/10/20
公開日: 2020/09/29
道路交通法で装備が義務付けられている「ベル(警報器)」。ロードバイクの見た目を損なわず、邪魔にならず、操作しやすいロードバイクのベルの位置と選び方をまとめました。
この記事の目次
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ロードバイクにベルは必要?
ロードバイクで”公道を走る”のであれば、ロードバイクは「車道を走る車両」となるため、道路交通法第71条、東京都道路交通規則第8条で決められた「警音器の整備されていない自転車を運転しないこと」に準ずる必要があります。つまりベルなどの警報機をつける必要があります。
ただしこれは、「公道を走る場合」に限るため、レースなどで使う際にはつけなくても構いません。ロードレースの大会などの映像を見ると、選手はベルをつけてないことから「ロードバイクはベルが必要ない」と勘違いされがちですが、大会の場合は閉鎖された公道を走っているため例外です。
邪魔にならないロードバイクのベルの位置は?
法令では、ベルの位置に関する規定がないため、「警告器として機能する場所」であればどこにつけても問題ないでしょう。
ロードバイクでの走行に邪魔にならないベルの取り付け位置は、
- ステム上
- STIレバーのブラケット下
- バーエンド
- フロントフォークコラム
あたりになるでしょう。
操作を考えると、ドロップハンドルの握り手やSTIレバーに当たる部分には取り付けない方が良いでしょう。
操作しやすいロードバイクのベルの位置は?
ロードバイクの場合、ハンドルの持つスタイルは
- ブラケット・ポジション
- フラットバー・ボジョン
- 下ハンドル・ポジション
の3つです。
このうち、下ハンは長時間いるポジションではないですし、フラットバー・ボジョン時は速度をそこまで出してないことが多いので、ベルはどこに取り付けてあっても操作できます。
そう考えると、多くの方がポジション時間が長いブラケットポジションから操作しやすい所にベルを取り付けるのがベストと言えます。
ブラケットポジションでベルの操作がしやすいのは、
- STIレバーの根元
- ドロップハンドルの曲がり始め
あたりとなります。
ブラケットポジションの時はスピードが出ているので、「ブレーキで減速しつつ、ベルで警報する」という二つの動作を同時に行える場所に取り付けましょう。
その意味では、バーのフラット部分やステム上やフロントフォークコラムなどのポジションを変更しなくてはならない位置は、ロードバイクのベルの取付位置としては適切とは言えません。
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オススメのベルの位置
ロードバイクのブレーキは、制動力やロックの危険性を考えると前ブレーキをメインで使うことになるので、右手は常にブレーキのために使いたいところ。
ですので、ベルは左ハンドルのブラケットの根元あたりに設置するのがオススメです。ブラケットポジションで走行中は、右手はハンドルレバーを意識して、左手はベルの引き手に親指を掛けておくくらいのイメージだと、危険を察知した時にすぐに警告音を出すことができます。
ただし、右利きの方は、右手の方がベルを操作しやすい場合もあるので、左右どちらか良いかを試して決めると良いでしょう。
邪魔にならないのはステム上やフォーク・コラム
一方で、ハンドル操作の邪魔にならず、見た目的にも悪くないのは、ステム上やフロントフォークコラムです。ステムの上はサイコンを設置している場合は取り付けが出来ませんが、フロントフォークコラムは見た目もスッキリすることから、ここにベルを取り付ける方も多いでしょう。
ただし、ステムやコラムはブラケットポジションから距離があるため、危険を察知してからベルを鳴らすまでにワンテンポあるため、即座の対応がしづらいのがデメリットです。
エアロハンドルはどうするか?
フラット部分がエアロ形状になっている(丸じゃない)タイプのロードバイクの場合は、フラット部分にベルを取付できないケースがあります。
その場合は、ゴムバンド式のベルを購入すればフラット部分にも取付可能です。
また、ブラケットポジション付近に取り付けるのであれば、エアロハンドルでも丸くなっているので問題なく取り付けることができます。
邪魔にならずに操作しやすい、ロードバイクのベルの位置を見てきました。
ロードバイクに乗っているとベルなどの警告器はどうしても邪魔な気がしてしまいますが、命を守るための装備でもあるのでしっかりと操作しやすい場所に取り付けましょう。