WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2021/11/05
ここ数年で人気急上昇中のグラベルロードバイク。しかし、一般的なロードバイクとグラベルロードの違いはどこにあるのでしょうか?グラベルロードバイクを見分ける方法と、選ぶ際のポイントをまとめました。
この記事の目次
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ロードバイクのいちジャンルという扱いのグラベルロードバイクには、明確な基準がありません。
グラベルロードバイクの特徴としては、
この両方のバランスが取れたロードバイクをグラベルロードバイクと呼んでいることが多く、「ロードバイクならドロップハンドル」「MTBならサスペンション」のような明確な違いはありません。
また、「悪路での走破性能」というのは明確な基準がないため、極端に言えばメーカーが「グラベルロードバイクです」と言えば、グラベルロードバイクに分類されるとも言えます。
そもそも自転車の区分分けは明確ではない部分が多いですが、グラベルロードバイクはその基準がより曖昧で、でもグラベルロードという特色はあるため、よりわかりにくくなっているのが現状です。
グラベルロードバイクかどうかを判断する明確なポイントの一つが、グラベルコンポを搭載しているかです。
現在、自転車コンポーネントの3大メジャーメーカー、シマノ、カンパニョーロ、スラムは、全てグラベル用コンポーネントをリリースしています。シマノは「GRX」、カンパは「EKAR(エカル)」、スラムは「XPLR」がグラベル用コンポです。
これらを搭載しているロードバイクは「グラベルロードバイク」と考えて間違いないでしょう。例えば、MERIDAのグラベルシリーズ「SILEX」は、シマノのGRXを搭載しています。
一方で、完成車メーカーが「グラベルロードバイク」と呼んでいる車体を見ると、必ずしもグラベル用コンポを搭載していないことがわかります。
例えば、日本メーカーのNESTOのグラベルロードバイク「GAVEL」やFUJIの「JARI 1.7」は、シマノのエントリー向けコンポ・SORAのR3000シリーズを搭載していますし、FELTのグラベルロード「BROAM」は、最上位グレードこそGRXのRX810シリーズとRX600シリーズのミックスコンポですが、それ以外のモデルではTIAGRAやCLARISコンポを搭載しています。
アメリカのオフロード系自転車ブランド・BREEZERのグラベルロードバイク・RADAR EXPERTに至っては、ドロップハンドルにも関わらず、シマノのMTB向けのDEOREのミックスコンポ構成です。
ロードバイクとは大きく異なるグラベルロードバイクの大きな特徴が、太いグラベル用のタイヤを装着している点です。これはグラベルロードバイクは未舗装路も走る前提なので、未舗装路でもしっかりと路面をキャッチするためには太めのタイヤが必要になるためです。
ロードバイクでは25Cサイズが主流ですが、グラベルロードバイクでは30C以上、モデルによっては38Cなどの太いタイヤを装着していることがほとんどです。
その意味ではロードバイクの見た目なのに35C以上の太いタイヤを装着している場合は、「グラベルロード」と呼ばれていなくても、グラベル用途にも向いていると考えても良いでしょう。
砂利道などの悪路を走る前提のグラベルロードバイクでは、リムやシューに泥や砂が付着して制動力が落ちたり、ブレーキやホイールが破損することを避けるために、ディスクブレーキを搭載しているモデルがほとんどです。
これは、従来のリムブレーキだと、構造的に装着可能なタイヤサイズが28Cくらいが限界なため、太いタイヤのラインアップが多いグラベルタイヤを装着するためのクリアランスを設けるために、ディスクブレーキを採用しているという側面もあります。
走行中にハンドルレバーでシートポストの高さを変更できるのがドロッパーシートポスト。本格的な悪路を走ると、どうしてもハイポジションでは走りにくい箇所が出てくるため、そうしたシーンにも対応するために開発されたコンポーネントです。
元々MTBで採用されることが多かったドロッパーシートポストですが、グラベルロードバイクでも採用されることがあります。
例えば、シマノのGRX・RX810シリーズでは、STIレバーがドロッパーシートポストに対応しています。
リア変速が12速、13速と多段化している現在、MTBなどではフロントに変速機構を持たない「フロントシングル」が新しい風潮になっています。グラベルロードバイクも例外ではなく、11速以上の上位コンポーネントを搭載しているグラベルロードバイクは、フロントシングル車が増えています。
フロントシングルにすることで、泥や砂でフロントシフトが効かなくなる状況を回避できるだけでなく、シフトチェンジがシンプルとなるため、瞬発的な判断が必要になる悪路での快適性がアップします。また、フロント周りがスッキリすることで、悪路を走った後の洗浄が楽になるというメリットもあります。
フロントシングルの場合、様々なギア比を得るために、11-42Tなどのワイドレシオなスプロケットが採用されます。
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グラベルロードが求めている世界観(舗装路を快適に走って、そのまま悪路も楽しめる)を実現するためには、太めのタイヤを装着するのが最低条件です。その意味では、タイヤクリアランスが確保できるディスクロードバイクを選ぶのがベストでしょう。
ディスクブレーキ搭載車であれば、フレーム・フォークに十分なタイヤクリアランスがあるので、最初は28Cくらいのタイヤサイズではじめて、ライドする場所によってもっと太いタイヤに交換するということもできます。
リムブレーキ車でもロングアーチブレーキを搭載していれば、30C程度の太いタイヤを装着することも可能ですが、車種としてはレアケースになるので、ディスクブレーキ搭載車を選ぶのがベストです。
グラベルロードバイクは、悪路を走る「アドベンチャーライド」と舗装路を速く遠くまで走る「ロングライド」の両方を快適にできるロードバイクですが、「アドベンチャーライド」の割合が多い場合は、フロントシングルにすると悪路での快適性がアップします。
変速がシングルになるためシフトチェンジがシンプルになりますし、フロントを40Tなどのコンパクトに設定して、リア最大を40T以上にすれば、MTBが走るような道でも、ロードバイクで走れます。
フロントダブルでもリア最大歯数を大きくすることはできますが、リアディレイラーのトータルキャパシティを超えてしまったり、フロントダブル用のリアディレイラーはロー・スプロケットの最大歯数が大きくないことがあるので、リア最大を大きくしたいのであればフロントシングルがベストです。
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