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サイクルトレーニング付きスマートウォッチはサイコンの代わりになる?
公開日: 2021/07/22
最近は、スマートウォッチにサイクルトレーニング機能がついているモデルが増えてきました。今回は、スマートウォッチのサイコンの代わりになるのかを検証していきます。
この記事の目次
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サイクルトレーニング付きスマートウォッチはサイコンとして使える?
ライドログとしては十分な機能
最新のスマートウォッチは、GPSだけでなくBluetoothやANT+で外部センサーと接続する機能も搭載されているため、スマートウォッチだけで、スピード、ケイデンス、パワー、心拍などの基本的なライドデータを取得できます。これらのデータはサイコンで取得しているデータと同じです。
取得できるデータを比較すると、概ねサイコンと同じということがわかります。(実際に取得できるデータは、製品によって異なります)
取得できるデータ | スマートウォッチ | サイコン |
---|---|---|
スピード | ○ | ○ |
距離 | ○ | ○ |
獲得標高 | ○ | ○ |
勾配 | ○ | ○ |
ケイデンス | 外部センサー | 外部センサー |
パワー | 外部センサー | 外部センサー |
心拍 | ○ | 外部センサー |
上位モデルであれば、スタンドアローンでデータを収集して、スマホなどにデータ転送してくれるので、ライドログを取ってStravaなどに送信するというだけの用途であれば、スマートウォッチは十分にサイコン代わりになると言えます。
リアルタイムモニターとしては使いづらい
一方で、サイクルトレーニング付きスマートウォッチをサイコン代わりにするとなると、問題はリアルタイムでライドデータをモニターしづらいという点です。
スマートウォッチは腕につけているので、ライドデータを確認する時にどうしても視線が腕に行ってしまいます。サイコンは、視線を落とすだけで情報が確認できるため1、2秒くらいで情報を見れますが、スマートウォッチだと腕をあげて小さな画面を見るため時間がかかります。
ちょっとした差ですが、高速巡航している際などは数秒でも前を見れないのは非常に怖いため、使い勝手や安全面で考えると大きな差です。
また、スマートウォッチによっては、常時表示が可能なモデルもありますが、常時表示がないスマートウォッチだと、スイッチを押したり、腕をあげないとデータが表示されないのもデメリットです。
操作性という面でも、表示を切り替えるのも、タッチディスプレイや小さなボタンで操作する必要があるため、操作性は良くありません。
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スマートウォッチをサイコンの代用とするメリット
スマートウォッチをサイコンの代用とする最大のメリットは、ハンドル周りをスッキリできる点でしょう。ハンドル周りは、ライト、ベルなど意外とごちゃごちゃしてしまうものなので、スマートウォッチなら腕につけるだけで解決です。
スマートウォッチの場合、心拍センサーも内蔵しているので、心拍センサーバンドも省けるため、サイコンを使う時に比べて荷物を2つ減らすことができます。
この点は、サイクリングやポタリングなどの、頻繁に自転車から乗り降りするシーンでメリットが出てきます。自転車から離れる度にサイコンを外したりつけたりする必要がないので、ライドスタイルが身軽になります。
スマートウォッチをサイコンの代用とするデメリット
スマートウォッチをサイコンの代用とする最大のデメリットは、リアルタイムモニターできないことでしょう。ライド中は、スピードやケイデンスをモニターしながら走りたいという人に取っては致命的なデメリットです。
また、スマートウォッチのモデルによってはバッテリーが持たないケースもあります。Garminなどのフィットネス専用メーカーのスマートウォッチは10時間以上稼働できるモデルが多いですが、PC・スマホメーカーのスマートウォッチは、心拍センサーとGPSを使うと数時間しか持たない製品もあります。
サイコンは20時間くらいバッテリーが持つのが当たり前になっているので、特に100km以上のロングライドをするような方は注意が必要です。