WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2021/02/12
シマノの旧世代上位ブレーキと、現行下位グレードブレーキはどっちがいいのか。シマノのブレーキのテクノロジーや発売年から考察しました。
この記事の目次
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まずはシマノの歴代ブレーキに搭載されているテクノロジーを確認してみましょう。
シマノの最新ブレーキテクノロジーがこの「SLR-EV」。従来のデュアルピボット式ですが、支点を3つにすることで剛性を高めています。ブレーキ・レバーの引き量はNEW SUPER SLRと互換性があります。
SUPER SLRの進化バージョンで、対応するSTIレバーと組み合わせることで弱い力でも強い制動力を出せるようになったのがNEW SUPER SLRです。
先ほどのSLR-EVとは別物ですが、ブレーキ・レバーの引き量はSLR-EVと互換性があります。
シマノのブレーキがデュアルピボット式になった世代。NEW SUPER SLRと混同しやすいため、旧SUPER SLRと呼ばれることが多いです。
NEW SUPER SLRよりもブレーキで制動をかける時に握力が必要とされています。
では、それぞれのテクノロジーが、どのブレーキに採用されているのかを、ロードバイクのグレードごとにみてみましょう。
グレード | SLR-EV | NEW SUPER SLR | 旧SUPER SLR |
---|---|---|---|
DURA-ACE | BR-9000以降 | BR-7900 | BR-7800以前 |
ULTEGRA | BR-6800以降 | BR-6700 | BR-6600以前 |
105 | BR-5800以降 | BR-5700 | BR-5600以前 |
TIAGRA | - | BR-4600以降 | BR-4500 |
SORA | - | BR-3500以降 | BR-3400 |
CLARIS | - | BR-2400以降 | BR-2300 |
2021年1月現在では、最新のテクノロジーであるSLR-EVに対応しているのは、105以上のグレードのブレーキだけです。TIAGRA以下のブレーキは、最新のものでも全てNEW SUPER SLR止まりです。
レースレディでホビーレーサーにも好まれる105ですが、1世代前のBR-5800からSLR-EVに対応しているため、「アップグレードするなら最低でも105以上」というのはこういう点から来るのかもしれません。
続いて、シマノのロードバイク向け現行世代のブレーキは、どのテクノロジーを採用しているのかをみてみましょう。
グレード | SLR-EV | NEW SUPER SLR | 旧SUPER SLR |
---|---|---|---|
DURA-ACE | BR-R9000 | - | - |
ULTEGRA | BR-R8000 | - | - |
105 | BR-R7000 | - | - |
TIAGRA | - | BR-4700 | - |
SORA | - | BR-R3000 | - |
CLARIS | - | BR-R2000 | - |
シマノの現行世代のブレーキは、全てNEW SUPER SLR以上になっています。
105以上については最新テクノロジーである「SLR-EV」ですが、それ以外のグレードは全てNEW SUPER SLRです。その意味では、テクノロジー的には「105以上と、それ以外」とも言えます。
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中古ショップなどでブレーキを買う時に思い浮かぶのが「旧世代の上位グレード vs 現行世代の中位・下位グレード」どっち?ということですよね。
現行の中位・下位グレードは、旧世代の上位グレードブレーキと比較してみましょう。
まず、1世代前の上位グレードと現行グレードを比較すると下記のようになります。
グレード | SLR-EV | NEW SUPER SLR | 旧SUPER SLR |
---|---|---|---|
DURA-ACE | BR-9000 | - | - |
ULTEGRA | BR-6800 | - | - |
105 | BR-5800 | - | - |
TIAGRA | - | BR-4700 | - |
SORA | - | BR-R3000 | - |
CLARIS | - | BR-R2000 | - |
105以上は現行のR世代の1世代前からすでにSLR-EVなので、旧機種であっても現行世代の中位・下位グレードのブレーキよりも良いブレーキと言えます。
パーツの状態を考えないのであれば、新品の現行下位グレードよりも、中古の1世代前の105以上のブレーキの方が買いということになります。
では、2世代前の上位グレードのブレーキと比較するとどうでしょうか?
グレード | SLR-EV | NEW SUPER SLR | 旧SUPER SLR |
---|---|---|---|
DURA-ACE | - | BR-7900 | - |
ULTEGRA | - | BR-6700 | - |
105 | - | BR-5700 | - |
TIAGRA | - | BR-4700 | - |
SORA | - | BR-R3000 | - |
CLARIS | - | BR-R2000 | - |
全てNEW SUPER SLRになりました。つまり、現行世代の中位・下位グレードのブレーキは、テクノロジー的には「上位グレードの2世代前のブレーキと同等」と見ることができます。
ちなみに、現行世代の中位・下位グレードのブレーキは2015〜2017年に発売されていますが、上位グレードの2世代前のブレーキというと2008〜2010年に発売された製品です。
パーツの劣化を考えると、10年以上前のブレーキを買うよりも同等テクノロジーを搭載した現行世代の中位・下位グレードのブレーキを買ったほうが、パーツとしての持ちは良さそうですね。
シマノの旧世代上位ブレーキと、現行下位グレードブレーキはどちらが良いのかをみてきました。
まとめると、
ということでしょうか。
ブレーキを交換・アップグレードしたいと思った時に、どのパーツにするかは結構悩みどころですが、搭載されているテクノロジーの視点から見ると、より選びやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。
一般的にはシマノの下位グレードのディスクブレーキでも、リムブレーキの中位から上位グレードと同じくらいの制動力があると言われます。
それ以外にも、リムブレーキは機械式(ワイヤー式)で、シマノの上位グレードのディスクブレーキは油圧式で方式が違うため、ブレーキのフィーリングも異なります。
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