ロードバイク用のスタンドの種類と選び方

公開日: 2021/08/13

シティサイクルと違って、標準でスタンドがついていないロードバイクではどのようにスタンドさせれば良いのでしょうか?今回はロードバイク用のスタンドの種類と選び方をまとめました。

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普段使いの自転車なら

ロードバイクを移動の足として普段使いに使っているのであれば、どんな場所でもしっかりと駐輪できるスタンドを選びましょう。

特に、集合駐輪場に駐輪する際は、しっかりスタンド出来ていないと隣の自転車に倒れたり、隣の自転車が出し入れする際にフレームなどを傷つけられてしまう可能性もあるので、「しっかり自立できる」という点を重要視しましょう。

片足スタンド

クロスバイクなどで取り付け例が多いのが片足スタンド。フリー側とは反対のシートステー、チェーンステーに取り付けるタイプで、基本的にどんなロードバイクにも取り付けが可能です。また、シティサイクルのような感覚で駐輪できるのもメリットです。

シートステー、チェーンステーに強いトルクでネジ締めをするので、フレームが傷つくのがデメリット。特にカーボンフレームのロードバイクではフレームの破損につながるので使わない方が賢明です。

センタースタンド

BB付近のチェーンステーの空間に取り付けるタイプのスタンド。両足式、片足式があります。両足式だと、ロードバイクが自立するので転倒防止になります。

マンションの駐輪場や駅前の自動ロック駐輪場は、タイヤが細いロードバイクだと横に倒れやすいので、使う頻度が多いのであればしっかり自立できるこのタイプがオススメです。

センタースタンド式はとても便利なですが、BB付近にクリアランスがあるロードバイクでしか取り付けが出来ません。また、片足スタンド同様締め付けトルクがかなり高いので、カーボンロードバイクには取り付けできないのもデメリット。

サイクリング・ロングライド目的なら

サイクリングやロングライドが目的の場合は、駐輪することよりもライドしている時間のが圧倒的に長いので、簡易スタンドがあれば問題ないでしょう。

ペダルスタンド

ペダルとクランクの先端に取り付けて簡易スタンドにするタイプ。持ち運びも簡単で、ツールボトルやサドルバッグに入れておけば、必要な時にさっと取り出してスタンドにできます。ペダルを使うので、カーボンロードバイクでも使用可能です。

有名メーカーでは、TOPEAKのFlashStand、GORIXのクランクスタンドがあります。また、ミノウラからは携帯ツールが簡易スタンドになる製品(MINOURA HPS-9)もあるので、自分のスタイルに合ったことタイプを探してみると良いでしょう。

ロードバイクユーザーで駐輪をよくするのであればベストチョイスと言えますが、デメリットとしてはクランクの太さや長さ、ペダルの形状によっては使えない点。また、他のスタンドと比較して価格が高めな点でしょうか。

スタンドを使わず立てかける

ロードバイクユーザーに意外と多いのがこのタイプ。ガードレールやお店の壁などに立て替えているロードバイクを見たことあるかもしれません。

お店にとっては迷惑になる可能性もありますし、ロードバイク的にも傷つく可能性があるので、あまり良いやり方ではないですが、なるべく迷惑にならない形で短時間だけ立てかけるようにしましょう。

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バイクスタンドがある目的地を選ぼう

最近では、サイクリングなどでロードバイクユーザーが訪れることが多い店舗には、バイクスタンドが設置されることが増えてきました。

どのお店にバイクスタンドがあるのかなどは、TwitterなどのSNSで調べるとある程度情報収集できるので、サイクリングやロングライドに行く前に、「休憩・観光をする場所にバイクスタンドがあるか?」を調べてから、目的地を決めるとベストです。

たかがバイクスタンドですが、お店にとっては設備コストがかかっていますので、バイクスタンドがあるお店で休憩するなら、食事をするなり何か買い物をするなりして、お店に感謝の示すようにしましょう。

盗難対策もしっかりと考えよう

スタンドが必要ということは、ある程度の時間駐輪することを前提としていますが、ロードバイクは高価な車体が多いため、盗難被害が多い自転車です。

特にバイクスタンドなど「引っ掛けるだけ」のスタンドでは、車体だけでなく、サドルやホイールだけが盗難されるケースもあるので、しっかりとワイヤーでロックしてバイクスタンドに固定しましょう。

駅前などにある自動ロック式駐輪場も意外と注意が必要です。自動ロック式駐輪場はロックされるから安心のように感じますが、「駐輪番号を押して駐輪料金を払えば盗難できる」ので全く安全ではありません。

自動ロック式駐輪場には、盗難対策のために「解錠ロック」ができる駐輪場もあるので、ロードバイクを駐輪するなら、解錠ロックがあるタイプの自動ロック式駐輪場を選びましょう。

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