高価なロードバイクやMTBは、セキュリティや車体の保護を考えると外保管ではなく、室内保管がベスト。今回は、室内保管用バイクスタンドの種類とそれぞれの価格帯、特徴、メリット・デメリットをまとめ、どのスタンドを選ぶべきかをガイドします。
サイクルパンツはビブショーツvsビブなし、どちらが良い?
公開日: 2023/12/29
ロードバイクのサイクルパンツの定番となっているビブショーツ。ビブなしショーツと何が違うのか、どちらを選ぶと良いのかを、それぞれの特徴、メリット・デメリット、用途から比較します。
この記事の目次
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ビブショーツとビブなしショーツの違いを比較
まずはビブショーツとビブなしショーツの形状、特徴の違いを比較してみましょう。
ポイント | ビブショーツ | ビブなしショーツ |
---|---|---|
形状 | 肩まである | 通常のズボンと同様 |
脱ぎ着 | しづらい | 簡単 |
フィット感 | 高い | 普通 |
ズレやすさ | ズレにくい | ズレやすい |
ズレ落ち | ほぼなし | 落ちやすい |
腹部の圧迫感 | 少ない | ややある |
ビブショーツのメリット・デメリット
ビブショーツのメリットは、
- ズレ落ちない
- フィット感が高い
- 腹部の圧迫感が少ない
という点でしょう。これらはライド中の違和感やストレスや、股ずれなどの痛みにつながるため、ライド中の快適さを優先するならビブショーツということになります。
一方で、ビブショーツのデメリットは脱ぎ着のしにくさ。特にライド中にトイレに行きたくなった際、ジャージを脱いでビブを下ろすという手間があるため、ライド中に頻繁にトイレに行きたくなる方はストレスになるかもしれません。
ビブなしショーツのメリット・デメリット
ビブなしショーツの最大のメリットは脱ぎ着のしやすさ。形状的に普通のハーフパンツと同じなので、トイレに行く際も普段通りなので、そうしたストレスがありません。
一方で、ビブなしショーツのデメリットはビブショーツのメリットの逆になります。
- ズレ落ちやすい
- フィット感がやや低い
- 腹部の圧迫感がある
サイクルジャージは、ショーツの上に被せるタイプがほとんどですが、ベースレイヤーなどのインナーを着ている場合や、ウエストが太めの方は腹部にやや圧迫感を感じるかもしれません。
また、肩からショーツを引っ張り上げてるビブショーツと違って、ビブなしショーツの場合はズレ落ちがどうしても多少なりとも発生します。ズレ落ちてくると違和感があるだけでなく、パッドがズレて股ずれの原因になることもあります。
ただ、この辺りは個人差もあるところですし、ビブなしショーツでも股ずれは全然起きないこともあります。
どちらを選ぶと良い?
ライドスタイルに合わせて決めよう
フィット感やズレ落ちの無さなどを考えると、ビブショーツの一択のように思えますが、ロングライドやサイクリングなどの気軽なライドの時は、脱ぎ着の面でストレスになることもあります。
その意味では、ライドスタイルに合わせて決めるのがベストです。
数時間のトレーニングくらいならトイレに行かないことも多いのでビブショーツでも問題ありませんが、1日のライドで頻繁にトイレに行くたくなる方は、もしくは食事や観光なども楽しむ方は、トイレに行く機会はあるのでビブショーツだとストレスになるかもしれません。
自転車キャンプなどのレジャーを楽しむ場合も、ビブなしショーツの方が気楽です。
股ずれに悩んでいる方は、ビブショーツを試してみる価値あり
一方で、現在ロードバイク、MTBのライドでビブなしショーツを使っていて、股ずれに悩んでいる方は、一度ビブショーツを試してみるというのは一つの手です。
固いサドルを採用するロードバイク、MTBでの股ずれは、ウェアだけでなくポジション、フォーム、サドルの素材や経常など、複数の要因で発生するためショーツだけが原因ではありませんが、パッドの位置の問題で違和感を感じたり、痛みが発生していると感じるなら、ビブショーツを試してみる価値はあります。
ピチピチ感が嫌なら「通常のハーフパンツ + パッド付きインナー」という手も
ビブショーツは、もともとロードレースなどの競技用にデザインされたもののため、空気抵抗やフィット感を重視するためにかなりタイトなフィットで設計されています。いわゆる「ピチピチ感」があるスタイルです。
こうしたピチピチ感が見た目的に受け入れられないという方は、通常のスポーツ用のハーフパンツに、アンダーウェアにサイクリング用パッドがついたインナーを組み合わせるのも一つの手です。
ライド中にパンツがパタついたり、空気抵抗が落ちたりはしますが、ただのスポーツウェアくらいの見た目的で、ビブなしショーツと同じくらいのフィット感でライドを楽しむことができます。