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ロードバイクにリフレクターは必要?
公開日: 2022/04/13
ロードバイクには標準搭載されていないことがほとんどのリフレクター。ロードバイクにリフレクターは必要なのか。法的な観点と安全面の両方からまとめました。
この記事の目次
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道路交通法の指定は「夜間」の走行時に装着義務
シティサイクルなどの自転車には最初からリフレクターが搭載されていますが、これは道路交通法で装着が定められているためです。
第五十二条 車両等は、夜間、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
第六十三条の九 2 自転車の運転者は、夜間(第五十二条第一項後段の場合を含む。)、内閣府令で定める基準に適合する反射器材を備えていない自転車を運転してはならない。ただし、第五十二条第一項前段の規定により尾灯をつけている場合は、この限りでない。
道路交通法上は、夜間に公道にいる時に尾灯が必要となっています。また、リフレクター(反射器材)という指定はなく、尾灯もしくは反射器材となっています。
ちなみに、ここにはありませんが、「トンネルや濃霧などの視界が悪い・暗い場所を走行する時」にも尾灯もしくは反射器材を装着する義務があります。
また、都道府県の道路交通条例では、尾灯・反射機材ともに後尾につける場合は「赤色」でなくてはならないと指定があります。
まとめると、
- 夜間、もしくは暗所を走行する時
- 尾灯・反射器材を装着する義務がある
- 尾灯・反射器材は赤色
となります。色については厳密は「赤い尾灯」という指定ですが、反射機材も尾灯に準ずるものなため、市販車の後尾リフレクターは赤なのでしょう。
昼間の走行ならリフレクターは不要?
道路交通法上の文言から「ロードバイクで昼間しか走らないのであれば、リフレクターは不要」と考えている方が多いですが、「トンネルや濃霧などの視界が悪い・暗い場所を走行する時」にも装着義務があります。
ライド中に突然天気が悪くなったり、知らないルートを走っていたらトンネルに入ったりは当然あるいので、道路規制がされているレース用途のロードバイク以外では、「ロードバイクで昼間しか走らない」という前提条件は100%の条件ではありません。
実際、トンネルでロードバイクが追突される死亡事故は多く、道路交通法を守る以前に命を守れないケースも多々あります。
そうした観点から、例え「ロードバイクで昼間しか走らない」としてもリフレクターは装着した方が良いでしょう。
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邪魔にならないロードバイクのリフレクターの選び方
リフレクターというと、シティサイクルに装備されているような「丸い赤い反射板」をイメージしますが、道路交通法上は反射板が丸くないとダメという規定はありません。実際、自動車のテールライトも、四角や丸、菱形など様々な形があります。
「ロードバイクの邪魔にならないけど、リフレクターはつけたい」という方にオススメの方法は、シールタイプの反射板を使う方法です。
3Mなどの大手メーカー製の反射テープは、強度・輝度ともにしっかりしていて、500円未満で購入できるのでオススメです。
ロードバイクのフレームを傷つけたくない・シール跡を残したくないのであれば、シートポストやシートポストクランプに取り付けるのがオススメ。ヘルメットの後部に貼り付けるのも良いでしょう。
どちらも後続車からも見やすい位置になるのでしっかりと視認できます。
テールライトと共用するとベスト
ロードバイクでは、後続車から認識してもらうためにテールライトを装着しているユーザーは多いでしょう。テールライトは本来「赤色ライトを点灯」させる必要がありますが、リフレクターがあれば、点灯の役割をリフレクターに任せて、テールライトを点滅させて後部からの認識力を高めることが出来ます。
自動車の運転手はテールライトやブレーキライト、信号など「赤い光」を注視するため、夜間に限らず昼間でもテールライトとリフレクターを両用しておくと安心です。