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穴きサドルのメリット・デメリット
公開日: 2022/01/21
ロードバイクの股擦れやお尻の痛みを軽減してくれる穴きサドル。そのメリットとデメリットをまとめました。
この記事の目次
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穴きサドルのメリット
股擦れの痛みを軽減出来る
ロードバイクなどの前傾姿勢が深い自転車に乗っていると、どうしてもサドルと股擦れを起こして痛みになります。そこでサドルを穴あきサドルにすると、男性なら尿道付近、女性ならデリケートゾーン付近が擦れないので、痛みを軽減できます。
通常のフラットなサドルから穴あきサドルに変えただけで劇的に股擦れの痛みが無くなったという方もいるほど、股擦れに悩むユーザーにとっては効果的です。
ムレを軽減出来る
暑い日にロングライドをしていると、密閉空間になってしまうサドル上はムレて汗をかきやすくなります。
上級者であれば、ライド中にポジションを微調整したり、足に溜まった乳酸を開放するために敢えてダンシングを取り入れたりと、ずっと座っていないことで対処ができますが、特に初心者はずっと同じ姿勢で走り続けることが多いため、お尻がムレてインナーが汗でビショビショになってしまったりもします。
穴あきサドルを使うことで、ウェアが持つ湿気をサドルの穴から放出できるので、サドルによるムレを軽減出来ます。
穴きサドルのデメリット
人によっては痛いことも
メリットばかりのように感じる穴あきサドルですが、実は人によっては「穴あきサドルの方が逆に痛い」ということもあります。
これはその人の体型や、ライド時のポジションの取り方、またサドルの形状や素材にもよりますが、穴が空いているところの素材がどうしても硬くなってしまうため、そこが痛いということが多いようです。
もし穴あきサドルで痛みを感じるようであれば、サドルのポジション(前後、傾き)を変えてみると改善するかもしれません。
ポジション次第で違和感を感じる
穴あきサドルは、穴が空いているところと、空いていないところがあります。その違いがあることから、ライド中にポジションを変えると違和感を感じることがあります。
人によっては「穴あき部分にフィットすると完璧だが、少しでもズレると痛い」場合や、「穴あきのための独自形状で、お尻が安定しない」という場合もあるそうです。
このような細かな違いについては、実際にサドルを使ってみて違いを体感するまでわからない部分でもあるので、購入前から見分けるのは難しいでしょう。
もし、高額な穴あきサドルを購入予定なら、ショップによってはお試しサドルを用意してくれるところもあるので、お試しを使ってみましょう。
穴あきサドルだけでも種類豊富。沼には要注意
一言に穴あきサドルと言っても、安価なものから数万円の高級サドルまで各社ラインアップは豊富です。
穴あきサドルを選ぶ際は、
- 穴の広さ
- 穴の深さ
- エッジ部分の広さ
- ノーズ部分の長さ
に注意しながら、どれくらい空いていれば痛い部分を回避で出来るのか、ノーズの長さは足りているのか、骨盤を支えるだけの広さはあるのかなど、自分の体型に合っているかをチェックしましょう。
サドルはポジチョンや姿勢、お尻の筋肉の付き方で体感が変わってくる難しいパーツなので、しっかりと調べずにサドルを買ってしまって「また合わなかったから、次を買おう」という感じで、サドル沼にハマりすぎないように要注意です。