安定した走りと見た目の良さから、最近ではMTBが街乗り自転車として選ばれることも増えてきています。今回は、「街乗り自転車」という視点でMTBを選ぶ際のポイントをまとめました。
自転車の未完成通販って大丈夫?レビューが極端に別れるわけは?
公開日: 2020/10/06
アマゾンや楽天でよく見かける「自転車の未完成通販」。未完成販売で多い七部組とはどういったものなのかを紐付きつつ、なぜレビューが極端に別れるのか、自転車通販の未完成販売を買っても良いのかを検証します。
この記事の目次
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自転車の七部組は、メーカーから店舗に納入される時の形態
日用品や家電製品などほとんどの製品では、完成品状態でパッケージをして小売店に納入されます。小売店はそのまま箱で保管しておいて、売れたらお客様にパッケージのまま商品を渡します。
一方で、自転車の場合、サイズが大きくハンドルやペダルなどの出っ張る部分が多いため、配送をコンパクトにして送料コストを下げるために「七部組」と呼ばれる「バラし状態」で店舗に納入されます。
この際、
- 前輪
- ハンドル
- サドル
- ペダル
の4つのパーツが分解されていてダンボールでパッケージされます。
自転車販売店は車体が届いたら、パッケージから車体とパーツを取り出して、自転車を完成組します。こうして、我々が店舗でみている自転車になるのです。
90%完成車はほとんどがペダルのみ外れている状態
一方で、自転車の通販でよく見る「90%完成車」は、ペダル、サドルが外れている状態の販売形態がほとんどです。サドルとペダルであれば、素人でもモンキレンチがあれば組み上げることできます。
サドルとペダルが外れているだけの場合は、メーカーや販売店によりますが、販売前整備を実施していることもありますので、購入前に確認して整備してくれる業者から購入するようにしましょう。
ちなみに、七部組なのに90%完成車とうたって販売する業者もいますので、「どこが未完成なのか、整備はするのか」で判断しましょう。
自転車の七部組は要整備ということ
七部組状態で販売される自転車は、「店舗で組み上げ・整備・調整をする前提」で届くということを意味します。自転車の整備の知識がある方は問題ないですが、知識がない方にとっては説明書があったとしても安全に乗れるレベルの整備をするのは難しいでしょう。
七部組状態の自転車を購入する際は、自転車専門店で組み上げと整備を依頼するのがベストです。特に、ブレーキ周りは整備不良がそのまま事故に繋がりますので、しっかりと整備したいところです。
店舗にもよりますが、他店で購入した自転車でも15,000円ほどで組み上げと整備やってくれるところがあります。
七部組自転車はコスパがいいのか?
自分で組み立て・整備調整ができるのであれば、七部組自転車は本体価格が安いことがほとんどなので、コスパは非常に高くなるでしょう。
一方で、自転車販売店で組み上げ・整備調整をお願いするなら、「本体価格 + 1.5万 + お店に持っていく手間」がかかると考えると、素直にそこの店舗で同等グレードの自転車を買ったほうが安上がりで手間も少なくなります。
自転車の七部組売りは、不良品に当たる可能性がある
七部組自転車を販売している業者は、「車体をパッケージから出さずに販売している」ということですので、中身をしっかり見た状態で販売していないことがほとんどです。中には、工場で簡易検品をしてそのまま購入者に届けるというケースもいるようです。
検品をしていないわけですから、プロがチェックをしている自転車販売店で購入するよりも不良品に当たる確率は圧倒的に高くなります。
自転車屋さんは、自店でプロが組み上げ・整備をしているわけですから、手元に届く自転車の不良品率は0%に近くなります。
また、自転車屋さんが整備した時点で不良が多ければ、そのメーカーの製品はそもそも自転車屋さんで置かれなくなります。つまり、自転車屋さんに置いてある自転車というのは、自動的に不良ブランドフィルターがかかっているのです。
自転車の七部組売りはトラブルが不良品対応が大変
自転車の七部組売りでは、車体にトラブルがあった時の返品交換対応が大変です。
自転車はサイズが大きいだけに、販売店側が返品・交換を渋るケースがよくあります。
また、自転車の場合は責任の所在をはっきりさせずらく、
- 販売店側での不良なのか
- 輸送段階での不良なのか
- 自分で組み上げた時に壊したのか
というのが明確に出せないため、販売店側が「うちには問題ない」と言い切ることもしばしばあります。そのまま泣き寝入りする方も中にはいらっしゃるでしょう。
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格安な七部組・自転車のレビューが揺れるわけ
Amazonや楽天などで販売されている格安自転車はほとんどが七部組ですが、そのレビューを見ると、
- 全然問題なかった!コスパ最強!
- 不良品だった。ゴミ同然だ!
という二つの極端なレビューを目にします。
これは、ある意味当たり前で、組み上げ整備されていない、日本国内で検品されていないかもしれない自転車は、自転車屋で買うような「不良率ほぼ0%の自転車」とはわけが違います。
問題ない良品に当たれば、自転車屋さんが本来得るはずだった組み上げ・整備費用も、特殊な配送コストもいらないわけですから、コスパは最高です。
一方で、組み上げてないわけですから、不良品が混じっている可能性はあります。特に、格安自転車の場合は中国製がほとんどですから、大手メーカーでもない限り検品はないに等しいです。不良品に当たれば数万円の処理費用の必要なゴミですから、レビューは荒れます。
こうして、通販での「非常に良い」レビューと「非常に悪いレビュー」が混在する状態が完成するわkです。
七部組売りは自転車を理解して購入しよう
90%完成車は、配送の問題でペダルだけを外した状態などなので、大手の家電量販店などでも取り入れているケースは稀にありますが、自転車は100%完成車納品が基本です。
完成車販売の場合、通常の宅配便で遅れないため、専門業者を利用するため送料が高かったり、納期が遅かったりします。自転車を通販で購入すると、安全性を担保するためにそれなりにコストがかかるのです。
七部組売りは、この安全性を担保するためのコストを無くして価格を安くしているのですから、それ相応のリスクがあることを理解してい購入するようにしましょう。