WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/07/11
公開日: 2021/03/30
エントリーグレードのロードバイクやクロスバイクに採用される9速。現状の9速ホイールを10速や11速にアップグレードする方法をまとめました。
この記事の目次
スポンサーリンク
多段変速が可能な自転車のホイールのハブには、
の二つのタイプがあります。
9速の自転車の場合、ほとんどがカセットフリーですが、一部ボスフリーハブのホイールもあるため、事前にチェックしましょう。使っている自転車のホイールがどちらのタイプかは、スプロケットのハイ側にロックリングがあるかないかで確認が出来ます。
今回は、カセットフリータイプのホイールを使っている前提で話を進めていきます。
現在使っているロードバイク・クロスバイク・MTBが9速なのであれば、ホイールの種類は2種類になります。
のどちらかです。
どちらかの判定方法は、ロー側にスペーサーがあるかで判定が出来ます。
と判断して問題ないでしょう。
10速のスプロケットは、9速のスプロケットよりも高さが1.0mm低いため、そのまま10速のスプロケットを装着しようとすると、スプロケットを固定するロックリングがきちんと締まりません。
ですので、市販されているシマノの1.0mmのロースペーサーをロー側に入れて高さを調整することで、9速ホイールを10速化することが可能です。
SHIMANO (シマノ) ロースペーサー 1.0mm Y1Z807000
メーカー | シマノ |
---|---|
サイズ (高さ) | 1.0mm |
現在使っているホイールが11速ホイールなのであれば、1.85mmのロースペーサーが入っているはずなので、1.85mmスペーサーと1.0mmスペーサーの両方をロー側に入れてスプロケットを装着します。
11速のスプロケットは9速のスプロケットよりも1.85mm高く設計されているため、現在のホイールが8・9・10速ホイールなのであれば、一般的なロード向け11速スプロケットは取り付けが出来ません。
一部例外もあって、8・9・10速フリーハブに取り付け可能な11速スプロケット、ロード用ならCS-HG800-11、MTB用では現行のMTB向け11速スプロケットは、ローギアがスポーク側にせり出すデザインになっているので、9速ホイールのまま11速化が可能です。
一方で、現在使っているホイールが11速ホイールなのであれば、9速スプロケットのロー側に入っているロースペーサーを外して11速スプロケットを装着すれば、11速化が可能です。
最後に全てのケースをまとめました。
スプロケット段数 | 8〜10速ホイール | 11速ホイール |
---|---|---|
10速化 | 1mmスペーサーを入れて交換 | 1mm + 1.85mmスペーサーを入れて交換 |
11速化 | 装着不可 | スペーサーなしで交換 |
どのスプロケットを使うかで、必要なロースペーサーが変わってくることがわかりますね。
9速ホイールから10速、11速にアップグレードしようと考えている方は参考にしてみてください。
メーカー | シマノ |
---|---|
サイズ (高さ) | 1.0mm |
スポンサーリンク
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いスプロケットとギア比の世界
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いギア比の世界。スプロケットの歯数を変えることでどんなメリット・デメリットがあるのか、チェーンリングとの組み合わせなどを見ていきます。
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの規格から、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
最高速度は買った時点で決まる!自転車のギア比とケイデンスと速度の関係
エンジンが人間であるため、無限に速度が出せそうな自転車ですが、実は、ギア比とケイデンスで最高速度はおおよそ決定されていまします。今回は、ギア比、ケイデンスとは何か、最高速度の関係性を見ていきます。
WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。