WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2024/11/14
公開日: 2023/06/05
自転車タイヤの第3勢力として注目されているのがTPUチューブ。その特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット、主なメーカーのTPUチューブをサイズごとに重量・価格でまとめて比較しました。
この記事の目次
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これまで、自転車のタイヤインナーチューブの素材としては、長年「ブチル」がメインで、それに続いて軽量化と耐久性が高い「ラテックス」が登場しました。
そこに、ここ数年でインナーチューブの第3勢力として出てきたのが「TPU(熱可塑性ポリウレタンエラストマー)」です。
TPUはプラスチックの一種なので素材として強度が高いのにも関わらず、ブチルなどのゴムのように弾力性があるという特性があります。
ロードバイク・MTBでTPUチューブを使用するメリットとしては以下のものがあります。
TPUチューブが注目されたのはまずは軽さ。通常、ロードタイヤ向けのインナーチューブは軽量な製品でも100g程度のものがほとんどですが、TPUチューブは40g程度のものがほとんど。前後で使えば100g近く軽量化が可能になります。
この軽量化効果は太いタイヤになる程大きくなります。例えば、700 x 40C以上のタイヤを装着するグラベルロードバイクや、29 x 2.2インチ以上のタイヤが標準なMTBでは、対応するブチルチューブは200g以上、中には400g近いものもあります。
TPUチューブでもMTB用はサイズが大きいため1本100g近くにはなりますが、ブチルチューブと比較したら前後で600g、チューブレスタイヤのシーラントと比較しても数十g程度の軽量化が可能になります。
次に大きいのが携帯性の高さ。クリンチャーで運用をする場合、パンクリスクを考えて交換用のチューブを携帯するのが通常ですが、従来のチューブはチューブが嵩張り荷物になるのが難点でした。
TPUチューブは従来のインナーチューブと比較して70%以上も体積が少ないため、ブチルチューブ1本分のスペースでTPUチューブを2本以上収納することが可能なほど、携帯性が高くなります。
上の画像は、TPUチューブと一般的なブチルチューブのサイズ比較です。どちらもロードバイク用ですが、かなりサイズが違うことがわかります。
メリットが大きいように思えるTPUチューブですが、実はデメリットもかなりあります。
まず大きいのが価格でしょう。ブチルのインナーチューブは1本1,000円もあれば購入できますが、TPUチューブの場合、1本3,000円以上、高いものは5,000円以上もする高額品です。
また、「熱に弱く」「経年劣化が早い」という点も見逃せません。TPUチューブは強度がある素材ではありますが、素材的に熱に弱いためリムブレーキで使うことはできないことがあります。
ポリウレタンは、水分や紫外線などにより分解され劣化するため、経年劣化が早くなります。ポリウレタンの経年劣化は製品にもよりますが、概ね製造後(チューブではなく、素材を製造後)2~3年経年後には表面化されると言われます。
そのため、TPUチューブ自体は耐パンク性能が高いのですが、運用次第では経年劣化によって「耐パンク性能が低いチューブにもなり得る」というデメリット、そしてタイヤチューブとして寿命が短いというデメリットが生じます。
また、長期在庫品のように製品の在庫期間が長い場合、製造から時間が経っていることで、「買った時点で劣化が始まっている可能性がある」というリスクもあります。
頻繁なメンテナンスが嫌いという方は「空気が抜けやすい」というデメリットも見逃せません。TPUチューブの空気の抜けやすさはラテックスチューブと似ている言われ、1日で2barほど抜けてしまうことも。
ライド毎に空気圧を調整する方は良いですが、「一度空気を入れたらある程度は空気を入れないで走りたい」という方には不向きです。
TPUチューブの「経年劣化が早い」という弱点を考えたら、レースやサイクリングイベントなどの「軽量化をライドにつなげたい」という狙ったシーンで使うのがベストでしょう。
レースであれば長くても数時間、数日で終わるので、終わったらブチルなどの従来のチューブに交換してしまえば、耐久性を心配せず、軽量化の恩恵を十分に受けてライドをすることが出来ます。
逆にいうと、「なるべくチューブを交換したくない」「寿命を長く使いたい」という普段乗りにはあまり向かないとも言えます。
ロードバイク・MTBのインナチューブは「パンクしたら交換」もしくは「チューブ補修ができなくなったら交換」というのが通常でしょう。パンクをしなければ長期間交換しないということもありますし、パッチ修理ができれば数年同じチューブを使い続けることも普通です。
先程解説した通り、TPUチューブは経年劣化をするため、従来のインナーチューブのように長期間運用するのには不向きです。
そのため、TPUチューブをロードバイク・MTBで使う場合は「半年、1年に一回確実に交換する」などの運用をするのがベストです。ただし、TPUチューブ自体が高額で寿命も短いため、ブチルなどのチューブと比較してランニングコストは上がってしまいます。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
PURPLE LITE(パープルライト) 65mm/ロード | Panaracer | ¥1,980 | 700 x 23〜32C | 36g |
PURPLE LITE(パープルライト) 65mm/グラベル | Panaracer | ¥2,300 | 700 x 32〜47C | 45g |
PURPLE LITE(パープルライト) 85mm/ロード | Panaracer | ¥1,980 | 700 x 23〜32C | 36g |
PURPLE LITE(パープルライト) 85mm/グラベル | Panaracer | ¥2,300 | 700 x 32〜47C | 45g |
TUBO ROAD | Tubolito | $29.95 | 700 x 18〜32C | 70g |
TUBO S-ROAD | Tubolito | $34.95 | 700 x 18〜32C | 23〜25g |
TUBO X-CX/GRAVEL-All | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C | 131g |
TUBO CX/GRAVEL | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
61g |
TUBO S-CX/Gravel | Tubolito | $34.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
36g |
TUBO MTB (26″) | Tubolito | $29.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 78g |
TUBO MTB (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 84g |
TUBO MTB PSENS | Tubolito | $44.90 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 92g |
TUBO S-MTB (26″) | Tubolito | $34.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 42g |
TUBO S-MTB (29/27.5″) | Tubolito | $34.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 43g |
TUBO MTB PLUS (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 2.5-3.0″ | 101g |
Ultra Light Speedインナーチューブ | Vittoria | ¥4,598 | 700 x 25-30C | 30g |
P ZERO SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 23-32C | 35g |
P ZERO SmarTUBE EVO | Pirelli | 未定 | 700 x 25-28C | 35g(42mmバルブ) |
Cinturato SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 28-35C | 70g |
Cinturato SmarTUBE X(28-40C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-40C | 146g |
Cinturato SmarTUBE X(40-50C) | Pirelli | 未定 | 700 x 40-50C | 150g |
Angle SmarTUBE X(28-42C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-42C | 145g |
Angle SmarTUBE X(42-62C) | Pirelli | 未定 | 700 x 42-62C | 183g |
AEROTHAN RACE (23-28) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 23-28C | 41g |
AEROTHAN RACE (28-35) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 28-35C | 50g |
AEROTHAN ALLROAD (37-50) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 37-50C | 61g |
AEROTHAN MTB (26″) | Schwalbe | ¥5,500 | 26 x 54-62mm | 81g |
AEROTHAN MTB (27.5″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 83g |
AEROTHAN MTB (27.5″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 109g |
AEROTHAN MTB (29″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 87g |
AEROTHAN MTB (29″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 116g |
LIGHT35 | TNI | ¥1,650 | 700 x 18-32C | 35g |
LIGHT24 | TNI | ¥1,980 | 700 x 18-28C | 24g |
EXAR | Magene | ¥1,650 | 700 x 23-28C | 36g |
ROAD TUBE | ECLIPSE | ¥3,740 | 700 x 20-25C | 44g |
ROAD ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,630(40mmバルブ) ¥3,960(70mmバルブ) |
700 x 20-25C | 19.5g(40mmバルブ) 21g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE TUBE | ECLIPSE | ¥3,410(40mmバルブ) ¥3,740(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 44g(40mmバルブ) 46g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,740(40mmバルブ) ¥4,070(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 27g(40mmバルブ) 29g(70mmバルブ) |
ROAD GRAVEL TUBE | ECLIPSE | ¥4,180(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 61g |
ROAD GRAVEL ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥4,510(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 47g |
OFFROAD TUBE(27.5インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
584×50-65mm | 62g(40mmバルブ) 63g(70mmバルブ) |
OFFROAD TUBE(29インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
622×50-65mm | 69g(40mmバルブ) 69g(70mmバルブ) |
TPU TUBE | P&P COMPONENTS | ¥2,640 | 700 x 25-32C | 44g |
※「″」はインチ
Panaracerのイメージカラーである紫を冠したTPUチューブ「PURPLE LITE(パープルライト)」。タイヤ、チューブのメーカーとしては国内で圧倒的な知名度と人気を誇るPanaracerですが、TPUチューブはかなり後発の2024年11月に発売ということで、後発だけで市場のニーズにしっかりとマッチしたTPUチューブに仕上がっています。
まず重量がロード用で36g、グラベル用で45gと軽量。そして価格も2,000円前後と、一般的なブチルチューブより少し高い程度とリーズナブル。
また、ポイントが高いのがバルブの造り。根本は樹脂製ですが、空気を入れる先端部分はネジ切りがある金属製。TPUチューブは軽量を求めるためにバルブを樹脂にするのが定番ですが、樹脂バルブは割れやすく、ネジ切りが入っていない先端はポンプによってはしっかりとハマらないというトラブルがありましたが、それらを全て解決しています。
日本国内であればPanaracerの取扱店舗は多いため、出先でトラブル時にも購入しやすいのも◎。
これで耐久性も高ければ、これからのTPUチューブのデファクトスタンダードになりそうです。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
PURPLE LITE(パープルライト) 65mm/ロード | Panaracer | ¥1,980 | 700 x 23〜32C | 36g |
PURPLE LITE(パープルライト) 65mm/グラベル | Panaracer | ¥2,300 | 700 x 32〜47C | 45g |
PURPLE LITE(パープルライト) 85mm/ロード | Panaracer | ¥1,980 | 700 x 23〜32C | 36g |
PURPLE LITE(パープルライト) 85mm/グラベル | Panaracer | ¥2,300 | 700 x 32〜47C | 45g |
TPUチューブを有名にした先駆者的なメーカーが、オーストリアの新興ブランドTubolito(チューボリート)。リリース時は、ヴィヴィットなオレンジのチューブと衝撃的な軽さで話題となりました。
TubolitoはTPUチューブのトップランナーとしての信頼性があるだけでなく、ロードバイク向け、MTB向け, グラベル・シクロクロス向けに、それぞれTPUチューブをラインアップしており、選択肢が広いのもメリット。ただし、お値段は高めです。
Tubolitoのモデルは、以下のようになっています。
面白いのが、タイヤチューブとしては異例の1年保証がつく「TUBO X」とNFCチップを通じてスマホアプリで空気圧がチェック出来る「TUBO PSENS」。どちらも使えるサイズに制限はありますが、タイヤチューブの新しい形と言えます。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
TUBO ROAD | Tubolito | $29.95 | 700 x 18〜32C | 70g |
TUBO S-ROAD | Tubolito | $34.95 | 700 x 18〜32C | 23〜25g |
TUBO X-CX/GRAVEL-All | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C | 131g |
TUBO CX/GRAVEL | Tubolito | $29.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
61g |
TUBO S-CX/Gravel | Tubolito | $34.95 | 700 x 32〜50C 650 x 32〜50B |
36g |
TUBO MTB (26″) | Tubolito | $29.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 78g |
TUBO MTB (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 84g |
TUBO MTB PSENS | Tubolito | $44.90 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 92g |
TUBO S-MTB (26″) | Tubolito | $34.95 | 26 x 1.8-2.5″ | 42g |
TUBO S-MTB (29/27.5″) | Tubolito | $34.95 | 29/27.5 x 1.8-2.5″ | 43g |
TUBO MTB PLUS (29/27.5″) | Tubolito | $29.95 | 29/27.5 x 2.5-3.0″ | 101g |
TubolitoのTPUチューブは、ディスクブレーキだけでなくリムブレーキでも使用可能としています(製品によってはディスクブレーキ専用)。
tubolito (チューボリート) TUBO ROAD ポリウレタンチューブ
メーカー | tubolito |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 38g〜 |
タイヤメーカーとしてもトップブランドであるVittoriaも「Ultra Light Speedインナーチューブ」というTPUチューブを製造しています。
「Ultra Light Speedインナーチューブ」は重量がわずか30gという超軽量チューブですが、安全を保証するためディスクブレーキ専用となっています。
Vittoria (ヴィットリア) Ultra Light Speed インナーチューブ
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 30g |
ロードタイヤでもトップグレードの性能を誇るのがPirelli。「SmarTUBE」というTPUチューブをラインアップしています。
これまでは、SmarTUBEはロード向けの「P ZERO SmarTUBE」と「Cinturato SmarTUBE」のラインアップでしたが、2023年9月にP ZEROブランドの「SmarTUBE EVO」とCinturato、そしてAngleという新しいラインから「SmarTUBE X」が追加されています。
SmarTUBE EVOは従来の5%転がり抵抗が軽減。SmarTUBE Xは耐パンク性能を向上させたモデルとなっています。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
P ZERO SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 23-32C | 35g |
P ZERO SmarTUBE EVO | Pirelli | 未定 | 700 x 25-28C | 35g(42mmバルブ) |
Cinturato SmarTUBE | Pirelli | ¥5,280 | 700 x 28-35C | 70g |
Cinturato SmarTUBE X(28-40C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-40C | 146g |
Cinturato SmarTUBE X(40-50C) | Pirelli | 未定 | 700 x 40-50C | 150g |
Angle SmarTUBE X(28-42C) | Pirelli | 未定 | 700 x 28-42C | 145g |
Angle SmarTUBE X(42-62C) | Pirelli | 未定 | 700 x 42-62C | 183g |
各TPUチューブの棲み分けとしては、ロードバイク向けが軽さを重視した「P ZERO」ブランド、グラベル向けで耐久性重視が「Cinturato」ブランド、新しいAngelは従来のSmarTUBEよりも3倍の厚みとすることで、街乗りでの耐久性を重視となっています。
なお、「SmarTUBE」はリムブレーキでも使用可能としています。
Pirelli (ピレリ) P ZERO SmarTUBE
メーカー | Pirelli |
---|---|
素材 | TPU |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
格安チューブで日本でも定番のSchwalbeもTPUチューブ「Aerothan(エアロザン)」をラインアップしています。Aerothanは、ロード向け、グラベル向け、MTB向けに複数サイズを展開。価格は日本では1本5,500円とかなり高めです。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
AEROTHAN RACE (23-28) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 23-28C | 41g |
AEROTHAN RACE (28-35) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 28-35C | 50g |
AEROTHAN ALLROAD (37-50) | Schwalbe | ¥5,500 | 700 x 37-50C | 61g |
AEROTHAN MTB (26″) | Schwalbe | ¥5,500 | 26 x 54-62mm | 81g |
AEROTHAN MTB (27.5″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 83g |
AEROTHAN MTB (27.5″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 109g |
AEROTHAN MTB (29″) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 54-62mm | 87g |
AEROTHAN MTB (29″・プラス) | Schwalbe | ¥5,500 | 27.5 x 62-75mm | 116g |
「Aerothan」もリムブレーキでも使用可能としています。
SCHWALBE (シュワルベ) AEROTHAN
メーカー | SCHWALBE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
フレームやホイールリムなどを手がけるTNIもTPUチューブを発売しています。ドイツの総合化学会社BASFの素材を使用したTPUチューブで、軽量ながらも価格を2,000円未満に抑えた非常にコスパが高いTPUチューブです。
製品名はチューブの平均重量になっていて、「LIGHT24」は24g、「LIGHT35」は35gとなります。重量以外の違いは対応タイヤサイズで、LIGHT24は28Cまで、LIGHT35は32Cまで対応。バルブ長は、それぞれ65mm、85mmの2種類をラインアップしています。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
LIGHT35 | TNI | ¥1,650 | 700 x 18-32C | 35g |
LIGHT24 | TNI | ¥1,980 | 700 x 18-28C | 24g |
どちらもリムブレーキでも使用可能となっていますが、カーボンホイールで使う場合はリムが高温になった際は、必ず冷ますよう注意喚起がされています。
TNI (ティー・エヌ・アイ) LIGHT24
メーカー | TNI |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 18/28C(24g) |
高額というデメリットがあったTPUチューブ業界に低価格で殴り込みかけてきたのが中国メーカー・Magene。「EXAR TPUチューブ」は1本1,650円という軽量ブチルと同等価格でTPUチューブが購入できます。
MageneのTPUチューブはリムブレーキでも使用可能としています。
Magene (マージーン) EXAR TPUチューブ
メーカー | Magene |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(36g) |
世界で初めて自転車用チューブにTPU素材を採用したドイツブランド・ECLIPSEのTPUチューブ。軽量なだけでなく、バルブに樹脂製でなく特許技術を用いて金属製バルブを採用しているため、バルブ付近の耐久性も高くなっています。
ロード向けの「ROAD ULTRA TUBE」はわずか19.5gの重量で世界最軽量。ロードからグラベル、MTBまでラインアップが広く、あらゆるスポーツ自転車に対応します。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
ROAD TUBE | ECLIPSE | ¥3,740 | 700 x 20-25C | 44g |
ROAD ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,630(40mmバルブ) ¥3,960(70mmバルブ) |
700 x 20-25C | 19.5g(40mmバルブ) 21g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE TUBE | ECLIPSE | ¥3,410(40mmバルブ) ¥3,740(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 44g(40mmバルブ) 46g(70mmバルブ) |
ROAD ENDURANCE ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥3,740(40mmバルブ) ¥4,070(70mmバルブ) |
700 x 25-35C | 27g(40mmバルブ) 29g(70mmバルブ) |
ROAD GRAVEL TUBE | ECLIPSE | ¥4,180(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 61g |
ROAD GRAVEL ULTRA TUBE | ECLIPSE | ¥4,510(70mmバルブ) | 700 x 30-45C | 47g |
OFFROAD TUBE(27.5インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
584×50-65mm | 62g(40mmバルブ) 63g(70mmバルブ) |
OFFROAD TUBE(29インチ) | ECLIPSE | ¥4,180(40mmバルブ) ¥4,510(70mmバルブ) |
622×50-65mm | 69g(40mmバルブ) 69g(70mmバルブ) |
ECLIPSE (エクリプス) ROAD ULTRA TUBE
メーカー | ECLIPSE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
対応サイズ | 700 x 20〜25C(19.5g) |
kohdabloomやNESTOなどの完成車を手がける日本メーカー・ホダカのパーツブランド・P&P COMPONENTSからもTPUチューブが2023年に発売されています。
重量は44gとTPUチューブとして平均的な重量で、2,640円と安めの価格設定になっています。P&P COMPONENTSは国内メーカーということで、入手がしやすいのが何よりもメリットでしょう。
製品名 | メーカー | 定価 | 対応タイヤサイズ | 重量 |
---|---|---|---|---|
TPU TUBE | P&P COMPONENTS | ¥2,640 | 700 x 25-32C | 44g |
TPUチューブは通常のブチルチューブと同じくパッチ修理が可能ですが、素材がブチルとは異なるため、ゴムのりでパッチをつけるのではなくTPUチューブ専用の修理パッチを使います。
ブチルチューブ用のシールタイプのパンク修理パッチが使える場合もあるようですが、専用品を買うのがベストです。
TPUチューブは一般的なブチルチューブと同じで、定期的に空気圧の調整をすれば良いだけです。ただし、TPUは経年劣化が早いとされているため、ブチルチューブよりも早いタイミングで交換しておく方がパンクリスクを軽減させることが出来ます。
製品にもよりますが、TPUチューブの経年劣化による寿命は1〜2年と言われています。
メーカー | tubolito |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 38g〜 |
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 30g |
メーカー | Pirelli |
---|---|
素材 | TPU |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
メーカー | SCHWALBE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(35g) |
メーカー | TNI |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 18/28C(24g) |
メーカー | Magene |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
サイズ・重量 | 23/32C(36g) |
メーカー | ECLIPSE |
---|---|
素材 | TPU |
対応バルブ | 仏式 |
対応サイズ | 700 x 20〜25C(19.5g) |
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自転車タイヤの第3勢力として注目されているのがTPUチューブ。その特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット、主なメーカーのTPUチューブをサイズごとに重量・価格でまとめて比較しました。
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2025年1月31日 23:59まで
セールページを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。