軽量No.1はどれ?ロードバイク用軽量チューブレスタイヤまとめ

最終更新日: 2022/10/28

公開日: 2022/10/25

ロードバイクでも利用者が増えているチューブレス。今回は、ロード用チューブレスタイヤはどれが一番軽いのか、サイズごとにチューブレスタイヤを比較しました。

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サイズ別でロード用チューブレスタイヤの重量を比較

25C

現在のロードタイヤの主流である25Cサイズ。タイヤサイズが細いため、チューブレス化してもクリンチャーに近い重量を実現できるのがメリットです。

モデル メーカー タイプ 定価 20C 23C 25C 28C 30C 32C
AGILEST TLR Panaracer チューブレス・レディ ¥7,370 - - 220g 250g 270g -
FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHT IRC チューブレスレディ ¥9,240 - 205g 220g 250g 275g -
CORSA SPEED TLR Vittoria チューブレスレディ ¥8,800 - 225g 240g - - -
P ZERO RACE TLR SL Pirelli チューブレスレディ ¥11,200 - 230g(24C) 245g(26C) 275g - -
POWER CUP チューブレスレディ Michelin チューブレスレディ ¥9,240 - - 270g 285g 300g -
EAGLE F1 SUPER SPORT チューブレス Goodyear チューブレス ¥8,800 - - 275g 295g - -
GRAND PRIX 5000 S TR Continental チューブレス・レディ ¥11,500 - 250g 280g 300g 320g -

25Cでは、Panaracerの最新ロードタイヤ「AGILEST」とIRCの「FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHT」の日本勢が220gと圧倒的に軽量。ただ、価格を考えるとAGILESTのコスパの高さが光ります。

その他には、Vittoria CORSA SPEED TLR(240g)やPirelli P ZERO RACE TLR SL(245g)も十分軽いタイヤとなっています。

28C

ちょっと前までは、通勤・通学用、もしくはクロスバイク用タイヤというイメージがあった28Cですが、チューブレスタイヤにおいては、ロードレースシーンでも使用する選手が増えてきています。

モデル メーカー タイプ 定価 20C 23C 25C 28C 30C 32C
AGILEST TLR Panaracer チューブレス・レディ ¥7,370 - - 220g 250g 270g -
FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHT IRC チューブレスレディ ¥9,240 - 205g 220g 250g 275g -
P ZERO RACE TLR SL Pirelli チューブレスレディ ¥11,200 - 230g(24C) 245g(26C) 275g - -
POWER CUP チューブレスレディ Michelin チューブレスレディ ¥9,240 - - 270g 285g 300g -
EAGLE F1 SUPER SPORT チューブレス Goodyear チューブレス ¥8,800 - - 275g 295g - -
GRAND PRIX 5000 S TR Continental チューブレス・レディ ¥11,500 - 250g 280g 300g 320g -
FORMULA PRO RBCC IRC チューブレス ¥8,360 - - 270g 315g 330g -

28CでもPanaracerのAGILESTとIRCのFORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHTが250gと圧倒的に軽量。250gというのはちょっと重めのクリンチャータイヤの25Cの重量に近いため、チューブレスでこの重量は驚異的です。

PirelliのP ZERO RACE TLR SL(275g)、MichelinのPOWER CUP チューブレスレディ(285g)も十分軽量ですが、値段が高めなのが難点でしょうか。

30C

上位グレードのクリンチャー・ロードタイヤではあまりラインアップに見かけない30Cサイズ。このサイズになると、チューブの重量も大きくなるため、チューブレスによる軽量化の効果も少しですが見込むことが出来ます。

モデル メーカー タイプ 定価 20C 23C 25C 28C 30C 32C
AGILEST TLR Panaracer チューブレス・レディ ¥7,370 - - 220g 250g 270g -
FORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHT IRC チューブレスレディ ¥9,240 - 205g 220g 250g 275g -
POWER CUP チューブレスレディ Michelin チューブレスレディ ¥9,240 - - 270g 285g 300g -
GRAND PRIX 5000 S TR Continental チューブレス・レディ ¥11,500 - 250g 280g 300g 320g -
FORMULA PRO RBCC IRC チューブレス ¥8,360 - - 270g 315g 330g -

30Cサイズは各メーカーラインアップがあまりない中で、やはり最軽量はPanaracerのAGILEST。30Cなのに270gというのはもはや他社を圧倒しています。次に軽いのがIRCのFORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHTで275g。ここは誤差の範囲内でしょう。

それ以外については300〜330gとなっているため、AGILESTとFORMULA PRO HOOKLESS TUBELESS READY S-LIGHT以外なら、世界的なタイヤブランドであるContinentalのGRAND PRIX 5000 S TRという選択肢もあるでしょう。

ロードバイク用軽量チューブレスタイヤを選ぶ際のポイント

新ETRTO対応リム、対応タイヤで組み合わせるのがベスト

自転車タイヤにおけるチューブレスという技術自体は、20年以上前から存在しますが、ここ数年で一気にチューブレスが流行しているのは、ホイール・タイヤメーカーが新ETRTO規格に正確に合わせて製造すること出来るようになったことで、「タイヤが外れてしまう」「タイヤが嵌めづらい」というチューブレスの問題が軽減されてきていることも一つの要因です。

新ETRTO規格で設計されているホイール・タイヤ同士の組み合わせの場合、硬いと言われるチューブレスタイヤでも手で嵌められるほどぴったりのサイズになっているため、これからチューブレスタイヤを選ぶなら新ETRTO規格のものを選ぶのがベストです。

「パンクは割り切り」なレース用途に最適な軽量チューブレスタイヤ

レース用途として軽量なチューブレスタイヤを選ぶのであれば、パンクによる走行中止はある程度割り切っている方も多いでしょう。その意味では、軽量なチューブレスタイヤはレース用途に最適と言えます。

実際、ロードレースのシーンでもチューブレスを採用する選手は増えてきていますが、これはレースでは選手はパンクをしたら「修理」ではなく「交換」になるからというのも大きな理由ではないでしょうか。

サイクリングやトレーニングなら軽さだけでなく耐パンク性能も重視しよう

クリンチャーと比べて、リム打ちパンクなどがチューブレスタイヤですが、全くパンクしないというわけではありません。

MTBタイヤやグラベルタイヤなら、シーラントが塞ぐことが出来ない穴や亀裂を修理するチューブレス修理キットがありますが、細いロード用では使えないことがほとんど。

耐パンク性能が高いチューブレスタイヤは重量が重くなり、「軽量」という強みはなくなってしまいますが、それだけ異物からタイヤを保護することが出来るということでもあります。

出先でパンクしてシーラントまみれになりながらチューブを入れて修復する作業のデメリットを考えたら、耐久性を重視するなら重量はある程度重くなっても仕方ないということを覚えておきましょう。

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