WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/10/06
公開日: 2022/05/12
自転車のタイヤチューブにはラテックスチューブとブチルチューブ、TPU(ポリウレタン)チューブがあります。それぞれの違いやどれを選ぶべきかをまとめました。
この記事の目次
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ラテックスチューブ | ブチルチューブ | ポリウレタンチューブ | |
---|---|---|---|
値段 | 高い | 安い | 非常に高い |
重量 | 軽い | やや重い | 非常に軽い |
耐久性 | 高くない | 高い | 非常に高い |
熱耐性 | 低い | 高い | 高い |
転がり抵抗 | 低い | 高い | 低い |
ブチルチューブの素材は、主成分が石油からなるイソブテンであるブチルゴム。「薄くて丈夫」が特徴だったラテックスに対して、ブチルは「とにかく頑丈」というのが特徴。
ブチルゴムは防水テープやスポーツ用のボールのインナー、自動車のチューブレスタイヤのインナーライナー、電線などに使われるほど頑丈です。
自転車チューブとしてもブチルチューブの方がラテックスチューブよりも頑丈ですが、厚みが出るため重量はアップします。製品にもよりますが、ブチルチューブは80〜110g程度が一般的です。
一般に流通しているタイヤチューブは概ねブチルチューブで、シティサイクルからロードバイクまで幅広く利用されています。
ラテックスはゴムの種類です。天然ゴムを原料とする「天然ゴムラテックス」と石油を原料とする「合成ゴムラテックス」がありますが、自転車チューブのラテックスはほとんどが「合成ゴムラテックス」。
ラテックスの特徴は劣化に強く、弾力性、復元性があること。医療用の手袋がラテックス製のものがありますが、引っ張っても切れず、しっかりと元の形に戻ってくれる、そして薄くてもしっかりしているため、自転車タイヤのチューブでは「薄くて軽くて丈夫」なチューブになります。
ブチルチューブと比較してラテックスチューブは約2倍ほどの値段になります。
自転車チューブの第三の勢力が、ここ数年で出てきたTPU(ポリウレタン)チューブ。
重量が一般的な自転車チューブの1/3である40gほどと非常に軽量になり、しかも耐パンク性能も非常に高いため、ロードバイクやMTBユーザーに愛用者が増えてきているチューブです。
そんな革新的なTPUチューブですが、唯一のデメリットは価格。ブチルチューブが1本600〜1,000円ほど、高いと言われるラテックスチューブでも1本2,000円ほどですが、TPUチューブは1本4,000円以上します。
前後で100g以上軽量化が出来る、耐久性が高いという意味ではコスパは悪くないですが、チューブに前後で1万円近く出すのは勇気が要ります。
TPUチューブの特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット
自転車タイヤの第3勢力として注目されているのがTPUチューブ。その特徴と、ロードバイク・MTBで使用するメリット・デメリット、主なメーカーのTPUチューブをサイズごとに重量・価格でまとめて比較しました。
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ブチルチューブのメリットは安さ。ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車向けのタイヤチューブでも、ブチルのものであれば300円ほどで入手できることもあります。一方でラテックスチューブは1本あたり1,000円オーバーが当たり前で、高いものは1本2,000円ほどします。
ブチルの方が耐久性も高いので、総合的にブチルチューブの方がコスパは高くなります。そのため、通勤や街乗りなどの普段使いであればブチルチューブがオススメです。
また、ロードバイクやクロスバイクで携帯する「スペアチューブ」も、パンクをしたということはタイヤに何かの問題を抱えているということですから、素材的に強いブチルチューブをスペアチューブにした方が安心です。
Panaracer (パナレーサー) R'AIR インナーチューブ
メーカー | パナレーサー |
---|---|
素材 | ブチル |
バルブ | 仏式 |
ラテックスチューブのメリットは軽量化と転がり抵抗が減ること。ラテックスは弾力性、復元性がある素材なので、タイヤに合わせて柔軟に形を合わせてくれるので、タイヤとの摩擦が減り、転がり抵抗が減ります。
ロードバイクやMTBでレースやロングライドをする際は、少しでも軽量で転がり抵抗が低い方が大事ですので、そうした用途の自転車にはラテックスチューブを使うと良いでしょう。
ただし、ラテックスチューブは熱に弱いため、リムブレーキ用のカーボンホイールで使うと、リムの熱でラテックスが劣化してパンクすることがあるので注意が必要です。
また、ラテックスチューブは空気が抜けやすいという性質があります。1日で10PSIほど空気が抜けてしまうこともあるため、通勤・通学用など普段使いの自転車には不向きです。
Vittoria (ヴィットリア) COMPETITION LATEX ラテックスチューブ
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ラテックス |
バルブ | 仏式 |
ポリウレタンチューブの最大のメリットは軽量さ。1本40gほどで前後で80g程度。ブチルチューブでは前後で160〜200gほどが多いですから、最大で100g以上も軽量化が出来ます。
ホイールやタイヤで軽量化をするのは数万円のコストがかかることが多いため、1万円未満で100g軽量化出来るという意味では、軽量化を重視するのであればポリウレタンチューブがベストでしょう。
特に「軽さは正義」と言われるロードバイクでは、回転体であるホイールセットの100gの軽量化は走りへの影響も大きいため、選ぶメリットが大きいでしょう。
Vittoria (ヴィットリア) Ultra Light Speed インナーチューブ
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 30g |
tubolito (チューボリート) TUBO ROAD ポリウレタンチューブ
メーカー | tubolito |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 38g〜 |
TPUチューブは通常のブチルチューブと同じくパッチ修理が可能ですが、素材がブチルとは異なるため、ゴムのりでパッチをつけるのではなくTPUチューブ専用の修理パッチを使います。
ブチルチューブ用のシールタイプのパンク修理パッチが使える場合もあるようですが、専用品を買うのがベストです。
ロードバイクのタイヤチューブも、ポピュラーなのはブチルチューブです。
ただ、ここ数年で、ロードバイクやMTBなどのスポーツ自転車では、軽量化も重要な要素なため、ここ数年で圧倒的に軽量なTPUチューブの人気が上がってきています。
どの素材のチューブを使うかは、ユーザーの好みによりますが、まずは価格の安いブチルチューブから初めてみて、軽量化をしたくなったらTPUチューブにするというのが一般的です。
メーカー | パナレーサー |
---|---|
素材 | ブチル |
バルブ | 仏式 |
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ラテックス |
バルブ | 仏式 |
メーカー | Vittoria |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 30g |
メーカー | tubolito |
---|---|
素材 | ポリウレタン |
バルブ | 仏式 |
重量 | 38g〜 |
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