WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2022/06/13
公開日: 2022/04/22
ディープリムホイールを運用する上で必須アイテムになるのがバルブを延長する「バルブエクステンダー」。バルブエクステンダーの種類とそれぞれの違い、選び方をまとめました。
この記事の目次
スポンサーリンク
バルブエクステンダーは、チューブ(チューブラータイヤの場合はタイヤ)のバルブの長さを延長するためのアクセサリです。
通常のホイールではバルブの長さは十分にあるため必要となりませんが、ディープリムホイールなどでは、リムの高さがある分バルブを延長しないと、バルブと空気入れを接続できません。
こうした問題を解決してくれるのがバルブエクステンダーです。
バルブエクステンダーは、バルブへの取り付けの方式でいくつか種類があります。
中継ぎ式は、バルブからバルブコアを取り外し、バルブの代わりにエクステンダーを差し込んで最後にバルブコアを取り付けます。単純に伸ばしているだけなの「中継ぎ」と呼ばれるわけです。
Panaracer (パナレーサー) バルブエクステンダー
メーカー | パナレーサー |
---|---|
タイプ | 中継ぎ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 20mm |
かぶせ式はバルブの上から被せて使うタイプで、バルブコアはバルブに取り付けたまま使います。バルブの先端のネジを緩めて取り付けるため、エクステンダーとバルブの相性が悪いと、空気が抜けてしまいます。
TNI (ティー・エヌ・アイ) バルブエクステンダー かぶせタイプ
メーカー | TNI |
---|---|
タイプ | かぶせ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 30mm |
シンクロ式(シンクロエクステンダーとも言います)も同様に被せるタイプですが、シンクロ式エクステンダーの先端に空気を抜くプッシュピンがついているため、エクステンダー自体にバルブコアと同じ機能が搭載されています。
TOPEAK (トピーク) バルブエクステンダー
メーカー | パナレーサー |
---|---|
タイプ | シンクロ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 75mm |
では、どのタイプのエクステンダーを選べば良いのでしょうか?
タイプごとに比較してみます。
方式 | バルブコア | 専用工具 | 空気圧の調整 |
---|---|---|---|
中継ぎ式 | 外す | 必要 | 付けたまま可能 |
かぶせ式 | そのまま | 不要 | エクステンダーを外せば可能 |
シンクロ式 | そのまま | 不要 | 付けたまま可能 |
まず、バルブコアが取り外せるかどうかが一つ目のポイントになります。中継ぎ式はバルブコアが外せないと使えませんが、かぶせ式とシンクロ式はどちらでも外せなくても(外せるタイプでも)使えます。
次に専用工具が必要かどうか。ここも、中継ぎ式はバルブコアを外すための専用工具が必要になりますが、かぶせ式とシンクロ式はバルブのネジに嵌め込むだけでなので工具は不要です。中継ぎ式はエクステンダーに工具が付属することが多いので問題ではないですが、パンク修理用に工具を携帯する必要があります。
空気圧の調整については、バルブコアを使える中継ぎ式と、先端にピストンがあるシンクロ式は簡単に調整が可能です。一方で、かぶせ式の場合は、エクステンダーで空気圧の調整ができないため、バルブコアで調整をします。リムの中にバルブコアが入り込んでしまう場合は、調整が難しいことを覚えておきましょう。
どれくらいバルブを延長するかは、リムの高さとバルブの長さによるため、メーカーは様々な長さのバルブエクステンダーを販売しています。
がメジャーなところです。
スポンサーリンク
バルブエクステンダーを選ぶ際は、まず使うチューブ(チューブラータイヤの場合はタイヤ)のバルブコアが取り外しができるかをチェックしましょう。チューブやタイヤのスペックには記載がないことが多いですが、ユーザーレビューで記載があることがあるのでそこで判断するか、販売店に問い合わせてみましょう。
次に、どれくらい延長する必要があるかをチェックしましょう。延長する長さは、
「(リムハイト + 30mm) - バルブの長さ」
で、概ね計算が出来ます。30mm足すのは、空気入れとバルブを接続するための余白です。
例えば、50mmハイトのセミディープリムホイールに40mmバルブのチューブを使う場合は、
(50mm + 30mm) - 40mm = 40mm
となるので、40mmほど延長するバルブエクステンダーを選びます。
ここまで決まったら、最後に取り付け方式を決めます。
かぶせ式かシンクロ式にすると、バルブエクステンダーを外して運用も出来ますし、取り付けたままにしておいて、パンクしたらエクステンダーを手で交換すれば良いので簡単です。ただ、バルブとエクステンダーの相性が悪いと、エクステンダーの内部でバルブが押されて空気が抜けてしまうことがあります。
中継ぎ式は、しっかりと固定できて相性問題もほぼない点がメリットですが、バルブコアが外せるチューブを選ぶ必要がある点と、工具の携帯が必要な点がデメリット。ただ、確実性は一番高いので、安心して使えるのは中継ぎ式でしょう。
どちらが良いかは使っているチューブ・タイヤ、ホイールによっても違ってくるので、自分に合った規格、運用方法を探してみてください。
メーカー | パナレーサー |
---|---|
タイプ | 中継ぎ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 20mm |
メーカー | TNI |
---|---|
タイプ | かぶせ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 30mm |
メーカー | パナレーサー |
---|---|
タイプ | シンクロ式 |
対応バルブ | 仏式 |
長さ | 75mm |
スポンサーリンク
ロードバイク・MTBなどで使われるシーラントとは何か、そのメリットとデメリット、シーラントの選び方、どれくらい入れれば良いのか、いつ追加・補充すればいいのかなど、シーラントの使い方ガイドをガイドします。
Continental(コンチネンタル)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
ロードバイク向けのタイヤとして日本での定番人気なのがコンチネンタル。コンチネンタルのロード向けタイヤのシリーズと種類、モデル・サイズごとの重量の違いについてまとめました。
Michelin(ミシュラン)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
自動車オートバイ向けのタイヤだけでなくロードバイク向けのタイヤも人気のMichelin(ミシュラン)。今回は、ミシュランのロード向けタイヤのシリーズと種類をまとめました。
Panaracer(パナレーサー)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
安心の日本製タイヤが魅力のPanaracer(パナレーサー)のロード向けタイヤ。そのシリーズの違いやコスパの良いタイヤ、パナレーサーのタイヤを選ぶ際のポイントなどをまとめました。
Vittoria(ヴィットリア)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
イタリアのタイヤメーカー・Vittoria(ヴィットリア)のロード向けタイヤのシリーズごとの特徴と、モデルごとの重量、値段、種類をまとめました。
Hutchinson(ハッチンソン)のロード向けタイヤの種類とグレード
プロチームも採用するHutchinson(ハッチンソン)のロード向けタイヤ。その種類とグレード、選び方についてまとめました。
SCHWALBE(シュワルベ)のロード向けタイヤのシリーズと種類まとめ
日本でも格安インナーチューブで人気のSCHWALBE(シュワルベ)。SCHWALBEのロード向けタイヤのシリーズと種類と選び方をまとめました。
Goodyear(グッドイヤー)のロード向けタイヤの種類とグレード
アメリカの世界的なタイヤメーカーであるGoodyear(グッドイヤー)のロード向けタイヤの種類とグレード、それぞれの特徴についてまとめました。
CANNONDALE、PINARELLO、BIANCHI、BROMPTONの対象ロードバイク、クロスバイク、ミニベロが最大10%ポイント還元!新車を安く買うチャンス!
2025年1月31日 23:59まで
セールページを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。