WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2020/12/16
ロードバイクのアップグレードをする際には、どのパーツからアップグレードすべきか悩みどころです。今回は、シマノのロードバイク向けコンポの定価から、パーツごとの価格を比較します。
この記事の目次
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比較する前にシマノのコンポーネントセットのパーツを確認しましょう。
いわゆるコンポセットと呼ばれるセットにはこれらが入っています。
それではパーツの価格を見ていきましょう。パーツは、レースレディで人気の105シリーズの現行モデルであるR7000系で比較します。
パーツ | 型番 | 定価 | 比率 |
---|---|---|---|
STIレバー | ST-R7000 | ¥25,795 | 37.4% |
フロントディレイラー | FD-R7000 | ¥4,336 | 6.3% |
リアディレイラー | RD-R7000 | ¥6,391 | 9.3% |
クランクセット | FC-R7000 | ¥17,133 | 24.8% |
ブレーキ | BR-R7000 | ¥9,981 | 14.5% |
スプロケット | CS-R7000 | ¥5,348 | 7.8% |
合計 | ¥68,984 | 100% |
一番価格が高いのは、STIレバーで37.4%。複雑な仕組みであるだけでなく、シマノ独自の技術が詰まったパーツだけに高額です。STIレバーだけで1/3を占めていることがわかります。
続いて2番手はクランクセット。パーツが多いのと構成金属が多いためでしょう。全体に占める割合は1/4ほどです。
続いて大きいのはブレーキ。ブレーキについては、対応する上下グレードが広いことと105のコスパが高いことで105のブレーキにアップグレードしている人も多いパーツです。
残りはリアディレイラー、スプロケット、フロントディレイラーの順で、これらを合計しても22.4%と1/4ほどしかありません。
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ロードバイクの整備やアップグレードに興味がある方は、どこからアップグレードすべきか悩むことでしょう。
比較から分かるように、予算で考えたら、ブレーキ、スプロケットあたりが手頃で一番手を出しやすいアップグレードです。売価で1万円前後でアップグレードが可能です
逆に、ベースコンポをアップグレードするとなると、STIレバー、フロントディレイラー、リアディレイラー、スプロケットは合わせる必要がある場合が多く、数万円の出費の覚悟が必要です。
中古でロードバイクのコンポーネントを入手しようと思うと、現行以外のパーツも多くあり、どれくらい安く手に入っているのかがわからなくなります。
コンポの構成値段を知っておけば、中古パーツごとにコスパが良いのか悪いのかを判断する指標となります。
入門向けロードバイクでは「○○mix」と呼ばれる、異なるグレードのコンポを組み合わせて完成車にすることが多いですが、パーツごとの価格差を見れば理由がわかります。
まず、変速を制御するSTIレバー、フロントディレイラー、リアディレイラー、スプロケットについては、同型にする必要があります。ここまでで、コンポセットにおける価格占有は60.8%になり、定価ベースで5万円近くなります。
自転車屋さんの仕入原価が3掛け(売価の70%)とも言われているため、それらの流通コストを考えると、自転車の小売・原価率は50%ほどでしょう。となると、仮に105・R7000のSTIレバー、フロントディレイラー、リアディレイラー、スプロケットを2.5万円で仕入れていても、15万円のロードバイクでは原価である7.5万円の33%を占めてしまいます。
ロードバイクは20以上のパーツで構成されていますので、他のパーツでいかに性能を出して、いかにコスパに優れた製品を出すかがメーカーの腕の見せ所というわけです。
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