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自転車ヘルメットはずっと使える?交換時期は?
公開日: 2022/01/18
意外と値段がする自転車のヘルメット。一度買ったらずっと使えるのか、どれくらいで交換した方が良いのかなどを解説します。
この記事の目次
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実は自転車ヘルメットは消耗品と言われる
あまり知られていませんが、自転車ヘルメットは消耗品と言われます。その理由は、ヘルメット内部の素材が経年劣化するためです。
自転車のヘルメットは、外装である「シェル」と衝撃を吸収する「内部コア」で構成されていますが、軽量化をするために内部シェルはEPS発泡材などの軽く、そして劣化しやすい素材が使われています。この点がバイクヘルメットなどと違う点です。
内部シェルが劣化をすると、転倒した際などに頭部を保護する性能が落ちるため、「頭部を守る機能が劣化する = ヘルメットとしての役割を果たせない可能性がある」ということで、消耗品と言われるのです。
自転車ヘルメットの耐久年数は5年程度
メーカーによって基準は異なりますが、一般的には自転車ヘルメットの耐久年数は製造から5年程度と言われます。
もちろん、ヘルメットの内部コアの経年劣化は使い方や製品ごとに異なりますし、数年経ったからすぐに頭部保護が失われるというわけではありません。単純に、メーカーが設計時に想定した耐衝撃性能が保てるのが5年程度というだけです。
5年ごとに必ず交換する必要があるわけではないですが、5年も経てばヘルメットの機能や快適性なども進化しているので、「気分転換」も含めて買い替えをしてみるのも良いでしょう。
気をつけたいのは中古ヘルメット
自転車ヘルメットを購入する際に注意したいのが中古のヘルメットです。中古のヘルメットということは、製造・販売されて一定の期間が経っているということですし、前のオーナーが落車などでヘルメットに衝撃を与えてしまっている可能性があります。
自転車ヘルメットの内部コアは一度クラック(亀裂)が入ると修復は不可能ですので、中古ヘルメットで内部に知らないうちにクラックが入っていると、安全機能が失われたヘルメットを使い続けるのと同じことです。
また、中古のヘルメットは、たとえ状態が良くても製造から10年以上経っているものもあります。ヘルメットには必ず製造年月日がプリントされているので、中古のヘルメットを購入する際は、ヘルメットの耐久年数の5年以内に製造されたものを購入するようにしましょう。
ヘルメットは万が一の時に命を守るもの。ケチらずきちんとしたものを装備しよう
自転車の重大事故(死亡、重大な後遺症)のうち、ほとんどが頭部にダメージを負ったことが原因と言われています。それほど自転車を乗る上で保護したいのは頭部なのです。
自転車を運転している以上事故の可能性は0ではありません。自分が悪くなくても事故に巻き込まれる可能性もあります。万が一事故にあった際に、最後の命綱として頭部を守ってくれるのがヘルメットです。
長らく自転車はノンヘルメットで運転するのが当たり前でしたが、せっかく頭部を守るであれば、数千円をケチらずに、きちんとしたヘルメットを装着して、自分の命を守りましょう。