WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2021/06/11
公開日: 2020/11/10
シマノのエントリーグレードホイールである、WH-R500、WH-R501、WH-RS100、WH-RS010の各モデルのスペックと、新品・中古相場からそれぞれの違いと選ぶべきモデルを紹介します。
この記事の目次
スポンサーリンク
まずは、シマノのエントリーグレードホイールの見た目の見分け方を見ていきます。シマノのエントリーグレードホイールで現在新品・中古で入手可能なのは、下記の4アイテムです。
一番古いWH-R500は、リムのステッカーが流線的なデザインで「R500」と書いてあるのが目印。
実物が見られる環境であれば、ハブの部分を見れば「WH-R500」とプリントされているはずです。
市場に流通が多いWH-R501は、ブロック体の平べったいロゴが目印。Rが赤字で500が白字のロゴだったら、間違いなくWH-R501です。
間違いやすいのはWH-R501なのにロゴは「R500」というところ。こちらも確実に型番を確認したい場合は、ホイールのハブをチェックしましょう。ハブにも「R500」のロゴがプリントされていますが、その横に小さく「WH-R501」と印字されているはずです。
WH-RS010は、WH-RS100と似たデザインですが、WH-RS100が流線的なロゴデザインなのに対して、WH-RS010はややブロック調のフォントを斜体にしたデザインなので、両方を知っていれば違いははっきりわかります。「RS」のロゴの横に赤と白の線のデザインがあるのも特徴。
また、リム部分に「RS」というロゴが「片面2箇所」入っているも違いです。
WH-RS100は流線的なロゴデザインになっているため見分けやすいホイールです。リム部分に「RS」というロゴが「片面3箇所」入っていたら、WH-RS100と見て間違い無いでしょう。
こちらも確実に型番を確認したい場合は、ホイールのハブをチェックしましょう。
SHIMANO (シマノ) WH-R500
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | - |
対応スピード | 8速,9速,10速 |
カタログ重量 | フロント:847g リア:1,097g |
かつてのエントリーグレードの定番がWH-R500。製造終了してからかなり経つので新品はほぼ見当たりませんが、中古ショップやオークションなどでは前後4,000円などで叩き売りされているのを見かけます。
ホイール | 段数 | リム高 | リム素材 | 対応タイヤ | 重量(前) | 重量(後) |
---|---|---|---|---|---|---|
WH-R500 | 8速,9速,10速 | 24mm | アルミ | 19C〜28C | 847g | 1,097g |
後継がWH-R501です。
SHIMANO (シマノ) WH-R501
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | TIAGRA |
対応スピード | 8速,9速,10速 |
カタログ重量 | フロント:820g リア:1,069g |
シマノのWH-R500の後継でシマノの定番エントリーホイールと言えばこのWH-R501。「鉄下駄」と言われるのはWH-R501を指すことが多いです。
WH-R500よりも前後で50gほど軽量化されたのと公式の対応タイヤサイズが変わった以外、スペック上の大きな変更はありません。シマノの公式ページ的には、TIAGRAグレードのようです。
ホイール | 段数 | リム高 | リム素材 | 対応タイヤ | 重量(前) | 重量(後) |
---|---|---|---|---|---|---|
WH-R501 | 8速,9速,10速 | 24mm | アルミ | 23C〜32C | 820g | 1,069g |
新品で前後セットで1万円ほど、中古だと前後セットで5,000〜8,000円くらいが目安の価格です。
SHIMANO (シマノ) WH-RS010
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | - |
対応スピード | 8速,9速,10速,11速 |
カタログ重量 | フロント:818g リア:1,102g |
長くエントリ向けホイールとして定番だったWH-R501が終了し、新たな同等スペックのエントリーホイールとして発売されたのがWH-RS010。
公式スペック上は、WH-R501と比べるとリアがよりも重くなって11速に対応するのにあたってリアがオフセットリムになっています。また、Cup & Cone Bearingテクノロジーの採用効果で価格の割によく回ると言うレビューが見られます。
ホイール | 段数 | リム高 | リム素材 | 対応タイヤ | 重量(前) | 重量(後) |
---|---|---|---|---|---|---|
WH-RS010 | 8速,9速,10速,11速 | 24mm | アルミ | 23C〜32C | 818g | 1,102g |
新品で前後セットで1.4万円ほど、中古だと前後セットで6,000〜11,000円くらいが目安の価格です。
SHIMANO (シマノ) WH-RS100
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | TIAGRA |
対応スピード | 8速,9速,10速,11速 |
カタログ重量 | フロント:827g リア:1,105g |
WH-R501と同等グレードのシマノのエントリーホイールで、シマノのエントリーホイールの中では最新モデルとなります。WH-R501と同じTIAGRAグレードです。型番が似ていますが、先程のWH-RS010とは別のホイールになります。
公式スペック上は、リア・フロント共にWH-R501よりも重くなっています。また、対応スプロケットが11速に対応しているのが大きな違いです。WH-R501は11速に対応していないため、11速を使うならこのWH-RS100かWH-RS010になります。
ホイール | 段数 | リム高 | リム素材 | 対応タイヤ | 重量(前) | 重量(後) |
---|---|---|---|---|---|---|
WH-RS100 | 8速,9速,10速,11速 | 24mm | アルミ | 23C〜32C | 827g | 1,105g |
新品で前後セットで1.3万円ほど、中古だと前後セットで6,000〜10,000円くらいが目安の価格です。
最後に、それぞれの比較をしてみましょう。
ホイール | 段数 | 新品相場 | 中古相場 | 対応タイヤ | 重量(前) | 重量(後) |
---|---|---|---|---|---|---|
WH-R500 | 8速,9速,10速 | - | ¥4,000 | 19C〜28C | 847g | 1,097g |
WH-R501 | 8速,9速,10速 | ¥10,000 | ¥5,000〜¥8,000 | 23C〜32C | 820g | 1,069g |
WH-RS010 | 8速,9速,10速,11速 | ¥14,000 | ¥6,000〜¥11,000 | 23C〜32C | 818g | 1,102g |
WH-RS100 | 8速,9速,10速,11速 | ¥13,000 | ¥6,000〜¥10,000 | 23C〜32C | 827g | 1,105g |
新品で買うならWH-RS100かWH-RS010がベストでしょう。11速対応なので、将来的な上位グレードへのコンポーネントアップグレードにも対応できます。
一方で、安さと軽さのバランスを考えるとWH-R501もアリ。中古価格も安めなので「とりあえず安く試してみたい」というのであれば、中古もアリでしょう。
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | - |
対応スピード | 8速,9速,10速 |
カタログ重量 | フロント:847g リア:1,097g |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | TIAGRA |
対応スピード | 8速,9速,10速 |
カタログ重量 | フロント:820g リア:1,069g |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | - |
対応スピード | 8速,9速,10速,11速 |
カタログ重量 | フロント:818g リア:1,102g |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | TIAGRA |
対応スピード | 8速,9速,10速,11速 |
カタログ重量 | フロント:827g リア:1,105g |
スポンサーリンク
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いスプロケットとギア比の世界
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いギア比の世界。スプロケットの歯数を変えることでどんなメリット・デメリットがあるのか、チェーンリングとの組み合わせなどを見ていきます。
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの規格から、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
最高速度は買った時点で決まる!自転車のギア比とケイデンスと速度の関係
エンジンが人間であるため、無限に速度が出せそうな自転車ですが、実は、ギア比とケイデンスで最高速度はおおよそ決定されていまします。今回は、ギア比、ケイデンスとは何か、最高速度の関係性を見ていきます。
WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。