入ってる保険でカバーされる？自転車保険にもなる保険・クレカまとめ

判断は「個人賠償責任補償」の有無

自転車保険の加入義務の条件は「個人賠償責任補償」のある保険への加入なので、加入している保険が自転車保険としてもカバーできるかの判断は「個人賠償責任補償」の有無になります。

なお、自転車事故でのケガ補償・通院補償や、盗難補償などは別の保険になることが多いため、他の保険でカバーできるケースは少ないでしょう。

「個人賠償責任」がついている、特約がある保険

火災保険

賃貸などで加入が必須となっている火災保険には、個人賠償責任補償がついていることがあります。ただし、自転車を起因とする過失もカバーしているかだけは、約款を確認しましょう。

また、賃貸の火災保険の場合、掛け金が少ないため個人賠償責任補償の限度額が1,000万円ほどの少ない場合が多いので、少ない場合は、別途自転車保険に入った方が安心です。

自動車保険

世の中の保険の中でも加入が多い自動車保険。自動車保険は自動車事故を想定したプランなので、自転車が原因の事故に対する個人賠償責任補償がカバーされないことがありますが、少ない掛け金でカバーできるようにする「個人賠償責任補償特約」オプションがあるがあります。

自動車の任意保険に入っている場合は、こちらを使うのがコスパが高くなるので、一度確認しましょう。

なお、火災保険などについている「個人賠償責任補償」は、約款に「自動車・船舶などを除く」という規定があるのがほとんどですので、「火災保険に入っているから自動車の任意保険に入らなくても大丈夫！」という訳ではないのも覚えておきましょう。

ゴルフ保険

ゴルフをやる人には馴染みのあるゴルフ保険。ここにも個人賠償責任補償がついていることがあります。ただし、ゴルフに限定するケースや限度額が小さいことがあるので、約款を確認しましょう。

旅行保険

特定の旅行期間だけでなく、毎月払いの旅行保険に入っている場合、こちらも個人賠償責任補償がついているケースがあります。

火災保険やゴルフ保険と同様、カバー範囲と限度額が問題ないかをチェックしましょう。

「個人賠償責任」がついていないことが多い保険

がん保険・生命保険

もっとも加入者が多い保険とも言えるがん保険・生命保険ですが、これらは個人の生命に関わる「生命保険」ですので、損害保険のジャンルになる「個人賠償責任補償」がついていることはほとんどありません。

定期保険・年金保険・養老保険

定期保険・年金保険・養老保険も「生命保険」にあたるので、「個人賠償責任補償」がついていることはほとんどありません。

地震保険

火災保険と同じジャンルの地震保険ですが、地震に起因する事故に限定しているため、自転車のトラブルが原因の個人賠償責任補償では使えないことがほとんどでしょう。

クレジットカードに個人賠償責任保険が付帯する場合も

アメックスやダイナースなどの上位グレードのクレジットカードには、個人賠償責任保険が付帯することがあります（どちらもプラチナグレード）。

ただし、どれも年会費が10万円以上するようなクレジットカードですので、すでに入っているのでなければ素直に自転車保険に入ってしまった方がコスパが高いのは言うまでもありません。

自転車保険にもなる保険をみてきました。

ここであげた例はあくまで一般的な例ですので、ご加入の保険によって条件は異なります。より確実にするために、自身が加入している保険の約款を確認する・保険屋さんに必ず確認するようにしましょう。