WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/10/20
公開日: 2021/01/14
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番をまとめました。ロードバイク・グラベルバイク向けコンポとの互換性や比較なども。
この記事の目次
スポンサーリンク
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードは、ロードバイク向けよりも多く、特にエントリー向けグレードのラインアップが厚くなっています。
ロードバイク向けコンポーネントと比較すると下記のようになります。
シリーズ | 現行型番 | リア変速段数 | ロード向けのグレード |
---|---|---|---|
XTR | M9100 | 12s | DURA-ACE |
DEORE XT | M8100 | 12s | ULTEGRA |
SLX | M7100 | 12s | 105 |
DEORE | M6100、M5100、M4100 | 12s、11s、10s | TIAGRA |
SAINT | M820 | 10s | GRX |
ZEE | M640 | 10s | GRX |
CUES | U8000、U6000、U4000 | 11s、10s、9s | 105、TIAGRA、SORA |
ALIVIO | M3100 | 9s | SORA |
ACERA | M3000 | 9s | SORA |
ALTUS | M2000 | 9s | CLARIS |
Tourney TX | TX800 | - | |
Tourney A070 | A070 | 7s | Tourney |
Tourney | - | - | |
Tourney TZ | TZ500 | - |
2023年3月に、新しいコンポシリーズ「CUES」が発表されたことにより、MTB向けのコンポのラインアップに改変が行われました。
XTRからZEEまでの6シリーズに、新シリーズCUESを加えた7シリーズがMTB向けコンポが現行のMTBコンポと見られ、ALIVIO、ACERAは「PREVIOUS SERIES(以前のシリーズ)」となっているため終息と見られます。また、CUESが11速まで対応することから、12速専用コンポ(XTR DEORE XT、SLX)以外がCUESに統合されるという見方もあります。
新シリーズCUESはMTBからクロスバイク、eバイクまでをカバーするコンポとされているため、今後シマノのMTB向け、ライフスタイル向けコンポのラインアップがさらに改変されるかもしれません。
自転車のコンポーネントでは、業界的に上位グレードの12速化が始まっていますが、シマノのコンポーネントでは、ロードバイク向けより先にMTB向けが12速化を果たしました。
12速に対応するのは、上位グレードの、
で、なんと4グレードですでに12速化が進んでいます。逆にロードバイクでメインの11速についてはDEOREのM5100系のみで、他はメインのコンポでは9速となっています。
なお、2021年にロード向けの新DURA-ACE・R9200系、新ULTEGRA・R8100系が、2022年6月に新105・R7100系が12速化がされています。
ロードバイク界隈でも、グラベルロードなどでワイドレシオなスプロケットが選ばれるようになってきていますが、MTBについてはロードバイクでは考えられないような10-51Tという超ワイドレシオなスプロケットも登場しています。
SHIMANO (シマノ) CS-M8100-12
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
12速で超ワイドレシオな11-51TのCS-M8100-12となるとカバーするギア比がかなり広くなるので、グラベルコンポGRXと組み合わせてフロントシングル運用もしたいところですが、残念ながら2021年5月現在GRXは11速までしか対応していません。
シマノのグラベルロード向けコンポーネント・GRXのラインアップと特徴
シマノのグラベルロード向けコンポーネント・GRXのシリーズラインアップとそれぞれの特徴、GRXを選ぶメリット・デメリットについてまとめました。
11速で超ワイドレシオなスプロケットというと、11-51TスプロケットがMTB向けにラインアップされていますが、ロー51Tに対応するロードバイク向けリアディレイラーはないため、MTB向けのリアディレイラーと組み合わせて使うことになります。
SHIMANO (シマノ) CS-M5100-11
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE |
スピード | 11s (11速) |
ラインアップ | 11-51T、11-42T |
当然ですが、他のロード向けコンポとは互換性外になってしまいます。
スポンサーリンク
シマノのコンポ同士であれば、ロードバイク向けとMTB向けは、
については、共用可能とされています。
ただし、MTBのスプロケットについてはワイドレシオであるためリアディレイラーの最大歯数の互換性がない場合がある点、MTBとロードでは12速スプロケットのフリー形状が異なるため互換性がない点には注意が必要です。
また、MTBの11速スプロケットについては、9・10速フリーハブで使用可能なスポーク側にせり出すタイプとなっているため、ロード用の11速とは規格が異なります。
チェーンについては、現行であればHG-Xグレードかつ変速数が同じであれば共用可能で、シマノの公式互換表の「ロードバイク互換リスト」にもMTBのチェーンがラインアップされています。
ペダルについては、クランクへの取り付け口径は一緒なので、シューズが互換すれば(SPDもしくはSPD-SL)、ロード用でもMTB用でも互換します。
ロードバイク初心者のためのビンディングシューズ・ペダルガイド
ロードバイクのビンディングシューズ・ペダルの種類をまとめました。ロードバイクをビンディング化するメリット・デメリット、ビンディングタイプの選び方など。
2023年3月に「MTBコンポからライフスタイルコンポをカバーするシリーズ」として登場したCUESですが、これまでのMTB、ロード向けコンポとは別設計になっているため、一部のコンポを除いて従来のMTB向けコンポとは互換性がありません。
シマノの最新の互換表(バージョン 2.4 更新日: 2023年3月1日)を確認すると、CUESは従来のMTB向けコンポとは違う「LINKGLIDE XXスピード(XXは段数が入る)」というLINKGLIDE互換カテゴリに属するため、MTB eバイク向けコンポを除いて、MTBコンポとはシマノ公式互換がありません。
従来のシマノのMTB向けコンポはシフト技術に「HYPERGLIDE」というテクノロジーで設計されており、CUESの「LINKGLIDE」とは互換性がないということになります。なお、現行のロード向けコンポも全てHYPERGLIDEとなります。
チェーン、BBについては、LINKGLIDEシステムでも従来のHYPERGLIDE向けの製品と互換性があります。
MTBやクロスバイクのコンポを、CUESコンポへの交換を検討している方は、互換性について販売店やプロショップで相談した方が良いでしょう。
街乗りでもスポーティな走りを楽しめることで人気のクロスバイクですが、シマノのコンポを搭載している場合は、ロード向けコンポかMTB向けコンポのどちらかが採用されます。
MTB向けコンポではTourneyからDEOREあたりが採用されることが多く、「MTBレースグレード」と呼ばれるSLX以上のグレードのコンポを搭載したバイクとなると、ほとんどがMTBになります。
ただ、CUESがリリースされたことにより、今後はクロスバイクではCUESコンポを採用するモデルが増えてくるかもしれません。
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードを見てきました。
これまでMTBからクロスバイクまで広く使われてきたシマノのMTBコンポですが、CUESの登場によりMTBコンポは「よりMTBに特化したコンポ」になっていくのかもしれません。
シマノの公式互換チャートによると、シマノのMTBコンポとロードコンポと組み合わせ出来るのは、BB、チェーン、スプロケットです。最新のグラベルコンポGRXであれば、一部パーツがMTBパーツと組み合わせて使うことが出来ます。
ですので、ロードバイクをMTBライクにカスタムしたいのであれば、GRXを使うのがベストです。
シマノのMTBコンポーネントの型番は、
となっています。シリーズは最大桁が大きいほど上位グレードで、最大桁の次が大きいほど新しいシリーズになります。
例えば、FC-M9100-1であれば、「FC(フロントクランクセット)」「M9100(シマノ・XTR、M9100シリーズ)」の「シングルチェーンリング」となります。
シマノのMTBコンポーネントの互換性はシマノの公式互換チャートを確認するのがベストです。
シマノのMTBコンポーネントは、同じシリーズ(例:SLX M7100シリーズなど)であれば基本的に互換性がありますが、違うシリーズでも組み合わせによっては互換性があります。
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE XT |
スピード | 12s (12速) |
ラインアップ | 10-45T、10-51T |
メーカー | シマノ |
---|---|
ブランド | DEORE |
スピード | 11s (11速) |
ラインアップ | 11-51T、11-42T |
スポンサーリンク
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの規格から、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
シマノのロードバイク・MTBコンポで使える12速チェーンまとめ
シマノのロードバイク・MTBコンポで使える12速チェーンをまとめました。シマノ以外のメーカーのチェーンの互換性についても。
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番・互換性まとめ
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番をまとめました。ロードバイク・グラベルバイク向けコンポとの互換性や比較なども。
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番・互換性まとめ
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番をまとめました。ロードバイク・グラベルバイク向けコンポとの互換性や比較なども。
ロードバイク・MTB・クロスバイクのリアディレイラーの選び方
ロードバイク・MTB・クロスバイクのリアディレイラーを交換する時の、選び方、組み合わせるスプロケットの注意点、グレードごとの違いなどをまとめました。
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いスプロケットとギア比の世界
クロスレシオ、ワイドレシオ、奥が深いギア比の世界。スプロケットの歯数を変えることでどんなメリット・デメリットがあるのか、チェーンリングとの組み合わせなどを見ていきます。
「ブラックフライデー 2024」が11/22夜8時スタート!対象商品1万点以上!ポイント最大+2%!などお得が盛りだくさん。タイムセールも連日開催!
2024年12月9日 10:00まで
セールページを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。