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サイコンと外部センサーの接続方法はANT+が良い理由
公開日: 2021/08/09
サイコンに様々なデータを送ってくれるセンサー。ペア不要、複数台同時接続可能など、自転車用のANT+センサーはメリットがたくさんあります。
この記事の目次
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ANT+接続はBluetoothと何が違うのか?
ANT+はペアリング不要で複数デバイスで同時利用可能
スピード、ケイデンス、心拍などのデータソースとして使うANT+センサーは「ANT+信号を発しているだけ」なので、サイコン側でANT+のセンサーのデータを受信する際は、ペアリングが不要です。
サイコン側でセンサーとの接続を「ペアリング」という設定にしていることがありますが、あくまで「どのANT+センサーをデータをソースにするか」という設定であって、Bluetoothのペアリングとは違います。
また、ANT+はサイコンだけでなく、GarminなどのスポーツウォッチやWahooなどのスマートローラーにも採用されているので、一つのセンサー・一つのバイクで、複数のデバイスに同時にデータを送信ができます。
ANT+は対応スマホが少ないのがネックですが、ANT+対応スマホを使えば複数デバイスで同時にログを取ることも可能です。
Bluetoothは「ペアした機器と1:1」が前提
一方のBluetooth接続は、「デバイスとセンサーを1:1でペアする」方法です。
特定のデバイスとペアしている間は別のデバイスでセンサーを受信できませんし(一部、複数デバイスに登録できるBluetoothデバイスもある)、ペアが外れるとセンサーのデータが受信できません。
もしサイコン側、もしくはセンサー側が「Bluetooth接続のみ」だった場合は、都度ペアリングをする必要があります。
Bluetoothは機器によって相性があるため、データ受信が断続的になったり、サイコンがセンサーを見失ったりすることがあります。
Bluetooth ANT+センサーの選び方・おすすめランキング
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サイコン、センサー共にANT+対応モデルが良い
このように、ANT+はサイコンで利用する場合はメリットが多い接続規格です。
サイコンとセンサーでは、サイコンの場合は「スマホとBluetooth、センサーとANT+」という方式が、センサーの場合は「スマホとBluetooth、サイコンやスマートウォッチとANT+」という方式が多くなっています。その意味では、サイコンで使うならセンサーはANT+が必須です。
ANT+だけのサイコンだとスマホとの同期が出来なかったり、スマホの通知を表示できなかったりしますが、センサー側はデータが受信できれば良いのでANT+だけでもサイコンで使う上では問題ありません。
最近のサイコン、センサーでは ANT+とBluetoothの両方に対応しているモデルが多いですが、古いモデルや格安なサイコンやセンサーではどちらかにしか対応していない製品もあるので、サイコンとしての使い勝手を有線するのであれば、ANT+規格のサイコン・センサーを選ぶと良いでしょう。
現状では「Bluetooth & ANT+センサー」を選ぶしかない
長期的な視点で見た際には、スマホやPCだけでなく、ヘッドフォンやコントローラーなど汎用的に利用されているBluetoothの方が「長く続く規格」である可能性は高いでしょう。
業界的にANT+路線で行くのか、Bluetoothで統合するのかは今後の流れ次第ですが、シマノのDi2がBluetoothに対応するなど、自転車パーツ業界的にもBluetoothの流れは強くなっています。
現状では、今後の流れがどうなるのかわかりませんので、どちらになっても良いように「Bluetooth、ANT+両用センサー」をえらぶようにしておきましょう。