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最終更新日: 2024/04/09
公開日: 2023/03/20
SRAMのMTB向けコンポーネントである「Eagle」シリーズのグレードや特徴、互換性、電動コンポAXSや最新コンポである「Eagle Transmission」についてまとめました。
この記事の目次
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SRAMのMTBコンポーネントの互換性については下記の記事をどうぞ。
SRAMのMTB向けコンポは、かつてはXXからX.0、X.9、X.7、X-5、X.4、X.3という構成でしたが、2016年のXX1 Eagleの登場以降、MTBコンポは「Eagleコレクション」にリブランドされました。
そのため、現行のSRAMのMTB向けコンポーネントは、全て「Eagle」というコレクション名がつき、全シリーズでフロントシングルの12速コンポーネントとなっています。
Eagleコレクションはグレードによって、最上位グレードのXX1(クロスカントリー向け)・X01(エンデューロ向け)からエントリー向けのSXまで5グレードがあり、XX1、X01、GXの上位3グレードには電動変速システム「AXS(アクセス)」もラインアップされています。
AXSはSRAMのロード向けコンポでいえば「eTap AXS(イータップ・アクセス)」と同じ位置付けです。下位グレードのNX Eagle、主に低価格完成車向けのSX Eagleには無線コンポのラインアップはありません。
シリーズ | ターゲット | 変速数 |
---|---|---|
XX1 Eagle AXS | クロスカントリー | 12速 |
XX1 Eagle | クロスカントリー | 12速 |
X01 Eagle AXS | エンデューロ | 12速 |
X01 Eagle | エンデューロ | 12速 |
GX Eagle AXS | ミドルグレード | 12速 |
GX Eagle | ミドルグレード | 12速 |
NX Eagle | エントリー | 12速 |
SX Eagle | エントリー | 12速 |
SRAMのMTB向けコンポーネントはEagleシリーズで「フロントシングル x リア12速」に統一されており、上位グレードでも下位グレードでもMTBの最新トレンドである「フロントシングル&リア多段変速」を体験出来ます。
最近のエントリーMTB完成車では、エントリーグレードでありながら12速コンポを採用できることから、SX Eagleが採用されるケースが多くなっています。
上位グレードMTB完成車にはEagle AXSシリーズが専用ラインアップされるケースが多く、競合であるシマノのDi2かSRAMのAXSかを選択できるようになっているケースが多くなります。
2023年3月22日には、新しい規格のMTB向け電動コンポ「Eagle Transmission(イーグル・トランスミッション)」が追加されました。全て電動変速システムで機械式のラインアップはありません。
Eagle Transmissionは、独自のディレイラーハンガーフリーの取り付け規格や専用アプリを使ったセットアップの容易さ、性能が向上した無線変速など大幅にアップグレードがされました。
Eagle Transmissionは、
というブランド・ナンバリングがされています。
なお、Eagle Transmissionはスプロケット、チェーンなど、これまでEagleシリーズで共用されてきたパーツも「Eagle Transmission専用品」となり、既存のEagleドライブトレインとは別互換となっています。
シリーズ | ターゲット | 変速数 |
---|---|---|
XX SL Eagle AXS Transmission | クロスカントリー | 12速 |
XX Eagle AXS Transmission | エンデューロ | 12速 |
X0 Eagle AXS Transmission | ミドルグレード | 12速 |
GX Eagle AXS Transmission | ミドルグレード | 12速 |
メインコンポーネントシリーズとは別に、SRAMにはブレーキ専用のシリーズがラインアップされています。
ブレーキの特性の違いで、4種類があり、レバーとディスクブレーキ・キャリパーがラインアップされています。
これらはブレーキシステムだけのラインアップで、シフターやクランクなどのドライブトレインコンポーネントはありません。
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