WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2022/05/09
公開日: 2021/11/25
主要メーカーのロードバイク向けビンディングペダルを、ペダル本体の重量、クリート+ペダルでどれが最軽量なのかなど、徹底比較しました。
この記事の目次
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今回は、ロードバイク向けのビンディングペダルのうち、主要4社のモデルを比較します。
※ シマノのSPDはMTB向けのラインアップなので今回は除外します
まずは、ロードバイクで重要な要素である重量で比較してみましょう。
モデル | メーカー | クリート規格 | 重量(ペア) |
---|---|---|---|
PD-R9100 | シマノ | SPD-SL | 228g |
XPRO 15 | TIME | iCLIC | 194g |
KEO BLADE CARBON CERAMIC TI | LOOK | KEO | 190g |
SPEEDPLAY NANO | SPEEDPLAY | SPEEDPLAYクリート | 168g |
ペダルサイズが一番小さくチタンシャフトなど高級素材をふんだんに使ったSPEEDPLAY NANOが最軽量でした。一方で、一番重いのはシマノのロード向け最上位グレード・DURA-ACEのペダルPD-R9100で、SPEEDPLAY NANOよりも60g重くなります。
ビンディングペダルはシューズ側に取り付けるクリートも含めた重量で比較する必要があります。まずは、クリートの重量を比較してみましょう。
メーカー | クリート規格 | 重量(ペア) |
---|---|---|
シマノ | SPD-SL | 70g |
TIME | iCLIC | 94g |
LOOK | KEO | 71g |
SPEEDPLAY | SPEEDPLAYクリート | 138g |
シマノとLOOKのクリートはほとんど同じ形状なので、重量的にもほぼ同じです。TIMEのiCLICは、シマノのクリートに比べて少し重い程度。一方で、ペダル自体は軽量なSPEEDPLAYですが、クリートが大きく分厚いため、シマノのクリートの倍ほど重くなります。
実際に運用する際の重量となる「ペダル + クリート」で比較するとどうでしょうか。
モデル | メーカー | クリート規格 | 合計重量(ペア) | ペダル重量(ペア) | クリート重量(ペア) |
---|---|---|---|---|---|
PD-R9100 | シマノ | SPD-SL | 298g | 228g | 70g |
XPRO 15 | TIME | iCLIC | 288g | 194g | 94g |
KEO BLADE CARBON CERAMIC TI | LOOK | KEO | 261g | 190g | 71g |
SPEEDPLAY NANO | SPEEDPLAY | SPEEDPLAYクリート | 309g | 168g | 138g |
クリート込みで比較してみると、KEO BLADE CARBON CERAMIC TIが261gで最軽量なビンディングペダルでした。
続いて、TIMEのXPRO 15が288g、シマノのPD-R9100が298gと続いて、ペダル単体で最軽量だったSPEEDPLAY NANOは309gと、クリート込みだと一番重くなりますが、それでも差は50gほどで、ホビーレーサーが使う分には違いはわからない程度でしょう。
これらは全て最上位グレードペダルなので、どのモデルを使っても最高のパフォーマンスを出せるでしょう。
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ビンディングペダルを使う上で重要なのがクリートの寿命です。ロードバイク向けのクリートは、軽量化とそのまま歩かない前提で設計されているため、プラスチック樹脂などの脆い素材で作られていることが多く、総じて寿命は長くありません。
その中でもクリートの寿命が長いとされるのがSPEEDPLAYクリート。SPEEDPLAYの現行のクリートは、厚いラバーで覆われているため、歩いた時にもクリートがすり減りにくい構造になっています。
一方で、シマノ、LOOK、TIMEのクリートは、脱着機構部分が剥き出しになっていて、歩くたびにすり減ってくるので寿命は短めです。特に、TIMEのiCLICクリートは、特殊な形状で段差も大きいため、寿命が早いと言われています。
メーカー | クリート規格 | 寿命 |
---|---|---|
シマノ | SPD-SL | 1年ほど |
TIME | iCLIC | 数ヶ月 |
LOOK | KEO | 半年〜1年ほど |
SPEEDPLAY | SPEEDPLAYクリート | 数年 |
クリートの寿命は、基本的には「走行距離」と「地面を歩いた距離(時間)」で決まるので、寿命は使い方によって違いますが、強度の違いがどれくらいあるのかの目安としてみてください。
ビンディングペダルは、各社独自の機構を取り入れているので、脱着の仕方やペダルとシューズのとフィット感など、メーカーごとに特色があります。
初めてのビンディングペダルなのであれば、最初は形や色など自分の好みにあったものを買ってみてトライしてみるのが良いでしょう。シマノはブラック、シルバー系が多いですが、LOOKやTIMEはホワイトやレッドなどもあり、バイクとコーディネートをするのもアリです。
ロードバイク向けのビンディングペダルは初心者には難しいと言われますが、SPEEDPLAY以外は調整をすれば初心者でも問題なく脱着できます。
SPEEDPLAYについては固いという評価が多いビンディングペダルなので、お店で試してみてから選ぶのが良いでしょう。SPEEDPLAYは独自の一体感だけでなく、クリートの寿命も長めというメリットがあります。
ロードバイクに頻繁に乗る方であれば、クリートの寿命はランニングコストに直結します。
例えば、シマノやLOOKのクリートは1年ほどの寿命で新品で2,000円ほどですが、TIMEのクリートは数ヶ月しか持たないのに3,000円ほどします。同じビンディングペダルでも、TIMEはクリートのランニングコストがシマノやLOOKの3倍以上する計算です。
「数千円くらい気にしない」という方は良いですが、数年使うとなると新品のペダルセットを買うくらいのランニングコスト差が出てくることもあるので、「クリートは消耗する」ということも頭に入れておきましょう。
もし、どのビンディングペダルが良いかで迷ってしまったら、ロードバイクならシマノのSPD-SLペダルを選ぶのがベストです。
というのも、シマノは日本でもっとも流通している自転車パーツメーカーなので、クリートの入手性が非常に高く、通販を使えば必ず適正な価格で入手可能です。シマノはスモールパーツの供給を長く行っているメーカーでもあるので、一度購入すればパーツの修理やメンテナンスを適切に行えば、長く使えるのもメリットの一つです。
また、シマノのSPD-SLビンディングペダルは、最上位のDURA-ACEグレードモデルから、エントリーグレードモデルまで、ラインアップが広く、過去のモデルも含めればペダルだけでも選択肢がかなり広くなります。
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