WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2024/03/08
公開日: 2021/06/16
クロスバイクに搭載されるシマノのコンポーネント(ロード系、MTB系、新CUES)のグレードをまとめました。コンポ視点でクロスバイクを比較する際に選ぶポイントも解説。
この記事の目次
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ロード系コンポのうち、クロスバイクによく搭載されるのはCLARIS、SORAグレードで、ロードバイクのコンポーネントしては下から2番目までです。
上位モデルのクロスバイクになると、105コンポを搭載したモデルもありますが完成車としては種類が少なくなります。105コンポのクロスバイクとなると、コンポセットの単価も高くなるので完成車としての値段は10万円を軽く超えてきます。そうなると「この価格を出すならロードバイクにしよう」というユーザーも多くなるでしょう。
シマノのロードバイク向けコンポのレースグレードであるDURA-ACE、ULTEGRAになると、搭載したクロスバイクはおそらく存在しないでしょう。
シマノのロードバイク向けコンポのグレードと型番での見分け方・選び方
シマノのロードバイク向けコンポーネントのグレードと、型番から簡単に見分ける方法をまとめました。グレードの選び方や、グレードごとの互換性など。
クロスバイクはフラットバータイプの自転車のため、使うパーツが同じフラットバーのMTBに近いため、MTBコンポを採用するケースが多くなります。
これまでは、MTB系コンポのうち、エントリー・ミドルグレードのクロスバイクによく搭載されるのがTourney、ALTUS、ACERAグレードの下位グレード、上位モデルはDEORE 10sを採用するという傾向がありました。
この辺りはロードバイク向けコンポと同様で「11速以上の上位グレードのスポーツバイクに乗るなら、素直にMTBを選ぶべき」ということだったのかもしれませんが、2023年に新コンポーネント「CUES」がリリースされたことで状況が変わりつつあります。
詳しくは後述しますが、CUESは9速、10速、11速のコンポーネントをラインアップしており、一部のパーツをそのままに変速数を変えることができる仕様になっているため、「あとから11速化」も可能になっています。ただし、クロスバイク完成車ではコストの兼ね合いから9速、10速あたりが採用されることが多いかもしれません。
今後クロスバイクを買うのであれば、CUESコンポ採用モデルにすると、カスタマイズの幅が広がります。
シマノは2023年3月に新しいコンポブランド「CUES(キューズ)」を発表しました。従来のコンポは変速段数がそのままコンポグレードでしたが、CUESは1ブランドで9速、10速、11速に対応します。
CUESは「CUESコンポーネント同士の互換性を高めている」点が特徴で、9速、10速、11速のCUESコンポーネントが、それぞれ互換性を持ちます。従来のように「変速段数を増やす = コンポ全取替」とならず、最小限のコストで変速段数のアップグレードが出来るようになるわけです。
CUESについては最廉価グレードである9速モデルはかなりの低価格で発売されており、今後はCUES搭載クロスバイクが増えていくと思われます。
また、これまではクロスバイクは10速までのコンポを搭載することが多かったですが、CUESの登場により11速クロスバイクも登場することになるかもしれません。ただし、CUESの11速コンポーネントはそこそこのお値段がするため、カスタマイズするにしてもある程度のコストを覚悟する必要があります。
なお、CUESは、チェーンを除いて従来のロードコンポやMTBコンポとの互換性がありません。
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番・互換性まとめ
シマノのMTB向けコンポーネントのグレードと型番をまとめました。ロードバイク・グラベルバイク向けコンポとの互換性や比較なども。
クロスバイクに搭載される、シマノのコンポーネントを、変速数とロード向けMTB向けで比較して見ましょう。
リア変速段数 | ロードバイクコンポ | MTBコンポ | 完成車価格 |
---|---|---|---|
12速 | - | - | - |
11速 | 105 | CUES | 20万円台 |
10速 | TIAGRA | DEORE 10s、CUES | 10万円台後半 |
9速 | SORA | ACERA、CUES | 10万円台前半 |
8速 | CLARIS | ALTUS | 6〜8万円台 |
7速 | Tourney A070 | Tourney | 5万円未満 |
普及クラスであるエントリーグレードで多いのはCLARIS・ALTUSの8速系で値段は6〜8万円前後。8速系はチェーンやスプロケットなどの消耗品もコスパが良いため、普段使いに選ばれることが多いクロスバイクとの親和性も高くなります。
ただし、CUESの登場によって下位グレードのクロスバイクは9速基準になる可能性もあります。
5万円未満の安いクロスバイクではTourneyが採用されることが多くなっています。この辺りは、クロスバイクをロード化・MTB化するよりも新車を買った方が安くなる可能性が高くなります。
10万円前後のグレードで多いのはSORAやACERAを搭載したクロスバイクです。SORAであれば、ハンドルとSTIレバーを用意すれば、ロードバイク化も可能です。この辺りは今後はCUESにシフトしていく可能性があります。
上位グレードで多いのは、DEOREを搭載した10速(2x10、3x10)のクロスバイクででしたが、今後はCUES11速がメインになりそうです。
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クロスバイクのエントリーグレードで多いCLARISやALTUSですが、ロード・MTBとしてはエントリーグレードでも一般的なシティサイクルと比較したらしっかりとしたスポーツバイクです。
ですので、CLARISやALTUS以上であれば十分スポーツバイクの楽しさを味わえますし、少し上の9速や10速へのアップグレードも可能です。チェーンやスプロケットといった消耗品も6〜8速は共通で、値段が安く手に入るのも大きなポイントです。
一方で、安いクロスバイクに採用されるTourney系は、アップグレードに不向きな7速のパーツを使っているため、「アップグレードして長く楽しむ」よりかは「使い倒す前提」のクロスバイクと言えます。
9速以上のクロスバイクについては今後はCUES搭載車を購入すると◎。上位変速や上位パーツへの交換が容易で、カスマイズを楽しむこともできます。
シマノの公式互換チャートに記載がある組み合わせならミックスしても問題ないですが、チェーンとスプロケット以外は基本的にはミックスして使うことができないと思っておいた方が良いでしょう。
公式互換外の組み合わせでも動作することはありますが、シマノが想定した能力(ブレーキング、変速など)が出なかったり、調整がシビアになったりする可能性が高くなります。
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