シマノのSPD-SL・ビンディングペダルを見た目で見分ける方法

チェックポイントは2つ

シマノのSPD-SL・ビンディングペダルの見た目の違いは、

1. ベースボディのプレートの形
2. ペダルシャフトの接続方法

が大きな違いです。ここの違いをチェックすれば、型番なしでもほぼ全てのモデルを見分けることが出来ます。

ベースボディのプレートの形は、

1. 3分離形
2. 2分離形
3. ウィング形
4. 二ツ目形
5. 横広形

の5つの種類があります。

ペダルシャフトの接続方法は、

1. 別軸接続
2. ボディ直接接続

で二つあります。シャフトが別軸接続になっているのでPD-9000以降のDURA-ACEのみなので、別軸接続の時点でDURA-ACEが確定です。

また、固定方式の違いで、

1. スパナタイプ
2. 専用工具タイプ

の二つ、合計4つのパターンがあります。

ちなみに、シマノのペダル用専用工具は「TL-PD40」というもので、シマノのSPD-SLペダルだけでなく、シマノのSPDビンディングペダルでも使うことが出来ます。

SHIMANO (シマノ) ペダル用専用工具 TL-PD40

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メーカー	シマノ
規格	シマノ専用規格
対応パーツ	ペダル
備考	回転にはレンチが必要

ベースボディのプレートの形：3つに分かれている

シマノの最新のロード向けSPD-SLビンディングペダルは、ベースプレートが3つに分かれているデザインになっていて、この3つ分かれるデザインになっているのは、DURA-ACEのPD-R9100とULTEGRAのPD-R8000の二つだけです。

この二つは非常に似ていますが、シャフト軸の取り付け部分が別軸接続で太いのがPD-R9100、ボディ直接接続で細いのがPD-R8000と見分けることが出来ます。

ベースボディのプレートの形：2つに分かれている

上位モデルのPD-R9100やPD-R8000に似たデザインですが、プレート部分が左右に1つずつの2つのデザインになっているのが105のPD-R7000と無印グレードのPD-RS500。

この二つはベースボディのデザインもシャフトの接続も同じなため見分けが難しいですが、ペダルシャフトが剥き出しになっているのがPD-R7000、なっていないのがPD-RS500と見分けることが出来ます。

ベースボディのプレートの形：ウィング形

ベースボディのプレートの形がコウモリの羽のようなウィング形になっているのが、旧世代のDURA-ACEのPD-9000とULTEGRAのPD-6800。この二つもデザインがほぼ同じで見分けが難しいですが、シャフト部分の接続が、別軸接続なのがPD-9000、ボディ直なのがPD-6800です。

ベースボディのプレートの形：二ツ目形

ここも見分けが難しいのがベースボディのプレートの形が二つ目のモデル。このプレートデザインを採用しているのは、旧105のPD-5800と、TIAGRAグレードのPD-R550の二つです。

この二つのモデルもベースボディの形はほぼ同じなので、シャフト部分で違いを見分けます。PD-5800はスパナ接続タイプ（六角）で、PD-R550は旧世代のシマノの専用工具で取り付けるタイプになっています。

ベースボディのプレートの形：横に広がった樹脂プレート

シマノのSPD-SLビンディングペダルの中でもエントリーモデルがD-R540。このモデルだけベースボディのデザインが大きく異なり、横に広がった樹脂プレートを採用しているので見分けるのは簡単です。

シマノのSPD-SL・ビンディングペダルの見分け方まとめ

最後にシマノのSPD-SL・ビンディングペダルの見分け方を表にまとめます。

DURA-ACEとULTEGRAが同デザイン、105とR5XX系が同デザインという法則があるので、プレートの形だけ覚えておけば概ねのグレードが判断できます。

この法則を覚えておけば、中古などでブランドロゴや型番が判定できない場合でもモデルの判定が可能です。

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