WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2022/06/13
公開日: 2021/09/21
ロードバイクに搭載可能なディスクブレーキの種類をまとめました。機構の違いやローターの違い、取り付けるホイール・フレームの違いなど。
この記事の目次
スポンサーリンク
従来のキャリパーブレーキやVブレーキと同じ、レバーでインナーワイヤーを引っ張って、ディスクローターを挟むキャリパーを締めるタイプ。ディスクキャリパーにワイヤー留めのボルトがあったら機械式です。
機械式ディスクブレーキはパーツの価格が安く、STIレバーを機械式のまま使える、メンテナンスが楽というメリットがあります。低価格のディスクロードでは機械式ディスクブレーキが主流なのはこういった点からでしょう。
一方で、油圧式に比べてレバーの引きが重く、またディスクブレーキの特徴である細かいブレーキングがしづらいというデメリットがあります。人によっては「機械式ディスクにするくらいなら、キャリパーブレーキの方が効く」という声もあるくらいです。
シマノのロード向けディスクブレーキでは、機械式はSORAグレードのみとなっていて、上位グレードのブレーキを選択できないというデメリットもあります。
現在の上位グレードのディスクロードバイクの主流は油圧式です。
ワイヤーの引っ張る量でブレーキングを調整する機械式に対して、ブレーキとレバーの間のオイルの圧でキャリパーを閉める機構になっているため、細かい調整がしやすく、引きがとても軽いのが特徴です。高価なモデルだと、小指一本でも弾けるほどの軽さになります。
油圧式のデメリットはパーツ価格とメンテナンスの手間です。圧を出すためにエア抜きが必要だったり、オイルホースを交換する度にオイルの交換とエア抜きが必要になります。
また、ホースを外部から守るためにフレーム・ハンドル・フォークに内装するの基本になるためホースの遊びが少なく、ハンドル交換やステム交換など、ハンドル周りのメンテナンスのする時にホースを抜かないと外れないケースもあります。
シマノのロード向けディスクブレーキでは、TIAGRA以上の全てのグレードが油圧式になっています。
ディスクローターには140mmや160mmなど、サイズの違いがあります。基本的には大きいサイズほど制動力が上がりますが、その分引きが重く細かいブレーキングをしづらくなります。
また、ディスクブレーキはリムを挟むキャリパーブレーキよりも熱を持ちやすくなりますが、ローターサイズが大きいほど放熱効果は高くなります。
ディスクローターには、取り付け規格が複数存在します。
メインどころでは、
の2種類です。どちらにするかは、手持ちのホイールの取り付け規格が何かに依存します。
6ボルト式は通常工具でボルトを締めるタイプで、センターロック式はスプロケットを締める時に使うロックリング外しを使ってローターを締め付けるという違いがあります。
スポンサーリンク
現在の種類がスルーアクスルです。従来のクイックリリースよりもシャフトが太く、工具を使って締め付けるため剛性が高く、安定した制動力を出してくれます。
クイックと違い、締め付けが一定になるので、締め付け方を間違ってローターが音鳴りすることも少なくなります。
取り付けにはスルーアクスルに対応したフレーム・フォークが必要で、現行のディスクブレーキホイールは、ロードバイク向けであればリアエンド142mmスルーアクスルが主流となっています。
スルーアクスルのフレーム・フォークが少なかった時代にメインだったのが、従来のリムブレーキ用ホイールと同じクイックリリース式。シンプルな構造ですぐに脱着ができるというメリットがあります。
また、キャリパーブレーキタイプのフレームの場合は、エンドがスルーアクスルに対応していないので、スルーアクスルに対応していないフレームでディスクブレーキが使えるというのも、アップグレードを考えている方にはメリットでしょう。
ただ、現在はほとんどのディスクブレーキ対応ホイールがスルーアクスルになってしまっているため、新品だけでなく中古でもほとんど流通がありません。
フロントは100mmがほとんどのためフロントはリムブレーキ車から置き換えが出来ますが、リアエンド幅はリムブレーキ車に一般的な130mmではなく135mmになっていることが多いため、フレーム側も135mmエンド幅である必要があります。
スポンサーリンク
ロードバイクのディスクブレーキ化に必要なパーツと買う時の注意ポイント
現在のリムブレーキ・ロードバイクをディスク化が可能かの判断ポイントをまとめて解説。ディスク化する際に必要パーツと、フレーム・ホイール、ブレーキなどのパーツ互換性、注意ポイントをまとめました。
自転車のディスクブレーキの効きにも大きな影響を与えるディスクブレーキのローター。ディスクローターの種類の違いと、選び方、アップグレードをすると何が変わるのか、大手メーカーのローターのラインアップと互換性、重量をまとめました。
自転車用ディスクブレーキのマウントの種類と見分け方、アダプターの選び方
規格違いのキャリパーや、ローターサイズの変更の時に必須となるのが自転車用ディスクブレーキのマウントアダプター。マウントアダプターの種類と見分け方、シマノのマウントアダプターの型番などを解説します。
内セレーション?外セレーション?センターロックのロックリングの種類
センターロック式ディスクブレーキ用のロックリングには内セレーションと外セレーションがあります。それぞれの違いと選び方をまとめました。
ロード向けメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパーまとめ
メンテナンスのしやすさや、リムブレーキコンポからのディスクブレーキへのアップグレードが低コストで行えるメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパー。主なメーカーのモデルをラインアップし、比較しました。
自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
シマノのロード・MTB向け油圧ディスクブレーキのテクノロジー・規格と選ぶ際のポイント
ワイヤーを引くだけの機械式ブレーキと違い、油圧ディスクブレーキは様々な規格やメーカーごとのテクノロジーがあります。今回は、シマノの油圧ディスクブレーキのテクノロジー・規格をピックアップ。選ぶ際のポイントを紹介します。
シマノの旧世代上位ブレーキと、現行下位グレードブレーキはどっちがいい?
シマノの旧世代上位ブレーキと、現行下位グレードブレーキはどっちがいいのか。シマノのブレーキのテクノロジーや発売年から考察しました。
ロードバイクのディスクブレーキ化に必要なパーツと買う時の注意ポイント
現在のリムブレーキ・ロードバイクをディスク化が可能かの判断ポイントをまとめて解説。ディスク化する際に必要パーツと、フレーム・ホイール、ブレーキなどのパーツ互換性、注意ポイントをまとめました。
CANNONDALE、PINARELLO、BIANCHI、BROMPTONの対象ロードバイク、クロスバイク、ミニベロが最大10%ポイント還元!新車を安く買うチャンス!
2025年1月31日 23:59まで
セールページを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。