格安ロード・クロスバイクを買う時に気をつけたいポイント

公開日: 2021/12/10

通販や量販店で売られている手頃な価格が魅力の格安ロード・クロスバイク。今回は、格安ロード・クロスバイクを買う時に気をつけたいポイントをまとめました。

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一番大事なのはフィッティングできるフレームサイズ

著名メーカーのロードバイクやクロスバイクの場合、サイズが身長に合わせて「XS(46)」から「L(54)」くらいの4サイズくらいの展開になっていることが多く、自分に合わせた自転車を選ぶことができます。自分の身長に合っていると、乗る時の痛みも軽減でき、身体を適切に使えるため、疲労も減ります。

一方で、格安ロード・クロスバイクの場合はサイズが1サイズしかないことがほとんどです。「28インチ」「700C」などのサイズ表記が多いでしょう。

格安ロード・クロスバイクのフレームサイズは著名メーカーの48か50サイズくらいになっている製品が多いようですが、身長165cm未満の方や身長175cm以上の方には体型的に合わない可能性が高くなります。

コンポを見るのはフレームサイズの次で良い

フレームサイズが適切であれば、コンポをチェックしましょう。どうしても最初にコンポに目が行ってしまいますが、乗り慣れた人ほど最初にフレームサイズをチェックしましょう。コンポは最悪載せ替えることもできますが、フレームの交換はハードルが高いからです。

コンポはどんなものでも乗れれば良いとは思いますが、後々アップグレードをしたいのであれば、シマノコンポを選ぶと良いでしょう。

ただし、シマノコンポと言っても、ロードバイクやMTB向けのコンポではなく、シティサイクル用のシマノコンポを搭載していることもあるので注意しましょう。

最後に、フレーム・パーツの規格をチェックしよう

ロードバイクやクロスバイクの規格は、著名メーカーのものであれば業界標準規格に合わせてあります。ですので、格安ロード・クロスバイクでも、それらと同じ規格であれば後々アップグレードができます。

具体的には、下記の3つのポイントをチェックしましょう。

ブレーキの取り付け規格

ブレーキは、大きく分けてリムブレーキか、ディスクブレーキか、Vブレーキかで取り付け方法が異なります。また、ブレーキとレバーの接続方法も、油圧か機械式かで違いがありますし、同じリムブレーキでも、ロングアーチとショートリーチという種類があったり、種類が様々です。

どのブレーキを取り付けることができるかは、フレームの取り付け規格に依存します。ですので、フレームを選んだ時点で、どのブレーキを使えるかが確定してしまうのです。

クランクの取り付け規格

ロードバイクやクロスバイクのクランクは、BBと呼ばれる回転軸とクランクの種類によって様々な組み合わせがあります。

格安ロード・クロスバイクでは、一般的なねじ切りJIS規格が多いですが、BBもスクエア、オクタリンク、ホローテック2など様々な種類があるので、どのクランクが使えるかはフレームのクランクの取り付け規格で決まる部分が大きくなります。

特にフレームのBBシェル規格はどんなクランクが使えるかを決定づけるので、しっかりとチェックしましょう。

ホイールの取り付け規格

ホイールの取り付け規格でチェックすべき点は二つ、「幅」と「取り付け方法」です。

幅は「OLD」と呼ばれる、ホイールを取り付ける部分の幅の規格があります。リムブレーキ車なら「100(前)/130(後ろ)mm」、ディスクブレーキ車なら「100(前)/142(後ろ)mm」が標準です。

取り付け方法は、リムブレーキで主流なのが「クイックリリース(QR)」、ディスクブレーキの主流が「スルーアクスル(TA)」です。それぞれ、取り付けるための方法が違うので、どちらかをチェックしておきましょう。

この二つの規格に合っていれば、上位グレードのホイールに交換可能です。

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そのほかの部分は?

格安ロード・クロスバイクは3万未満の製品が多いので、格安ロード・クロスバイク以上のスポーツ自転車に乗りたいと思ったなら、素直に買い換える方が良いかと思います。

3万円くらいまでの格安ロード・クロスバイクをアップグレードしようとしても、パーツだけで5万円以上したり、結局フレーム自体が重すぎて軽量化ができなかったりと、色々と限界があります。

それなら、最初から10万円クラスのエントリーロード・MTBを買った方が確実に良い自転車を購入できます。中古が気にならないのであれば、中古なら5万円くらいから見つかります。

格安ロード・クロスバイクをカスタマイズしてアップグレードしていくのも楽しいですが、どこかで限界が来てしまうということは覚えておきましょう。

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