WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2023/10/24
公開日: 2020/09/21
シマノのロードバイク向けコンポーネントのグレードと、型番から簡単に見分ける方法をまとめました。グレードの選び方や、グレードごとの互換性など。
この記事の目次
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シマノのロードバイク向けコンポーネントには、7つのブランドがあります。
グレードを分けると下記のようになります。
ブランド | グレード | 用途 | コンポセット価格 | 最新型番 |
---|---|---|---|---|
DURA-ACE(デュラエース) | 1 | プロ仕様 | 45万 | XX-R9200 |
ULTEGRA(アルテグラ) | 2 | レース仕様 | 27万 | XX-R8100 |
105(いちまるご) | 3 | レースレディ | 13〜20万 | XX-R7100 |
Tiagra(ティアグラ) | 4 | ベーシック | 8万 | XX-4700 |
SORA(ソラ) | 5 | 入門 | 6万 | XX-R3000 |
Claris(クラリス) | 6 | 入門 | 4万 | XX-R2000 |
Tourney(ターニー) | 7 | 低価格 | - | A070 |
最上位のDURA-ACEはプロが使うレベルのもので、2021年に発売された最新のR9200系ではオールDi2(電装コンポ)化したことで価格が高騰し、コンポセットで45万になりました。DURA-ACEは一つ前のR9100系でもコンポーネントセットだけでも20万以上します。逆に、入門レベルのClarisはセットで4万程度で、DURA-ACEのSTIレバーセットよりも安い価格です。
このグレードごとの価格を覚えておくと、ロードバイクを購入する際に「本体価格 - コンポ価格」を計算することで、そのロードバイクのコスパがわかります。
例えば、入門グレードのロードバイクで、フルClarisのロードバイクが4万円台なら、ほとんどコンポーネントの価格で車体セットを買っていることになるので、かなりお買い得と言えます。
シマノコンポーネントは、型番で「グレード」と「世代」見分けることができます。
シマノの自転車向けパーツの型番には、「XX-0000」という命名規則があって、型番は、
という中身になっています。
ですので、型番の「0000(数字)」の部分を見れば、「どのグレードの、どの世代のパーツなのか」というのが判別できます。
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例えば105のSTIレバーなら、最新モデルはST-R7100番台、一つ前がST-R7000番台で、ST-5800番台、ST-5700番台、ST-5600番台の順で古くなっていきます。
現在でも発売中のR7000シリーズから二つ前のST-5700は、たった2世代前のコンポーネントですが、発売は2010年5月と10年以上前のモデルになります。
なお、最新モデルであるST-R7100シリーズは、2022年のリリース当初は12速Di2仕様のR7170のみ発表されていましたが、2023年9月1日に機械式変速モデルR7120(油圧ブレーキのみ)も発売されています。
型番 | 発売年 | 対応リア変速 |
---|---|---|
ST-R7120 | 2023年 | 12速(機械式) |
ST-R7170 | 2022年 | 12速(Di2) |
ST-R7000 | 2018年 | 11速 |
ST-5800 | 2014年 | 11速 |
ST-5700 | 2010年 | 10速 |
ST-5600 | 2005年 | 10速 |
同じ105でも、ST-5600はオークションやフリマなどの中古市場で格安で入手可能ですが、15年も前のモデルで変速は10速。105は5800系以降で11速なので現行のパーツとは互換性がありません。
何よりも15年前の製品ではパーツの耐久性にも不安が残ります。
シマノでは「世代差(新旧) > グレード」と言われています。これは新しいモデルほど、上位グレード譲りの新しいテクノロジーを取り入れるためです。
ですので、グレードが高ければ必ず性能が良い訳ではありません。古い上位グレードが新しい下位グレードよりも性能が劣るケースもあるため、中古でシマノのコンポーネントを入手する際は注意しましょう。
中古アップグレードの王道105化。5800系と5700系どっち?
ロードバイクの中古アップグレードの王道105化。中でもお手頃価格なのがシマノの5800系と5700系です。105がR7000時代に、中古アップグレードをするならどちらが良いのかをまとめました。
先ほどの105の例のように、2世代前のコンポーネントが10年前のモデルということもあるので、古い世代のコンポーネントを検討する際は、現行の下位グレードとの機能差や性能差をシマノの公式サイトや実際に使ったユーザーのレビューなどでチェックするのがオススメです。
また、同じシマノのコンポーネントで同じグレードでも、世代によって対応する変速段数などの細かい仕様が異なります。先ほどの105の例で見たSTIレバーの対応リア変速が違うのはその一例です。
パーツ同士に互換性がないと正しく動作しないことが多いので、現在ロードバイクに装備されているグレード・世代と異なるコンポーネントを装備する際には、パーツ同士の互換性をチェックするようにしましょう。
シマノ・コンポーネント同士の互換性は公式のマニュアルに記載されていますが、ページ数が多くて互換性情報がやや探しづらいため、簡単に互換性を確認したいなら下記のページもどうぞ。
ロードバイクに乗っていると、どうしても上位グレードを欲しくなってしまいますが、ロードバイクの用途は人それぞれです。
レースに参加するレベルの人であれば105以上が良いかもしれませんが、かといって105以下ではレースに参加できないわけではありません。SORAコンポでレースに勝ったという方もいるくらいです。
逆に、週末サイクリング程度であれば一般的には105でも十分すぎるくらいですが、毎週末に100kmを超えるロングライドをする人やヒルクライムをする人には、拘ってDURA-ACEコンポを積んでいる人もいます。
また、下位グレードのほうがチェーンやスプロケットなどの交換パーツが安く手に入るので「維持費を安く済ませたい」という観点で、敢えてCLARISなどの下位グレードを選ぶ人もいます。
「上位グレード = 高性能」というのは間違い無いですが、シマノのコンポの場合は下位コンポでも十分に品質が高く、必ずしも上位コンポにアップグレードしなくてはならないというわけでは無いことは覚えておきましょう。
基本的に、シマノのロード向けコンポはグレードが上がるほど変速段数が増えるようになっています。
変速段数は増えれば良いというものでもなく、プロのようにレース中の流れで細かなシフトチェンジをしたい人には段数が多い方が良いですが、普段乗りで2x11の22段あっても、実際に使っているのは5、6個くらいということもあるでしょう。
コンポの段数が上がるということは、消耗品などのパーツもそれだけ良いものになり、維持費も高くなります。
この辺りは、ライダーの好みや自転車にかけられる予算にもよってくるので正解はありませんが、闇雲に「上位グレード」や「段数の多さ」を追いかける必要は無いということだけは覚えておきましょう。
ロードバイク初心者の方で「最初は安く、後々アップグレードを」と考えている方は、Claris以上のコンポーネントを組み込んだロードバイクを購入するのがオススメです。
というのも、シマノのコンポーネントは基本的に上下グレードに対してある程度の互換性がありますが、Tourneyだけは互換性が乏しく、しかもホイールに互換性がない可能性が高いため、コンポーネントのアップグレード時にはホイールも交換必須になってしまいます。
ロードバイク向けのコンポーネントでは、リアギアの変速数が、Clarisは8速、SORAが9速、Tiagraが10速、105以上は11速か12速なので、シマノのロードバイクコンポーネントだったら、入門グレードでは、
と覚えておけば良いでしょう。
新車で3〜6万程度で売られているロードバイクでは、「安心のシマノコンポ搭載」というキャッチコピーを見かけますが、「2x7 14速」「3x7 21速」のロードバイクはTourneyです。前後のギア比が書いてなくても、Tourney以外のグレードでは、7の倍数はないので「14速」か「21速」ならTourneyとみなしても良いでしょう。
もちろん、Tourneyが悪いというわけではなく、用途によってはTourneyでも十分と言われますが、後々カスタマイズをする予定があるなら上位グレードコンポと互換性があるものにしておいた方が、選択肢が広がり、交換コストも抑えることが出来ます。
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シマノのパーツ型番の十の位の違いは、パーツの枝番です。
パーツによって枝番の意味は異なりますが、例えばSTIレバーであれば電動変速Di2では末番に50が、油圧ブレーキ用は20が足されます。
ST-R9100シリーズで言うと、「Di2 + 機械式ブレーキ」ならST-R9150、「Di2 + 油圧ブレーキ」だと50+20で70を足すため、ST-R9170ということになります。
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