ロードバイクのサイクルパンツの定番となっているビブショーツ。ビブなしショーツと何が違うのか、どちらを選ぶと良いのかを、それぞれの特徴、メリット・デメリット、用途から比較します。
ロードバイクのマウントの種類と選び方
公開日: 2022/01/16
どうしてもゴチャゴチャしてしまいがちなロードバイクのハンドル周りをスッキリしてくれる「マウント」マウントの種類ごとの特徴や違い、マウントを選ぶ時のポイントをまとめました。
この記事の目次
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ロードバイクのマウントの種類
片腕タイプ
サイコンの純正マウントとして多く採用されているのが片腕タイプ。ステムのすぐ右側に取り付けることで、サイコンのマウントポジションを10cmほど前に出すことができます。
片腕で支えるので重いものが苦手なのがデメリット。必然的に、搭載できるのがサイコン一つくらいになるため、ライトやベルなどは別のところに取り付けることになります。
両腕タイプ
片腕タイプのデメリットを解消するのが両腕タイプ。ロードバイク界隈で高い評価を得ている「REC-MOUNTS(レックマウント)」の定番モデルもこのタイプです。
両腕タイプはステムの両サイドから支えるので、サイコンだけでなくライトやGoProなどの重量のあるものを同時に搭載しても2点で荷重を支えることができるのがメリット。
ロードバイクユーザーで多い使い方が、上にサイコン、下にライトという使い方。ハンドル周りがスッキリするだけでなく、見た目的にも洗練されたイメージになります。
拡張タイプ
ハンドルの上にいろんなものを取り付けたい人に最適なのが拡張タイプ。ハンドルの前にもう一本短いハンドルを作るようなイメージで、バーの長さ次第でかなりたくさんのものを取り付け可能です。
見た目的にはあまりスッキリしないのでハンドルの上に取り付けても同じように感じますが、サイコンの目線が遠くなるのと、上ハンドルが握りやすくなるというメリットがあります。
ステム取り付けタイプ
ここ数年で人気が上がっているのでステムに取り付けるタイプのマウント。ステムのボルトを拡張してそこに取り付けるため、4本留めのステムなら全ての自転車に使えるのがメリットです。
両腕タイプと同様、上下にアクセサリを取り付け可能で、サイコンとライト、ライトとGoProなどの組み合わせでハンドルをスッキリとできます。
アームタイプとの違いは強度で、ステムボルトの2点で支える細い製品になるので、あまり重いものを取り付けるとマウント自体が折れる可能性があるのがデメリットです。
ハンドル裏取り付けタイプ
ステム一体型エアロハンドルのように、従来のアダプタなどの取り付けが困難なハンドルに取り付ける専用タイプです。ステム一体型ハンドルの裏にある2本のボルトに取り付けるため、マウントの細長い形状が特徴です。
一体型ハンドルでもマウンターが使えますが、支える方法が2点留めなので、ステム取り付けタイプと同様あまり強度がないのがデメリットです。
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ロードバイクのマウントの違いと選び方
ここまで見てきたロードバイクのマウントごとの特徴と違いを見てみましょう。
タイプ | 積載力 | スッキリ度 | 強度 | 一体感 |
---|---|---|---|---|
片腕タイプ | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
両腕タイプ | ◎ | ○ | ◎ | ○ |
拡張タイプ | ◎ | △ | ◎ | △ |
ステム取り付けタイプ | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
ハンドル裏取り付けタイプ | △ | ◎ | △ | ◎ |
意外と万能なマウントがないことが分かります。積載力が上がると一体感やスッキリ感が減り、スッキリ感を出すと積載力や強度が落ちてしまいます。
積載力かスッキリ感か
ロードバイクのマウントを選ぶ際は、「積載力」か「スッキリ感」かでまずは選びましょう。夜間を長時間走るような場合は、ライトを複数つけたり、サブのサイコンを取り付けたりするため、積載力が重量です。その意味では、両腕タイプか拡張タイプがベストでしょう。
一方で、基本的には昼間のサイクリングでしか走らないような場合は、片腕タイプやステム取り付けタイプで必要最低限のものを積載するのが良いでしょう。ライトなどの常時使わないものは、サドルバッグなどにしまっておいて、必要になったら取り付けるという運用になります。
強度はもっとも大事
ロードバイクのアクセサリは決して安くはないものです。明るいライトを選ぶと数千円はしますし、ハイエンドなサイコンやGoProなどのアクションカムともなると、ちょっとした自転車くらいの値段です。
そうした高額なものを積載すると考えると、ロードバイクのマウントで一番大事なのは強度です。高額なサイコンを落としてしまって壊れてしまったのでは悲しいですから、ある程度重いものを積載しても折れない素材、太さのマウントを選びましょう。
もし、強度がわからないようでしたら、実際に使った方のレビューを参考にしましょう。もし、「折れてしまった」などのレビューを見かけたら、なるべく重いものは搭載しないようにするのが安全です。