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ロードバイクやクロスバイクに最適!ツールボトルを活用しよう
公開日: 2022/04/21
ロードバイクやクロスバイクの工具や交換チューブを携帯するので便利なのがツールボトル。ツールボトルの種類や、収納するもの、上手な使い方をまとめました。
この記事の目次
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ツールボトルとは?
ツールボトルは、自転車のボトルケージ(ドリンクを収納するホルダー)に入れることができる、ボトル型のツールケースです。
ロードバイクやクロスバイクなど、長距離を走る前提の自転車では、出先でパンクした時に近くに自転車屋さんがないこともあるため、交換チューブなどを携帯します。ボトルケージに入れることができるツールボトルは、邪魔にならず、見た目もスタイリッシュに工具・ツールを携帯できることから人気のアクセサリです。
ツールボトルの種類
ツールボトルの種類は、
- 長さの違い (ロング、ショート)
- 開き方の違い(観音開き、ねじ回しキャップ)
の違いで、大きく分けて4タイプがあります。
それぞれ使い勝手や収納力、見た目のスタイリッシュさなどに違いがありますが、「ツールを入れる」という基本的な機能は同じです。
ツールボトルを使うメリット
携帯工具や交換チューブを持ち運ぶ方法としては、
- サドルバッグに入れる
- ツールボトルに入れる
- サイクルジャージに入れる
- リュックに入れる
という4つが多いかと思いますが、中でもツールボトルを使うメリットは「ボトルケージに入れるだけなので、見た目がスタイリッシュで、意外と収納力がある」という点です。
また、ツールボトルの場合、ボトルケージがある自転車であればどれでも収納できるので、複数のバイクで使い回しが簡単というのもメリットの一つでしょう。
ツールボトルの中身は何を入れる?
ツールボトルに中に入れるものは人それぞれですが、基本的には「緊急時に使うものを入れるもの」と考えておけば良いでしょう。
自転車で緊急時に使うものといえば、
- 携帯工具
- タイヤレバー
- タイヤチューブ
- 携帯ポンプ/CO2ボンベ・インフレーター
- 自転車ロック・鍵
- エイドキット(絆創膏、痛み止め、マスクなど)
などです。
ツールボトルを使う人は、まずはパンク修理用のツールを入れて、余ったスペースでアイテムを追加していくという方が多いでしょう。大きめのツールボトルでミニマルにまとめる方は、ジレや薄手のウィンドブレーカーなどの、緊急用のウェアを収納しておく方もいらっしゃいます。
自転車のタイヤタイプがチューブラーやチューブレスなど、タイヤ自体を携帯する必要が場合は、かなり大きめのツールボトルでもタイヤと携帯ポンプでパンパンになってしまうため、他のアイテムを携帯する方法を考える必要があります。
ツールボトルに上手に収納するコツ
ツールボトルを使い始めると入れ方に拘ってくる方も多いでしょう。ツールボトルは入れ方次第で、かなり多くのアクセサリを収納できます。
ツールボトルという限られた空間の中に、いかに多くのアイテムを詰め込むかというのは、ちょっとしたパズルみたいで楽しいものです。
ツールボトルに上手に収納するコツは、
- 嵩張るものをラップで包む
- 円の外側から埋めていく
- 小物はジップロックでまとめる
という点でしょうか。ラップ巻きとジップロック詰めだけでも、かなり収納しやすくなり、収納できるものも増えます。。
ツールボトルは外周の方が面積が大きいので、詰める際はジップロックに収納した薄めのアイテムを外周から埋めていって、中に大きめ・太めのものを順番に入れていくと上手にキツキツに収納が出来ます。
ねじ回しキャップタイプのツールボトルの方がギュウギュウに詰めやすいですが、ねじ回しキャップで収納が上手に出来ない場合は、観音開きの方が収納・取り出しはしやすいので、観音開きタイプの買い替えも検討してみてください。
ツールボトルを上手に使うための豆知識
ツールボトルに入れるものの選び方
なるべくミニマムに、でもしっかりと緊急対応をしようとすると、ツールボトルにも色々工夫が必要です。中でも「ツールボトルに何を入れるか?」は運用面や装備によって違うため、個人差があります。
ツールボトルに入れる中身の選び方としては、緊急時に、
- 自転車屋さんまでなんとか走れる(歩ける)
- 自宅まで何とか帰れる
のどちらにするかを基準に選ぶと良いでしょう。
自転車屋さんまで走れる範囲であれば、交換チューブや携帯ポンプなどは不要なケースもあるでしょう。一方で、自宅まで何とか帰れるツールを持ち歩くとなると、そこそこしっかりとツールを用意しておく必要があります。
また、ツールの選び方はどこにライドに行くのかよっても変わってきます。都市部を走るのであれば、数kmも歩けば自転車屋さんがあるでしょう。しかし、山林に入るようなルートを走るとなると10km以上歩いても自転車屋さんどころか、駅すらがない場合もあります。
そうしたケースにも対応できるように「ツールボトル内のツールは通常使用時に対応」して「ロングライドなどはリュックなどで追加対応」とするのがオススメです。
ツールボトルにチューブは2本入る?
大きいロングサイズのツールボトルであれば、タイヤチューブを2本入れることは可能です。ただし、他のツールなどを少し減らす必要が出てきます。
タイヤチューブを2本入れたいということは「万が一、前後輪の両方パンクしてしまったら・・・」という想定をしているかと思いますが、しっかりと空気圧を上げて路面に気をつけて走れば、通常は前後両方パンクすることは滅多にありません。
200kmなどのロングライドをする場合は念には念を入れて2本入れても良いですが、ちょっとしたサイクリングくらいなら、1本でも問題ないことが多いでしょう。
どうしても心配なら、無理にチューブを2本入れないで「1本 + 修理パッチ」にすると、ツールボトル内のスペースを食わないで済みます。
ツールボトルを軽量化する方法
ロードバイクの軽量化などに拘っている方は、ツールボトル・中身の軽量化もしたいところでしょう。
ツールボトルを軽量化するには、
- 重いツールを入れない
- 軽量・小型工具にする(チタン製など)
- CO2ボンベ・インフレーターを使う
というのポイントです。
ツールボトルに入れるアイテムのうち、重いは工具とポンプ。ここを軽量化するのが一番の近道です。
ちなみに、ツールボトル自体の重量は重くても100gくらいなので、ここを軽量化してもあまり効果はないかもしれませんが、中身がスカスカなのに無駄に大きいロングツールボトルを使うのは重量的にも無駄なので、スモールサイズやSサイズの高さの小さいツールボトルを使うのがオススメです。
スモールサイズのツールボトルは、フレームバッグをつけている場合は、通常サイズのツールボトルだと高さ的にフレームバッグに干渉するので、一本持っておくと意外と便利です。
ツールボトルの盗難対策は?
たかがツールボトルですが、中身を工具などを合わせると意外といい値段になるのでしっかりと盗難対策をしましょう。
観音開きタイプのツールボトルだとチャックがついているので、チャックをボトルケージにワイヤーでロックしてしまえば盗難対策としてはバッチリです。ただ、ペダリング時に邪魔にならないように取り付けに注意しましょう。
もし、自転車から15分以上離れるなら、ツールボトル自体を持ち運ぶのがベスト。せっかくボトルの形をしているのですが、サイクルジャージのポケットに入れたり、リュックに入れたり、手で持ったりして、携帯してしまえば盗難の可能性はかなり低くなります。
ツールボトルに防水能力は必要?
ほとんどのツールボトルは防水性能があるはずですが、もしも防水性能がないツールボトルを使うのであれば、中身をジップロックに入れるなど、工夫をすれば問題ありません。
特に、エイドキットや、タイヤチューブなどは水に濡れたり空気に触れて劣化することがあるので、ツールボトル自体に防水性があったとしても、ジップロックなどに入れておいた方が安心です。
ツールボトルとサドルバッグ、どっちが良い?
ツールボトルとサドルバッグのどちらが良いかは、ライドスタイルや、バッグを持っていくか、どれくらい走るかなどによって異なります。距離によって使い分けるという方もいるでしょう。
ツールボトルはボトルケージに収納するので、サドル下がスッキリするというメリットがありますが、ボトルケージに収まるサイズには限界があるため、収納力を増やすのが苦手です。
一方で、サドルバッグは小さいものは0.5Lくらいから、大きなものは15Lクラスまで容量を増やせるというメリットがあります。
ツールボトルがボトルケージに入らない?
自転車のボトルやツールボトル、取り付けるボトルケージは、基本的には同じようなサイズでできてしまいますが、組み合わせによってはツールボトルが入らないことがあります。
そうした場合、プラスチック製のボトルケージなら真ん中に切れ目を入れれば入れることが出来ます。金属製の場合は、ボトルケージやツールボトルを交換しましょう。
逆にツールボトルが細すぎて、ボトルケージにしっかりと固定できない場合は、100円均一などに売っているペットボトルケースを使ってみましょう。100円ですが、意外とフィットする製品があります。