ロードバイクのサイクルパンツの定番となっているビブショーツ。ビブなしショーツと何が違うのか、どちらを選ぶと良いのかを、それぞれの特徴、メリット・デメリット、用途から比較します。
【季節・気温別】ライド時の服装・サイクルウェアの選び方
公開日: 2021/06/23
ライドを快適にしてくれるサイクルウェアの選び方を、季節別・気温別でまとめました。どういった種類のウェアを持っておくと使い勝手が良いかなども。
この記事の目次
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夏
気温が高い夏場は、汗を大量に書くので軽装が基本です。上は半袖、下はハーフパンツ・ショートパンツが基本で、より本格的なライドをする時はサイクルジャージを着用すると良いでしょう。
気温が30℃を超えると、仮に汗をかいたとしてもサイクルジャージのように速乾性の高いシャツを選べばすぐに乾くので快適です。
ただし、夏場でもヒルクライムなどで山に向かう時は突然の雨に備えて簡単なレインウェアをフレームバッグなどに入れておくと安心です。
気温 | 上 | 下 | メモ | |
---|---|---|---|---|
25〜35℃ | 半袖1枚 | ハーフパンツ1枚 | 雨に備えて薄手のレインウェア |
日焼けをしたくないという人は、UV加工のひんやり素材のアームカバーやレッグカバーを着ると日焼け対策ができます。
冬
サイクルウェアの選び方が難しいのが冬場です。真冬の早朝スタートのライドの場合は、気温が0℃近くなるため厚着をしないと寒いですが、昼ごろには晴れていると10℃くらいまで気温が上がって、スタート時の厚木では暑くて汗だくになってしまいます。
汗をかくほど体が暖かくても、冬場は外気温が低く日差しも弱いため、夏と違って一度汗で濡れたインナーが自然に乾くことがありません。濡れたインナーは体温をどんどん奪って身体を冷やし続けるので、ちょっと休憩で止まっただけでも汗冷えしてしまうのが冬ライドの難しいところです。
冬のライドでは、インナー・ジャージ・防寒ジャージを基本にして、ジャージのチャックの開け閉めで温度調整をしつつ、もっと寒い日には防寒性の高い「防風アウター」で調節するのがようにしましょう。「ちょっと寒いかも」くらいの着方が、汗冷えをしないボーダーラインです。
また、意外と大事なのが足元の冷え。足先が冷えると全身に冷えを感じやすくなるので、長ズボン丈のパンツをベースに、気温によってシューズカバーなどで足先の冷えを防ぐと冷えを抑えることができます。
気温 | 上 | 下 | メモ | |
---|---|---|---|---|
0〜10℃ | 長袖インナー+長袖ジャージ+防寒ジャージ | 長ズボン | 防風アウターで調整。シューズカバーもあると良い | |
10〜15℃ | 長袖インナー+長袖ジャージ+防寒ジャージ | 長ズボン | 防寒ジャージで調整 |
春・秋
ポカポカ陽気でライドが快適な春と秋は、サイクルウェアも軽装で済むためライドが楽しくなる季節です。とはいえ、まだ朝晩は冷えるのでしっかりと体温調整をできるウェアで臨ことが大事です。
特に、日中のライド後は汗をしっかりかきがちで、真夏ほど暑くはないので自然乾燥はしないので、可能なら替えのウェアを用意しておくと風邪を引く心配がなくて安心です。
気温 | 上 | 下 | メモ | |
---|---|---|---|---|
10〜20℃ | 長袖インナー+半袖ジャージ+長袖ジャージ | 長ズボン | 長袖ジャージで調整、秋は雨雲も用意 |
秋の中でも台風の時期になる10月は突然の大雨に当たることもあるので、しっかりと雨具を用意しましょう。寒くなっていく季節なので、雨に降られると風邪を引きがちです。
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まとめ
最後に気温ごとに用意すべきサイクルウェアをまとめてみます。
気温 | 上 | 下 | メモ | |
---|---|---|---|---|
0〜10℃ | 長袖インナー+長袖ジャージ+防寒ジャージ | 長ズボン | 防風アウターで調整。シューズカバーもあると良い | |
10〜15℃ | 長袖インナー+長袖ジャージ+防寒ジャージ | 長ズボン | 防寒ジャージで調整 | |
10〜20℃ | 長袖インナー+半袖ジャージ+長袖ジャージ | 長ズボン | 長袖ジャージで調整、秋は雨雲も用意 | |
25〜35℃ | 半袖1枚 | ハーフパンツ1枚 | 雨に備えて薄手のレインウェア |
こうしてみると、長袖インナーと長袖ジャージは夏以外は使う機会が多いため、意外と使い勝手が良いことがわかります。長袖なら、暑かったらまくればセミ半袖として使えるというメリットもあります。
また半袖ジャージや長ズボンも使い機会は多めなので、持っておくと便利でしょう。