WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
公開日: 2023/01/23
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
この記事の目次
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ロードバイクやMTBなどの自転車のディスクブレーキは、ハブの周りで回転するローターをキャリパーで締め付けて制動する仕組みです。ディスクブレーキのインストールは、「ディスクローターが左右に触れず、直線的に回転する時に合わせて」キャリパーのパッドの位置を設定します。
一方で、ローターの歪みが発生すると、上から見た時にローターは左右に揺れて回転します。ローターが左右に揺れて、キャリパーパッドとの距離が変わってしまうため、ブレーキを閉めていなくてもパッドと擦れてしまいます。
ローター付近から「シュッシュッ」という異音がする場合、パッドとローターが擦れている証拠です。この場合、ローターが歪んでいるとみて間違いないでしょう。
ディスクローターは金属の板ですので、左右から大きいな力を加えると曲がってしまい、歪みが発生します。
大きな力はケースバイケースですが、ホイールの交換の際にローターに何かをぶつけたり、落車の際にローターに強い衝撃が加わったりするだけでも、ローターが歪むことがあります。
逆にいうと、大きな力が加わらない限りは、自然にローターが歪むことはほとんどありません。
ローターが歪むということは、パッドとローターが常に一定間隔で擦れる状態になるので、パッドの消耗が早くなります。また、パッドに不自然に当たりがついてしまうため、違うローターに交換した際に、当たりがしっかり出ない可能性があります。
当たりがしっかり出ないと、ブレーキの制動力は当然落ちてしまいます。ブレーキでしっかりと制動出来るかは、自転車を安全に運転出来るかに直結するため、ローターが歪んだまま走行するということは大きな問題を抱えたまま走ることになります。
また、ローターが歪んでいることで先程の解説したように異音がなります。異音をずっと聞きながら走るのは精神衛生的にもよくありません。
ディスクローターが歪んでいるかは、外からパッと見ただけでは確認が出来ません。
ローターの歪みを確認する方法としては、
という方法が手軽でしょう。いずれの方法も、ローターが直線的に回転していれば問題ありませんが、左右にウネウネ動いていたら、歪んでいる可能性があります。
ローターは金属の板なので、歪んでいる反対方向に力をかけてあげることである程度は補正が可能です。自転車用のローターは薄いものが多いため、個人でも補正は可能です。
補正をする際は、ローター補正用の専用工具を使うのがベスト。専用工具なら、ローターの根本から曲げることが出来るため、適切に補正をかけることが出来ます。
Park Tool (パーク・ツール) ローター修正器 DT-2
メーカー | Park Tool |
---|---|
適応ディスク厚 | 2.0mmまで |
専用工具を持っていない場合は、家にあるモンキーレンチなどでも補正は可能です。ただし、ローターの根本から補正が出来ないため、大きな歪みだと補正い切れないことがあります。
やり方としては、
という流れです。この時に力一杯にやるとローターが破損するリスクがあるので、小さな力で「クックックッ」と数回、軽く曲げてあげます。
これを複数回繰り返して、異音がしなくなったら補正は完了です。
ディスクローターは上位グレードのものは新品でお値段がしますが、ミドルグレード以下ならそこまで値段がしないパーツです。
自分でちょっとずつ補正するのが出来ない、もしくは面倒だという場合は、ローターを交換してしまうのも一つの手です。
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ディスクローターはフリマやオークションなどで格安で出品されていますが、素人が出品しているものはローターの減りや歪みなどはチェックしていないものがほとんど。
一方で、自転車専門の中古ショップはローターの減りや歪みをしっかりとチェックしているのが基本(チェックしていない場合はその旨説明がある)なため、ローターの歪みトラブルを未然に防ぐことが出来ます。
ローターはブレーキの一部で安全性に関わるパーツなので、安さよりも品質を優先するのがベストです。
メーカー | Park Tool |
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適応ディスク厚 | 2.0mmまで |
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