サイコンはどうやってマウントするのが良い?

公開日: 2021/08/17

付属のマウントを使うのか、サードパーティ製マウントを使うのか、どこにマウントするのかで意外とサイコンの使い勝手は大きく変わります。今回は、サイコンとマウントについてまとめました。

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付属のマウント or サードパーティ製マウント

付属の専用マウントを使うメリット・デメリット

サイコンを購入すると、基本的には専用のマウントが付属します。製品にもよりますが、基本的にはマウントアダプタをゴムバンドで縛るタイプがほとんどで、

  1. ハンドル
  2. ステム

など、バンドが取りまわせる部分であれば、どこでも取り付けが可能です。

付属の専用マウントは追加費用が必要なく、好きなところに取り付けができるのがメリットです。

デメリットとしては、

  1. ハンドル周りがゴチャゴチャになる
  2. 前傾姿勢だと視認性が悪い

という点です。

ハンドル周りは、ベルやライトなど保安アクセサリが集まっているところでもあるので、そこにサイコンやスマホホルダー、ドリンクホルダー、アクションカムなど、アクセサリをどんどん追加していくとハンドル上がカオスになってきます。

また、ロードバイクなどの前傾姿勢になる自転車の場合、頭の位置が前に来るため、ハンドル上やステム上にサイコンを設置すると、データを視認するのに頭をしっかり下げる必要があり、高速走行中の視認性が悪いというデメリットもあります。

サードパーティ製マウントを使う

最近では、シンプルなデザインで様々なアクセサリをマウントできる製品が出てきました。

サードパーティ製マウントは、サイコンだけでなく、ライトやアクションカムなどの複数の自転車アクセサリを、一つのマウントでまとめて取り付けるようにデザインされているので、見た目がスッキリできるのが最大のメリットです。サイコンは、Garmin、Bryton、Cateyeに対応しているマウントが多くなります。

対して、デメリットは強度と値段。

特に、ステムボルトから突き出すタイプは、取り付けるアクセサリの重さ次第で、自転車の振動でマウントが金属疲労を起こして、パキッと折れてしまうケースもあります。マウント上に乗っているのは、サイコンやアクションカムなど高額なアクセサリが多いので、落下させて破損させるとかなりの痛手です。

強度がしっかりとしたものを選ぶと、当然ですが今度は値段が高くなります。このあたりはトレードオフになるのを覚悟しましょう。

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マウントタイプ別のメリット・デメリット

続いて、マウントタイプごとのメリット・デメリットを見てみましょう。

サイコンのマウント方法としては、

  1. ハンドルマウント
  2. ステム上マウント
  3. ヘッドキャップマウント
  4. ステムボルト突き出しマウント
  5. ハンドルクランプマウント

の5種類があります。

タイプ 追加コスト 強度 視認性 ハンドルのスッキリ度
ハンドルマウント 不要
ステム上マウント 不要
ヘッドキャップマウント 1,000円ほど
ステムボルト突き出しマウント 1,000〜4,000円ほど
ハンドルクランプマウント 2,000〜8,000円ほど

製品にもよりますが、強度と視認性のバランスが良いのは、ハンドルクランプマウントです。

ハンドルに取り付けるので、支えている面が広く、強度もあります。定番メーカーで言えばレックマウントがこれにあたります。

レックマウント

ステムボルト突き出しマウントもスッキリするため人気ですが、金属疲労で折れる可能性を考えると、そこまで見た目は変わらないレックマウントを買った方が安心です。

クロスバイクやMTBであれば、ハンドル上にマウントしても視認性は悪くないので、付属のマウントを使うのがベスト。走行距離くらいしか確認しないのであれば、ステム上というのも意外とアリです。

強度を最優先にマウント方法を決めよう

サイコンは比較的しっかりした作りのものが多いですが、ディスプレイがある以上落下すると画面割れのリスクがあります。走行中に落下させると、拾うために急ブレーキをかけるなど事故の原因にもつながるため強度のあるマウント方法を選びましょう。

次に大事なのが視認性。道交法的には運転中はサイコンの操作はできませんが、サイコンのデータをチラ見する程度は許容されている(自動車の速度メーターと同じ)ので、出来るだけ短時間でしっかりとデータが読めることが大事です。

視認性が悪いと、サイコンを凝視することになるので、前方確認ができない時間が生まれて事故に繋がります。

どちらも安全性を求める上で重要な要素になるので、サイコンのマウントを選ぶ際は、使い方なども含めて、安全なマウント方法を選ぶようにしましょう。

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