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公開日: 2021/09/07
初心者の手頃なアップグレード・パーツとしても人気のロードバイクのブレーキ。今回は、ブレーキをアップグレードするとどんな効果があるのかを見ていきます。
この記事の目次
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ブレーキをアップグレードすると一番体感できるのがブレーキの引きの軽さです。
エントリーグレードの完成車に乗っている人は、よく「ブレーキだけでも105にアップグレードすると良い」と聞くかと思いますが、完成車の場合シマノコンポで構成されていても、クランクとブレーキだけはシマノでないことがあるからです。
完成車に搭載されている無名ブレーキは、ブレーキ自体のバネが強いことが多く、それが引きの重さの要因となっています。試しに、インナーワイヤーを外して、手でブレーキの開閉をしてみると、かなり重いことがわかるはずです。
シマノの105以上のブレーキは、ブレーキのバネが軽くなっているのでレバーの引きが軽くなったと実感できます。
これは、シマノのブレーキ同士のアップグレードでも同じで、例えばCLARISやSORAなどのエントリーグレードのブレーキから、現行のULTEGRAなどの上位ブレーキにアップグレードすると引きの軽さにびっくりします。
ブレーキをアップグレードするのですから、当然ブレーキの効きが良くなります。
ブレーキの効きがよくなる理由は、
という3点です。
引きが軽いのは先ほど見てきた通りですが、シューも意外と大事です。
また、シマノの最新のブレーキはシューを締め付ける時に角度を調整できるので、リムとシューを確実に面で摩擦させることができます。完成車の安いブレーキは、角度調整ができないため、リムとシューが平行になっていないこともあり、それがブレーキの効きの悪さにも繋がっています。
ブレーキの効きのうち、シューの品質が占める割合はあまり大きくありません。
ですので、SORAなどの下位グレードのブレーキに、上位グレード、例えば105のブレーキシューをつけたところで、ブレーキの効きが劇的に改善することは少ないでしょう。
しかし、先ほど見てきた通り、シマノのロード向けのブレーキシューはリムとの角度調整ができるため、今のブレーキシューが角度の調整ができないタイプで、リムとしっかり面で摩擦できていないのであれば、角度の調整できるシマノのシューに変えることで、ブレーキの効きを大幅に改善する可能性はあります。
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ロードバイクのアップグレードで迷うのが、「グレードか?世代か?」という点です。
この点はシマノのコンポ全体で「最新の下位グレード > 古い上位グレード」と言われますが、ブレーキでは特に顕著です。
例えば、105の2世代前のブレーキはBR-5700ですが、形やデザインを見ると現行のSORAやTIAGRAのブレーキと瓜二つです。
シマノのブレーキは、105までが最新の機構を取り入れて、それ以下については2〜3世代で上位グレードと同じデザインになる傾向にあるので、2世代前くらいまでの上位ブレーキを中古で買うくらいなら、ブレーキの劣化を考えたら新品で現行の下位グレードのブレーキを買った方が効きは良くなります。
例外は完成車の無名ブレーキで、無名ブレーキの品質なら、2世代前の105以上のブレーキの方が良く効きます。
ただし、2世代前でも105以上のブレーキとなるとセットで4,000円くらいすることがあるので、それなら新品のSORAなどの下位グレードのブレーキを買った方が良いでしょう。
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