TIMEのビンディングペダルのグレードと種類

最終更新日: 2024/05/23

公開日: 2021/10/19

ロードバイク向けのビンディングペダルとして根強い人気のあるTIME。今回は、TIMEのビンディングペダルのグレードや種類、グレードとの違いなどをまとめました。

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TIMEのビンディングペダルの特徴

TIMEのビンディングペダルは、「パーツに身体を合わせるのではなく、パーツが身体に合わせる」というコンセプトで開発されているのが特徴です。

シマノ、LOOKなどのメジャービンディングペダルと比較して「膝に優しい」と言われ、脱着が簡単になっているのが特徴です。また、ペダルに固定した際の足の可動域が広く、Qファクターをペダルで調整できるというのもTIMEならでは機能でしょう。

TIMEは1987年にフランスで設立された老舗メーカーですが、2021年にアメリカの自転車コンポーネントメーカー・SRAMにペダル事業を売却しており、TIMEのブランド名はそのままにメーカーとしてはSRAMとなっています。

TIMEのビンディングペダルのグレード

シマノやカンパなどではシリーズごとにグレードが定められているのが通常です。シマノのロードなら、DURA-ACEが最高峰、次がULTEGRA、105という形です。ビンディングペダルについても、同様のグレード分けになっています。

一方で、TIMEのビンディングペダルについては、

  1. シリーズでのグレード
  2. 同じシリーズ内でのグレード

の2つのグレードがあります。

TIMEのビンディングペダルは、商品名が全て「シリーズ名 + 数字」でラインアップされていて、数字が大きいほど上のグレードになります。

TIMEのビンディングペダルの重量と素材の比較

モデル シリーズ 重量(ペア) シャフト ベアリング ボディ 底面エアロプレート
XPRO 12 SL B1 XPRO 174g 軽量中空チタン セラミック カーボン あり
XPRO 12 B1 XPRO 188g チタン スチール カーボン あり
XPRO 10 B1 XPRO 226g 中空スチール スチール カーボン あり
XPRO 15 XPRO 174g 中空チタン セラミック カーボン あり
XPRO 12 XPRO 188g チタン スチール カーボン あり
XPRO 10 XPRO 226g 中空スチール スチール カーボン あり
XPRESSO 6 B1 XPRESSO 230g スチール スチール コンポジット なし
XPRESSO 4 B1 XPRESSO 230g スチール スチール コンポジット なし
XPRESSO 7 XPRESSO 198g 中空スチール スチール カーボン なし
XPRESSO 4 XPRESSO 230g スチール スチール コンポジット なし
XPRESSO 2 XPRESSO 230g スチール スチール コンポジット なし

TIMEのビンディングペダルのシリーズ

XPRO

TIMEのロード向けビンディングペダルの最上位グレードがXPRO。

これまでは10、12、15の3のグレードが用意されていましたが、2024年のリニューアルで、XPRO 12SL、XPRO 12、XPRO 10の3モデルが追加。新モデルには「B1」とつきます。 。

最上位グレードのXPRO 12 SLは日本での実売が7万円以上ですが、同じXPROでも10であれば3万円ほどと半額以下で購入できます。

モデル 定価 シャフト ベアリング
XPRO 12 SL B1 ¥ 75,000 軽量中空チタン セラミック
XPRO 12 B1 ¥ 53,000 チタン スチール
XPRO 10 B1 ¥ 29,000 中空スチール スチール

TIME (タイム) XPRO 12 ビンディングペダル

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メーカー TIME
ボディ素材 カーボン
ベアリング スチール
シャフト チタンシャフト
対応クリート ICLICクリート
重量 94g(片側)

XPRESSO

XPRESSOは、TIMEのロード向けビンディングペダルの通常グレード。かつては1から15までの広いラインアップがありましたが、一部は上位グレードのXPROに吸収された形になり、2021年頃にはXPRESSO 2、XPRESSO 4、XPRESSO 7の3グレードに。

その後、2024年のリニューアルでXPRESSO 4 B1、XPRESSO 6 B1の2モデルが追加。XPRO同様、新モデルには「B1」とつきます。XPRESSO 6 B1とXPRESSO 4 B1の違いは踏み面のスチールプレートの有無です。

基本的な構造はXPROをベースにしていますが、アクスルがスチールだったりとコアパーツを変えることで低価格化をしています。

Mavic ZXELLIUM

Mavicがかつてリリースしていたビンディングペダルのうち、ZXELLIUMシリーズはTIMEとの共同開発アイテムとされており、XPRESSOをベースにしているようです。

ただ、MavicはすでにZXELLIUMを含めたビンディングペダルを廃番としていると言われているため、これから購入する方は注意が必要です。

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TIMEのビンディングペダルのシリーズごとの違い

XPROとXPRESSOの違い

XPROとXPRESSOは、同じICLICクリートシステムを採用したペダルですが、微妙に形状が異なります。

特に大きな違いはXPROシリーズのペダル底面のエアロプレートで、フェアリング機能と、カーボンブレードの保護機能を担っています。

XROとXPRESSOの大きな違いの一つが底面のエアロプレート

また、パーツ面では、XPROシリーズがセラミックベアリングなどの高級パーツを使っているのに対して、XPRESSOはスチールがメインとなっています。XPROシリーズは、XPRESSOにはないエアロプレートを搭載しても、XPRESSOよりも軽量ということは、パーツ面での軽量貢献が大きいということでしょう。

XPROシリーズ同士の違い

XPROシリーズ同士でのモデルごとの違いは、大きくはシャフト、ベアリングの違いです。シャフトは上位モデルから中空チタン、チタン、中空スチールとランクダウンしていきます。

XPRESSOシリーズ同士の違い

XPRESSOシリーズ同士の違いは、XPRESSO 7とそれ以外で分けられます。先程挙げた通り、XPRESSO 7は上位グレードのXPRO 10よりも軽量であることから、XPRO 10とも比較対象になるペダルです。

一方で、XPRESSO 4とXPRESSO 2は全てスチール素材で重量もXPO 15と比較すると30%以上も重くなっています。XPRESSO 4とXPRESSO 2は共に同じ重量、同じ素材となっていて、ペダル面の金属プレート以外の違いがほぼありません。

この記事で紹介したアイテム

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