カーボンフレームのロードバイクを買う時・買った後の注意点

公開日: 2021/09/24

軽量かつエアロ形状で人気のカーボンフレームのロードバイク。今回は、カーボンロードバイクを買う前、買った後の注意点をまとめました。

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購入前にチェックしたいポイント

用途にあっているかを確認しよう

カーボンフレームはフレーム全体の強度はアルミフレームよりも強いとされていますが、一点集中の力に弱く、一点に打撃などで力がかかってしまつお、簡単にクラックが入ってしまいます。

サイクリングやレースなど「ライドすること」がメインの場合は問題ないですが、ツーリングや普段乗り、通勤・通学用途だと、「駐輪する」ことが多くなります。

駐輪場では自分のいないところで、知らない人にロードバイクをぶつけられたり、倒されたりすることがあります。よくあるのが「ロック式の駐輪場に止めていたら、隣の金属ママチャリに突撃されてクラックが入っていた」というケース。相手は鉄製で力一杯ぶつけてくるので、カーボンフレームでは勝てません。

そうしたクラックリスクが多い用途では、カーボンフレームのロードバイクは不向きと言えます。カーボンロードバイクを買う前は、フレームが破損するリスクがあるような用途ではないかをチェックしましょう。

フレームの保証を確認しよう

カーボンロードバイクのフレームは、一度クラックが入ったら数万円かけてメーカーや修理業者に修理してもらうか、フレームを交換するという二択になります。

そんなときに、メーカーによっては、一定期間、破損時の修理代金を保証くれたり、破損時に新品フレームを割引で購入できるようにしてくれるメーカーもあります。

カーボンロードバイクを買う際には、カーボンフレームにどのような保証がついているのかを確認しましょう。

購入後に気をつけたいポイント

フレームがぶつからないように細心の注意をしよう

カーボンフレームのロードバイクの前に、アルミロードやクロモリロードに乗っていた人は、荒くロードバイクを扱っても大丈夫なため、意外とフレークの傷などを気にしないことがあります。

しかし、カーボンフレームの場合、ぶつかった場所が悪いとちょっとしたことでクラックになってしまうことがあるので、細心の注意をしましょう。

特に、外出する際や狭いところを通る際など、サイズが大きいロードバイクは色々とぶつかってしまいがちなので、いつも以上の注意が必要です。

無闇に立てかけない

ロードバイクはスタンドをつけない方が多いため、ガードレールや壁などに立てかけることがあります。

これが意外とカーボンフレームを破損せる原因で、「立てかけておいたら、何かの拍子に倒れてしまって、運悪く地面に縁石にぶつかってフレームが割れた」という話はよく聞きます。

立てかけたら確実にフレームにクラックが入るというわけではないですが、そういうリスクが高くなるということは覚えておきましょう。

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固定ローラー台はやらない

室内トレーニングとして人気の固定ローラー。リアエンドを固定するので、初心者でも簡単にトレーニングできることで人気ですが、カーボンフレームのロードバイクの場合は、メーカーの想定外の力がフレームのかかってしまうため破損の原因になり得ます。

特に、リアエンドを固定するタイプのローラー台は、シートステーとチェーンステーという、カーボンフレームで一番細い部分に上下左右の強い荷重がかかるため、クラックの原因になります。

カーボンフレームのメーカーは様々な耐久テストをしていますが、ロードバイクが上下左右に振れたとしても、メーカーはリアエンドは上下左右に動くことを想定しています。例えば、乗車する時は、車体を傾けて乗りますが、ローラー台だとリアエンドをロックしてペダルに体重が載せるため、載せた方向にフレームがねじれてしまうのです。考えただけでもフレームに悪そうですね。

メーカーによっては「ローラー台での使用は保証の対象外」としているメーカーもあるくらいなので、カーボンロードバイクでは固定ローラー台はやめて、3本ローラーなどのフレームを固定しないタイプのローラー台を使うようにしましょう。

こまめに清掃をしよう

新車で買ったカーボンロードバイクは当然クラックがない状態ですが、使い続けているうちに、何かしらの傷がついてしまう可能性は0ではありません。

クラックが入ってしまったときは、クラックが小さいうちに発見できれば比較的安価に修理ができますが、クラックを放置するとクラック部分で適切に力を分散することが出来ず、クランク近辺からどんどんクラックが広がってきてしまうことがあります。

その意味では、カーボンロードのクラックは早期発見できるかがポイントなので、こまめに清掃をして、クラックがないかチェックするようにしましょう。

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