WheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
最終更新日: 2022/06/10
公開日: 2020/12/07
ディープリムでエアロ効果を出しながら軽量化も出来ることで人気のカーボンホイール。そのメリットやデメリットをまとめました。
この記事の目次
スポンサーリンク
カーボンホイールの最大のメリットは重量が軽いことです。
ロードバイク向けの安いホイールでは前後合わせて2kg以上が当たり前ですが、カーボンホイールの場合、30mm以上のディープリムでも前後で1.5kgくらいのモデルが多く、軽量なモデルでは1,200g台と、圧倒的に軽量化が出来ます。
アルミホイールで前後で1.5kgくらいのモデルとなると、ローハイトの10万円以上するものがほとんどですが、カーボンホイールであれば、ICANなどの新規参入メーカーなら5万円ほどで軽量なディープリムホイールが手に入ります。
エアロ効果があるとされているディープリムですが、リムハイトを高くするとそれだけパーツ面積が増えて重量が増えてしまいます。アルミホイールだと、30mmハイトのリムモデルでも前後で1.9kgくらい、重いモデルでは2kgオーバーと重量級ホイールになってしまいます。
しかし、カーボンホイールの場合、リムがカーボンで軽量なため、1.5kg前後の重量で40mmほどのディープリムのホイールが多くラインアップされています。
カーボンホイールに限らず、カーボン製品のデメリットは手作業による値段の高騰です。
手作業で精度の高い工業製品であるホイールを製造するにはどうしても製造コストが高くなってしまうため、カーボンホイールは安くても5万円前後、著名ブランドのホイールであれば20万円以上も当たり前です。
例えば、ホイールメーカーとして日本での人気のフルクラムで見ると、アルミホイールの上位モデルである「Racing 3」は重量が1,560gで定価82,000円。同じくフルクラムのカーボンホイールで同等のモデルは「WIND 40C」になりますが、Racing 3と同等の前後で1,555gで、定価は167,000円です。おおよそ倍くらいの値段がします。
ホイールリムを押さえつけて制動をするリムブレーキは、摩擦によってリムを高熱にするので、熱に弱いカーボンにはあまり向いていません。一方で金属であるアルミホイールは、カーボンよりははるかに摩擦熱に強い素材です。
最近のカーボンホイールはリムブレーキによう熱変形に対応するために、耐熱処理がされているものがほとんどですが、下り坂などで急激なブレーキをかけるとどうしてもリムが熱で膨張してリムが変形する可能性はあり、最悪ホイール自体がダメになることもあります。
一方で、ディスクブレーキの場合、カーボンリムが摩擦によってリムを高熱になることもなく、ローターやハブにより重くなりがちなディスクホイールを軽量化できるという意味で、カーボンリムに最適なホイールと言えます。
スポンサーリンク
壊れた時に補修がきかないというのはアルミホイールも同じですが、カーボンホイールの場合はアルミホイールよりももっと繊細です。
熱膨張で形が変形してしまったら補修はほぼ不可能ですし、衝撃でクラックが入ってしまったら補修パーツで補修するだけでは耐久性に問題が残ります。
その意味でも、カーボンホイールはリムにストレスを与えないディスクブレーキに最適なホイールと言っても良いかもしれません。
カーボンホイールのメリット・デメリットについて見てきました。
最近ではプロ選手の多くがディープリムのカーボンホイールを装備していることもあり、ロードバイクやクロスバイクに乗る人からするとカッコ良い憧れのホイールでもありますが、必ずしもメリットばかりではないことがわかります。
プロ選手はメーカーからホイールを提供してもらっているため、耐久性などはワンレース持てば良いでしょうが、資金に限りがあるホビーユーザーの場合は耐久性もしっかり考えて、ホイールを選ぶ方が必要があるということを覚えておきましょう。
スポンサーリンク
混乱しやすいシマノのスプロケットとホイールの互換性をわかりやすく解説
どのホイールがシマノのどのスプロケットに互換するのか、いろんな組み合わせがあって意外と混乱しがちです。今回は、ホイール・スプロケットの規格から、スプロケットとホイールの互換をわかりやすく、覚えやすく解説します。
C17? C15? 自転車ホイールの商品名の「C+数字」の意味は?
メーカーによっては、自転車ホイールの商品名にC15やC18といった「C+番号」形式が入っていることがあります。今回は、ホイールの「C+番号」について解説します。
ロードバイクのディスクブレーキ化に必要なパーツと買う時の注意ポイント
現在のリムブレーキ・ロードバイクをディスク化が可能かの判断ポイントをまとめて解説。ディスク化する際に必要パーツと、フレーム・ホイール、ブレーキなどのパーツ互換性、注意ポイントをまとめました。
自転車のディスクブレーキの効きにも大きな影響を与えるディスクブレーキのローター。ディスクローターの種類の違いと、選び方、アップグレードをすると何が変わるのか、大手メーカーのローターのラインアップと互換性、重量をまとめました。
自転車用ディスクブレーキのマウントの種類と見分け方、アダプターの選び方
規格違いのキャリパーや、ローターサイズの変更の時に必須となるのが自転車用ディスクブレーキのマウントアダプター。マウントアダプターの種類と見分け方、シマノのマウントアダプターの型番などを解説します。
内セレーション?外セレーション?センターロックのロックリングの種類
センターロック式ディスクブレーキ用のロックリングには内セレーションと外セレーションがあります。それぞれの違いと選び方をまとめました。
ロード向けメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパーまとめ
メンテナンスのしやすさや、リムブレーキコンポからのディスクブレーキへのアップグレードが低コストで行えるメカニカル(機械式)ディスクブレーキ・キャリパー。主なメーカーのモデルをラインアップし、比較しました。
自転車のディスクローターの歪みとは?起こる原因と歪みを補正する方法
ディスクブレーキ自転車のディスクローター付近から「シュッシュッ」という異音が聞こえたら、ディスクローターの歪みの可能性があり。なぜディスクローターの歪みは起こるのか、歪みを補正する方法をまとめました。
シマノのロード・MTB向け油圧ディスクブレーキのテクノロジー・規格と選ぶ際のポイント
ワイヤーを引くだけの機械式ブレーキと違い、油圧ディスクブレーキは様々な規格やメーカーごとのテクノロジーがあります。今回は、シマノの油圧ディスクブレーキのテクノロジー・規格をピックアップ。選ぶ際のポイントを紹介します。
CANNONDALE、PINARELLO、BIANCHI、BROMPTONの対象ロードバイク、クロスバイク、ミニベロが最大10%ポイント還元!新車を安く買うチャンス!
2025年1月31日 23:59まで
セールページを見るWheelTopの電動コンポーネント「EDS」の特徴、スペックまとめ
中国メーカーWheelTopが新しくリリースした格安電動コンポーネント「EDS」についてスペックや特徴をまとめました。
シマノの最新リアディレイラーに採用されている「シャドー・RD」とは何か?その特徴と、選ぶメリットを解説します。
【MTB・クロスバイク】フラットバー用・油圧ブレーキメーカー
MTB・クロスバイク用の「フラットバー用・油圧ブレーキ」を製造しているメーカーと、その特徴を解説。フラットバー用・油圧ブレーキメーカーの選び方も。
シマノのロードバイク、MTB、クロスバイク用コンポーネントで採用されているチェーンの互換性を解説。チェーンの選び方について解説します。
シマノから新しくリリースされた8速コンポーネント「ESSA」のラインアップと、既存8速パーツとの互換性を解説します。
SRAMのロードバイク、MTB向けスプロケットの互換性を解説。互換するドライブトレイン、ホイールを見つけることができます。
SRAMのMTB向けコンポーネントの互換性について解説。互換性があるパーツの組み合わせ、組み合わせることができないコンポーネントをまとめました。
それぞれ別コンポーネントの互換システムにある、ロード用スプロケットとMTB用スプロケットは組み合わせて使うことができるのかを解説します。
シマノDi2コンポーネントを接続するのに必須な専用工具「プラグツール」の種類と、各Di2パーツとの互換性について解説します。
シマノ・CUESシリーズのスプロケットの互換性を詳しく解説。スプロケットと互換が発生する、リアディレイラー、チェーン、ホイールの互換性を一覧で確認できます。
シマノの油圧ブレーキ用ホース・コネクティングボルトの規格と選び方
シマノの油圧ブレーキ専用ホース「BH90」と「BH59」の違いやコネクティングボルトの種類、自分のブレーキに合う油圧ブレーキ・ホースの選び方、選ぶ際の注意点を解説します。
【メーカー別】油圧ブレーキのオイル種類と特徴、メリット・デメリット
自転車の油圧ブレーキで使われる油圧オイルの種類とそれぞれの特徴、メーカーごとのブレーキオイルの種類を解説します。
シマノ・Di2システムの根幹であり、システム全体のレイアウトにも影響を与えるDi2 バッテリー。種類と互換性について解説します。
シマノ・Di2コンポーネントのエレクトリックワイヤーの種類と、Di2コンポーネントとの互換性をまとめました。
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの世代の見分け方
シマノの電動変速システム「Di2」コンポーネントの互換性が発生する世代分けについて解説。各シリーズのコンポセットがどの世代になるのかを一覧でまとめました。
11速までと大きく変わった、シマノの12速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの11速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの10速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
シマノの9速スプロケットを使う上で重要な「取り付けるホイール(フリーハブ)」と「ドライブトレイン」の二つの互換性について解説します。
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違いと選び方
MTBの「ブースト(BOOST)クランク」とは?従来のクランクとの違い、メーカーごとのラインアップと選び方を解説します。