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1万円から始めるロードバイクの室内トレーニング環境
公開日: 2021/07/01
寒い日や雨の日が続くと、ロードバイクのトレーニングができる室内トレーニング環境が欲しくなります。今回は、「室内トレーニングはしたいけど、費用が高い・・・」という方にために、1万円から始められるロードバイクの室内トレーニング環境をご紹介します。
この記事の目次
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ロードバイクの室内トレーニングに必須のアイテム
ローラー台:7,500円
室内でロードバイクのトレーニングを行う場合は、ローラー台は必須です。
ローラー台は、
- 固定ローラー
- 3本ローラー
- スマートローラー
の3種類があります。
ローラー台は数万円する製品が多いですが、探せば新品でも1万円以下の製品もあります。また、中古で探せば、ミノウラやエリートなどの定価なら数万円する大手メーカーのローラー台も7,000円程度で入手可能です。
本格的なトレーニングをした方は3本ローラーやスマートローラーを使っている方が多いですが、これから始める方にオススメなのは手頃な固定ローラー。
固定ローラーは、価格もこなれていて畳めばコンパクトになるので、部屋で邪魔にならないというメリットもあります。
ローラー台は1つ持っておけば、大手メーカーのものであれば滅多に壊れるものでもないので、室内用のフィットネス機器を買ったと思えばそこまで高い買い物ではないかと思います。
スピード・ケイデンスセンサー: 2,500円
ロードバイクで外を走っている時は、スマホやサイコンのGPS情報でスピードや走行距離が算出できますが、物理的に移動をしない室内トレーニングではスピードや距離を計測できません。
そこで重宝するのがBluetoothタイプのスピード・ケイデンスセンサー。ローラー台では少なくとも後輪は回転するので、後輪の回転数からスピードと走行距離を計測可能になります。
XOSS (エックス・オー・エス・エス) ANT + Bluetooth 4.0 ワイヤレス スピード・ケイデンスセンサー
メーカー | XOSS |
---|---|
計測データ | スピード、ケイデンス(排他仕様) |
接続方式 | Bluetooth、ANT+ |
電源方式 | ボタン電池 |
やってみるとわかりますが、ローラー台でのトレーニング中に、スピードが距離が表示されるとされないとでは、ローラー台トレーニングのモチベーションが全く違います。「どれくらいの速度で走った」「どれくらいの距離を走った」という指標があると、モチベーション維持がしやすくなります。
また、スピードセンサーがあれば、人気のバーチャルライドアプリ「Zwift」も楽しめます。
Bluetooth ANT+センサーの選び方・おすすめランキング
Bluetooth ANT+センサーの選び方や選ぶ際の注意点、現在日本で手に入るおすすめBluetooth ANT+センサーをまとめました。
フィットレスアプリ:0円
室内トレーニングでの走行データの記録はサイコンでもできますが、気軽に使うならスマホのアプリがオススメ。室内トレーニングに対応しているアプリで言えば、人気フィットネス機器メーカーのWahooのアプリが人気です。
WahooアプリではBluetooth接続で簡単にセンサーを追加できるほか、Stravaとの連携も可能なので、通常のライドと合わせてどれくらい走ったのかを記録できます。
Wahooアプリは、iPhoneでもAndroidでも無料で使えますし、登録したアカウントにデータが保存されるので、機種変更をしても使い続けられるのもメリットです。
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室内トレーニングをもっと充実させるアイテム
心拍センサー:5,000円
Bluetoothでスマホに接続するタイプの心拍センサーがあると、心拍数をリアルタイムでトラッキングして、トレーニング中の身体への負荷を調整できます。
Wahoo (ワフー) TICKR Heart Rate Monitor (WFBTHR04G)
メーカー | Wahoo |
---|---|
計測データ | 心拍数 |
接続センサー | Bluetooth、ANT+ ※同時に最大3つのBluetooth接続によるペアリングが可能 |
電源方式 | ボタン電池(CR2032) |
ローラー台でトレーニングをしていると、ずっと場所で走っているため、「登っている」「スピードが出ている」といった体感的な負荷がわかりません。心拍センサーがあれば「今どれくらい辛いのか」がわかるので、トレーニング中のモチベーション維持がしやすくなります。
特に、
- 高負荷トレーニング
- ダイエットのための運動
でロードバイクを使っている方は、負荷がわかりづらい室内トレーニングでは心拍センサーがあったほうが負荷調整ができるため、トレーニングの質をグッと高めることができます。
ローラー台用の後輪ホイールセット:10,000円
固定ローラーを使う場合は、ローラー台専用のクイックリリースで後輪を支えるのが通常です。そのため、普段外で走る時とは別に、室内トレーニング用のホイールセットがあると便利です。
ローラー台用の後輪ホイールセットは、
- 後輪ホイール
- タイヤ・チューブ
- スプロケット
を用意しましょう。
一番高いのはホイールですが、室内トレーニング用と考えたら、数千円程度の安いものでも構いません。またタイヤはローラー台との相性が良い「室内トレーニング専用タイヤ」を選ぶと、ローラーとのフォットして走りやすくなります。
オススメのローラー台環境
最後に、オススメのローラー台環境をグレード別にご紹介しましょう。
内容 | セット | セット価格 | スピード | 走行距離 | ケイデンス | 心拍数 |
---|---|---|---|---|---|---|
エントリーセット | ローラー台 スピードセンサー |
10,000円 | ○ | ○ | x | x |
ベーシックセット | ローラー台 スピードセンサー ケイデンスセンサー |
12,500円 | ○ | ○ | ○ | x |
脱初心者セット | ローラー台 スピードセンサー ケイデンスセンサー 心拍センサー |
17,500円 | ○ | ○ | ○ | ○ |
「とりあえずローラー台を初めてみたい」という方は、ローラー台とスピードセンサーだけのセットでも全然問題ありません。初心者の方なら、「信号停止のない、ぶっ続けで走るトレーニング」を30分ほどするだけでも相当なトレーニングなります。
そこから「もうちょっと具体的な走りのトレーニングをしたい」と思ったなら、まずはケイデンスセンサーを追加しましょう。ケイデンスがわかると、巡航速度での「ケイデンス維持トレーニング」や、ローラー台の重さに合わせた「仮想ヒルクライムトレーニング」なども出来ます。
あとは、心拍センサーも追加すれば、室内トレーニング環境としては脱初心者から中級者の初めくらいまでは対応できるでしょう。
中級・上級者になると、パワーメーターや自動負荷調整機能なども欲しくなりますが、流石に10万円を超える出費になります。
この記事で紹介したアイテム
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ANT + Bluetooth 4.0 ワイヤレス スピード・ケイデンスセンサー
メーカー XOSS 計測データ スピード、ケイデンス(排他仕様) 接続方式 Bluetooth、ANT+ 電源方式 ボタン電池 -
TICKR Heart Rate Monitor (WFBTHR04G)
メーカー Wahoo 計測データ 心拍数 接続センサー Bluetooth、ANT+
※同時に最大3つのBluetooth接続によるペアリングが可能電源方式 ボタン電池(CR2032)